毎年、新年のお楽しみの一つである『ガレット・デ・ロワ』。
今年はちょっと遅くなり、Epiphanyには間に合いませんでしたが、ギリギリのところで例年通り楽しむことができました。
年末年始になると思い出すガレット・デ・ロワですが、今年も三ヶ日が過ぎたら買いに出かけようと予定していました。
毎年、割と気まぐれに美味しそうだなと思ったお店のもの選んでいるのですが、今回も某店の物にしようかしらと、大方のあたりはつけていました。
ところが、思いもよらぬ腰痛のため動けなくなり、引きこもること1週間。予定していたお買い物には当然行けず、今年はダメと一旦は諦めたものの。。。
気分を変えて、ネットのお取り寄せでもと思いましたが、気になるものが見つからず、また来年の楽しみにしようときっぱりあきらめ、代わりに(憂さ晴らし)バレンタインデーのお菓子を物色し、ポチポチとしまくっていたのですが、そんな時です。。。
ちょうど『ドゥブルベ・ボレロ』さんのサイトをのぞくと、まだガレット・デ・ロワが出ているではありませんか⁉︎
そうだ、ここがあったわ!と、わかった途端、どうしてもこちらのガレット・デ・ロワをお試ししたくて、すぐにお取り寄せしました。
ほどなくして、やってきました、滋賀から。
遠路遥々、プチイケメンな宅配便のお兄さんに連れられたガレット・デ・ロワが!
ガレット・デ・ロワ プレーン M
こんな素敵な箱に入ってきます。
箱の上に、カットの仕方などが丁寧に書かれた紙が貼ってあります。
この通りにカットすれば、フェーヴにナイフが当たらない?
王冠もオーソドックスなゴールドではなく、カラフルなものがついてきました。
そして、蓋を開けると。。。
とても美しいガレット・デ・ロワが登場。
1個 ¥3,249(税込)+送料 ¥1,034
こんがり渦巻きが惚れ惚れするほどです。。。
昨今はフェーヴをパイの中に入れないお店も多いのですが、こちらはしっかり中に潜んでいます。
8等分にカットして、自分の好きなカットを選びます。
パイ生地がとにかく美味しくて、これには感動です。
サクサクとした歯応えに、広がる香ばしさ。もう、中身がなくてもこれだけでいい!というくらい。
中のアーモンドクリームも、しっとりと滑らかな食感。甘すぎず、風味がよく、とても上品な味わい。
パイに負けず劣らずの美味しさ。
もう最強のガレット・デ・ロワですね。
これはいくらでも食べられる!と、外国人夫は一気に3カット食べたほど。
しかし、フェーヴは出ませんでした(笑)
今年は誰のところに幸運(フェーヴ)が訪れるか⁉︎
できることなら、自分ではなく、今年は大学受験のある次女に当たるといいのだけれど。。。
などと、思いながらパクリ。
私ではありませんでした。。。
では、誰のもとに?
見事、引き当てたのは次女でした。
幸先よしと思ったら、外国人夫が「これに入っているから」と耳打ちした模様。
よく見ると、他のカットよりも若干膨らみがあるのです。
ずっぽりと埋まっています。。。
なんの形でしょう?
可愛い雪だるまでした。
やっぱりフェーヴは別添えよりも、こうして中に入っていた方が楽しいですね。
今年の『ガレット・デ・ロワ』。初めて『ドゥブルベ・ボレロ』さんからお取り寄せしましたが、感動の美味しさでした。
甘さ控えめの上品で優しい味わいは、王様(ロワ)というよりは、慎み深き貴婦人のよう。
これまで、ガレット・デ・ロワというよりも、どんな可愛いフェーヴかな?と、そちらの方が楽しみだったのですが、今回はフェーヴそっちのけで、そのお味を楽しみました。
それほど、美味しかったのです。
もう、お見事としか言いようがありません。。。
そして、相変わらずのコストパフォーマンスのよさ。焼菓子もそうですが、こちらのお菓子はいつもその値段に驚かされます。
送料を差し引いても、まだ「このお値段でいいの⁉︎」と思うほどで、遠方に住むこちらのお菓子ファンとしては嬉しい限りです。
腰痛のおかげで予定変更となり、思いがけず『ドゥブルベ・ボレロ』さんのガレット・デ・ロワをいただいてみることにしたのですが、これは不幸中の大きな幸いでした。
2021年もよい年になりそうです。