ゴールデンウィークを前に、明日から東京はまた緊急事態宣言に突入です。
1年以上経過したというのに、新型コロナは落ち着きを見せるどころか、さらに変異種による拡大など、まだまだ先が見えない状況となっています。
一体いつになったら、気兼ねなく旅に出られるのでしょうか。。。
せめてお菓子を食べて、旅した気分になりましょうということで、本日は久しぶりの京都銘菓。
先日、知人から頂いた『聖護院八ツ橋総本店』さんの生八ツ橋です。
京都には『八ツ橋』のお店がいくつもありますが、その中でも特に知られたお店ではないでしょうか。
お土産用に誂えられたものなのか、箱がすごく素敵です。
季節ごとにパッケージが変わったり、東京では見かけることのないデザインが、たびたび出ているようですね。
そして、柄だけではありません。
四季に応じた『枕草子』の一節が箱に書かれていて、開くたびに楽しめる仕掛けになっています。
箱を開くと、まず「冬はつとめて。」
次が「春はあけぼの。」
「夏はよる。」
そして最後の「秋は夕暮。」
すべて開くと、八ツ橋さんが出てきます。
20×20で、合計40枚の生八ツ橋入りです。
シート状のペロンとした生八ツ橋。
きな粉のよい香りが漂います。
そして八ツ橋には欠かせないシナモンの風味。
モチモチとした独特の食感は、生八ツ橋だからこそのお楽しみと言えます。
もう一つ、抹茶です。
こちらもまたシナモンの香り、そしてほんのりと抹茶の風味がします。
餡子が包まれている時は、あまり感じることがなかったのですが、こうしてシンプルに生八ツ橋だけをいただくと、きな粉の果たす役割がよくわかります。
普段はデパ地下の銘菓コーナーで、カリカリに焼いたハードタイプの八ツ橋を買ったりしていますが、このようなシンプルを極めた『生八ツ橋』はほとんど見かけません。
こうしてたま〜にいただくと、『生八ツ橋』も、こんなに美味しいのね。。。と、改めて感じます。