今日は朝から曇り空の東京でしたが、午後には雨が降り出しました。
特に用事もなかったので、家でのんびりお菓子をつまみながら、「お菓子を巡る暮らし」について考えたりしていたのですが、そのきっかけが、最近「サバランが美味しい!」という記事をあげた『近江屋洋菓子店』さんです。
今週からいよいよ改修工事に入りますが、懐かしの店内を最後に見ておこうと、最近何度か足を運んだのですが、久しぶりに昭和感溢れるお菓子を食べたら、なんだか満足してしまって。。。
あれも食べたい、これも食べたい、そんな気持ちがすっかり落ち着いてしまいました(笑)
新しい味に出会うことも楽しいですが、もう少し古きを訪ねるのもいいのではないかしら。。。とか。
今日はそんなお菓子です。
レーズンビスクウィ
このお菓子、「バターサンド」でも、「レーズンサンド」でも、「レーズンウィッチ」でもありません。
『レーズンビスクウィ』です。
「れーずんびすくうぃ」ちょっと言いづらい(笑)
その下にフランス語でなにか書かれていますが、私はフランス語はさっぱりわからないので、どんな説明なのかは不明です。
「洋菓子店、近江屋のお送りする、美味しいビスクウィで、make your happy !」
みたいな感じかと想像しております(笑)
その名の通り、このお菓子は紛れもなくビスケットが主役でしょう。すこぶる美味なのです。
厚めのビスケットは、いい感じに焼き色がついています。
生地が厚いせいか、食感はサクサクとザクザクの中間?といった歯応えです。しかし生地のキメが細かいため食感はとても柔らか。
ビスケットそのものに、ほんのりとした甘さがあります。
アーモンドプードルをしっかりと使ってあるようで、風味もよろしく絶妙な焼き上がり。
本当に美味しいビスケットで、もはやなにもサンドしなくていい!というレベル。
バタークリームは少なめですが、フレッシュバターが使用され、甘さ控えめのふんわりやわらか。
その中にシャクッとした食感のレーズンがたっぷりサンドされています。
洋酒も若干使われていますが、それと感じないくらい控えめです。
大人から子供まで満足できるお味ですね。
私にとってレーズンバターサンドの元祖といえば、やはり新橋にある『小川軒』さんのレーズンウィッチ、そして北海道『六花亭』さんのマルセイバターサンドですが、それに合い通じる、昔ながらのお味です。
今は、本当に美味しいバターサンドが沢山ありますが、そんな今時のバターサンドとは一線を画す、まさに元祖レーズンバターサンド!
色々食べてきた後だからでしょうか、「こんなに美味しかった⁉︎」と、一気に3つも平らげてしまいました(笑)
こちらはとても人気があって、遅い時間に行くと売り切れてしまっていることもありますので、早めが安心です。
消費期限は袋に貼ってあったシールからすると5日間ですが、「フレッシュバターを使用しているのでお早めに」だそう。
マドレーヌ
こちらのパッケージは、わかりやすく店名です。よかった。。。
まん丸でちょっぴり大きめのマドレーヌです。
外側はわずかにサクッと感。中はみっちりと生地が詰まっていて、ふんわり、しっとりというよりはドライ系。
しかし、パサパサとしていないところがすごい。
卵とバターの風味だけで、勝負しているような、素朴な味わいで、とても美味しい。
カレンズがちょっぴり散りばめられていて、それが時折顔を出します。
ケーキのみならず、焼菓子も本当に美味しいです。
今回はお持ち帰りしませんでしたが、エンガディナーやパウンドケーキ系も美味しかったので、まだまだ足を運ばなければいけませんね。とにかくケーキに焼菓子にと種類も豊富で困ります(笑)
大人から子供まで楽しめる素朴な味わいのお菓子、そして美味しいだけでなく、誰でも普段使いできる価格も魅力です。
老舗洋菓子屋さんとして、長いこと人気を保ち続けているのもそうした理由からなのでしょう。
特に私は昭和の東京で生まれ育った人間なので、この手の味には弱いのです(笑)
この他にも、ドライケーキという商品があります。ロシアケーキみたいな感じですが、これもまた美味しい!
日持ちもして、見た目もすごく可愛いので、贈答用にも大変喜ばれるお菓子ですが、特別な時には自分にプレゼントしたいお菓子です。
そちらのレビューはまた後日、ゆっくりと。。。