今日は一日雨降りの東京でした。
病院へ行った帰りに、南青山の『まめ』さんに寄ってきました。
先日、ちょっとブログでも触れた通り、今月で閉店となります。
今年はまだ行けていなかったので、好きだった和菓子をたくさんお持ち帰りし、しみじみといただきました。
そんな餡子三昧な日ですが、ブログの方は洋菓子トピックです。
最近、感動的なくらい好みのお菓子と出会ってしまいました。
『Hofbackerei Edegger-Tax(ホーフベッカライ エーデッガー・タックス)』さんのテーゲベック。甘い焼菓子です。
実はこのお店、このブログを始める何年か前に、秋葉原までドイツパンを求めて行ったことのあるお店なのです。
その時はとにかくドイツパン!ということで、甘いものはクグロフ、ザッハなど定番をお持ち帰りしただけで焼菓子はスルーしていました。
東京でもドイツやオーストリア菓子を扱うお店はそう多くないので、また行こうと思っていたら、いつの間にかなくなってしまい、とても残念な思いをしたお店だったのです。。。
それが昨年、京都の方で再オープンしたと知り、またしても「京都か。。。遠いわよね、残念。。。」と思っていたところ、ネット通販が開始というではありませんか⁉︎
すぐにお試ししたかった焼菓子をポチリました。
冷蔵で届いたこのお菓子、とっても贅沢な高級感漂うラッピングです。
なんと言っても、オーストリアのハプスブルク家御用達ベーカリーという称号を持つ老舗ですから。
1569年、オーストリアのグラーツで創業され、1888年にハプスブルク家御用達ベーカリーとなりました。
秋葉原のお店ができたのが2015年ですが、翌年には麹町へ移転。さらにその翌年2017年に日本店は閉店となっています。
そして、昨年2020年9月に京都でオープン。
Teegeback(テーゲベック)
1缶 ¥3,456(税込)
+ 送料 ¥1,364(計¥4,820)
送料込みだと、ちょっとしたお値段になりますが、それすらも惜しくない!というくらい、お取り寄せしてよかった〜と思った、人気のお菓子5種類を詰め込んだクッキー缶です。
シシーブッセル
お口に入れた途端、ザクザクとした食感と共に、ヘーゼルナッツの香りに包まれます。
杏子の酸味が甘さにアクセントを与えていて、美味しい〜!
このお菓子は、ハプスブル家のエリザベート王妃のために、エーデッガー・タックスが考えたお菓子だといい、グラーツ銘菓の一つとなっています。
ちなみに、お菓子の名前になっている「シシー」はエリザベート王妃の愛称です。
ヴァニラキプフェル
サクサク、ホロ〜リと、とっても柔らか。
アーモンドの風味がきいていて、とっても優しいお味です。
オーストリアでは定番のお菓子ですが、こちらは感動的なまでに美味しいキプフェル。
ネロ
サクサク、ホロホロの口溶けのよいショコラ生地に、プラリネクリームがサンドされています。
優しく上品なチョコレートの味わいは、とっても贅沢テイスト。
皇帝ネロにちなんでネーミングされたお菓子ですが、味わいは「暴君ネロ」のイメージとは、真逆の優しいお味。
なぜこのネーミングになったのでしょうか?その辺も興味深いです。。
マロッカナー
もちっとした歯応えのあるヘーゼルナッツのクッキーに、サブレを組み合わせた二層の生地。サンドされているのは、ほんのり酸味のあるベリージャムです。
隅にちょっとだけコーティングされているチョコレートも濃厚で、よい仕事をしてくれています。
ほんのりとシナモンぽいスパイシーな香りが漂います。
これ、本当に美味しくて、思い切りストライクゾーンのお菓子です。
グラーツァーエッケ
バターの風味がきいた、美味しいサクサクのサブレ。
小窓の中には自家製のスグリジャム。酸味の強いジャムですが、コーナーに施された濃厚なチョコレートとピスタチオがアクセントになっていて、これまた美味。
グラーツを代表する伝統菓子だそうです。
歴史あるお店のお菓子というのは、別の意味で食べる楽しみがあります。
ただお菓子の美味しさを味わうだけでなく、こんな歴史があったのか、あの人もこのお菓子を楽しんでいたのね!などなど。。。
色々な想像を巡らせ、家族であれこれお喋りしながら食べていると、あっという間に缶の中は空っぽ。。。
日本にいると、フランス菓子を食べる機会の方が断然に多いのですが、久しぶりにこのタイプのお菓子を口にし、ちょっと感動しました。
東京からなくなってしまったのは、とっても残念ですが、オンラインでお取り寄せできるので、それだけで幸せです。。。
しかし、京都のお店では『シュネバーレン』もあるとか。。。そう聞くと、「それもお試ししてみたいわ」と、羨ましさがどっと溢れてきそうになるものの、東京にはあの『ツッカベッカライ カヤヌマ』さんがありますもん。。。
そう言えば、今年の冬はコロナのせいでシュネバーレンを食べていませんでした。
行かなくちゃ。。。
www.hw-frankie.com
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