今朝はとっても寒い朝でした。
まだ夏仕様の部屋着を着ている上、衣替えもしていないので、羽織るものがなくて困りました。
しかし、今日で9月も終わり。明日はもう10月になるので、そろそろ夏物をしまって冬物に衣替えしてもいい時期です。
今日もすごぶるお天気がいいので、午後は早速冬支度をしてしまいましょう。
その前に、まずは今日のお菓子第一弾です。
先日、仕事で京都へ行ってきたという知人から、生八ツ橋のお土産を頂きました。
東京でもデパ地下などで見かけると、たまーにカリカリの八ツ橋を買ったりしますが、生八ツ橋は久しぶりです。
もう、八ツ橋は京都土産の定番ですから、誰もが数え切れないほど食べたことのあるものだと思うので、あえて説明は不要かと思います。
八ツ橋を作っているお店は、いくつかありますが、こちらは『聖護院八ツ橋総本店』さんのもので、聖祭菓『古都の秋』。
聖と抹茶、2種の生八ツ橋が入っています。
あのニッキが香るぷにゅっとした生地、ほんのとしたきな粉も好き。
八ツ橋を食べるたびに「シナモン」と「ニッキ」って、やっぱり違うのだなぁ。。。と、思うのです。
この抹茶の八ツ橋は、いい色ですね。鮮やかさではなく、渋いモスグリーンが綺麗です。
抹茶はそれほど強く主張してきません。抹茶よりも、やっぱり八ツ橋の味なのです(笑)
水分量のすくない、モタッとした餡子も。
そして、なによりも生地と餡子の配分がしっくりくるんです。
久しぶりにいただきましたが、やっぱり美味しいですね。
この変わらないお味にホッとします。
長く愛され続けているお菓子って、みんな同じような安心感があるものなのですね。
ところで、この「祭菓」シリーズには、ミニコラムがついているってご存知でしょうか?
私はこの度初めて知りましたが、何気なく読んでみると、なんだか古い小説を読んでいるようで、なかなか面白かったです。
作中の会話はもちろん京都弁、なんとなく時代がかった背景が読み取れるような文、そしてほとんどのコラムで「八ツ橋屋」という登場人物が現れます。
あえて「八ツ橋」というお菓子ではなく、八ツ橋屋を登場させるところが、さりげなくて、読み手が自然と八ツ橋を連想して行く仕掛けになっている?
はて、お菓子を連想してしまうのは、食いしん坊だけかしら?と思いながら、このようなものを読みながら、八ツ橋をいただいていると、旅に出たくなるわ。。。と、改めて思うのです。
いつになることやら。。。
ちなみにこのミニコラムは『聖護院八ツ橋総本店』さんのホームページからバックナンバーを見ることもできます。
ご興味のある方は、読んでみたらいかがでしょうか。