お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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お金持ちは質素というけれど。。。投資、消費、浪費から考えるお金の遣い方と価値感。

今日も一日とってもよいお天気でしたが、私は朝から少々不調でした。

昨夜の頭痛が残っていたりと、体調も絶好調ではなかったので、家でゆっくり過ごしました。

毎日、少しずつ断捨離をしているのですが、今日はそれもお休み。代わりに先日処分しようかどうか迷っていた古い家計簿を眺めていました。

下世話に思われるかもしれませんが、私はお金のことを考えるのが好きなのです(笑)

家計簿も家計管理というよりは、振り返りのために長年つけ、保存していると言った方がいいかもしれません。

この歳になると、お金をどう作ってどう貯めるか?よりも、どう遣うか?ということの方に気持ちが向いてきます。

お菓子にばかり散財している場合ではない!

ということで、今日はお菓子レビューではなく、久しぶりにお金のトピックでまいります。





家計簿の役割

私は長年家計簿をつけていますが、たまに何年も前の家計簿を出してきて現在との比較をしています。

これはまるで日記を見ているようで、「ああ、この頃はこんなものが好きで散財していたのだわ」などと、お金のみならず自分の生活が見えてなかなか面白いものです。

今回も自粛中のお金の遣い方を調べようと、過去の家計簿を眺めていたのですが、
コロナ以前にやはり増税の影響を実感しました。消費税ゼロの時代を知っているだけに、10%というのは決して小さくないなと。。。


出ていくお金が増えれば、当然その分手元に残るものは少なくなります。
それならばいっその事、お金など遣わずに引きこもっていようかしら?などと非現実的なことが頭をよぎったりもしますが、現実問題としてお金を遣わずに生活するのは不可能です。

ただ、遣い方を変えることはできます。どうせ出て行くお金なら、少しでもメリットのある遣い方ができないものか?と考えます。

ここで参考になるのが、お金持ちさん達です。
幸いなことに周りにはお金にうるさいリッチマダム達がたくさんいます。彼女達は惜しげも無くお金のお話を披露してくれるので、美味しいランチを頂きながら、常にお勉強することができるという両得(新型コロナ以降、ランチ会は休止していますが)。

これを無駄にしてはいけないわ!と、庶民の私は恥も外聞もなく「どうして?」「なんで?」「どうやって?」と、あらゆる質問を繰り出しながら、その動向を探ってきました(笑)





お金持ちは本当に質素なのか

概して、お金持ちは質素であると言われます。悪くいえばケチとも言いますが、ぱっと見、質素な生活をしているように見えても、実はかけているところにはかけているなと感じることが多いものです。

ただ、同じお金持ちでも、その人によってお金をかける対象は異なっています。

これはまさに価値観、またどのような生き方が自身にとって幸せなのか?
その考え方による違いです。

ただ、共通して言えるのは、無駄を嫌うという点。そして、対人関係に関しては、お金を遣うことを躊躇しないということ。自身の損得を考えるよりも、むしろ進んで人のためにお金を遣っていると見えることもあるほど、人脈というものを重要視します。

何にお金を遣うのか

では、一見質素なお金持ちマダム達は、一体何を価値としているのでしょうか。

お金の遣い方を考える上で、大まかに分けられるのが「投資」「消費」「浪費」の3つです。
彼女達の場合、この3つが自分の中で明確になっていて、投資に重点を置いています。

投資
これは文字通り、リターンを見越してかけるお金です。
例えば、マダム達の間でよく行われているのが、高価なバッグや貴金属を買い、頃合いを見てそれをさらに高値で売るということです。

何十万、何百万円ものバックなど、必ずしも必要なものではありません。言ってしまえば自己満足、ついでに他人から「あら、素敵!」とでも言われて、その時だけ良い気分になる程度のものです。

それでも高価なバッグや貴金属を買うのは、自分を飾ることが目的ではなく、のちにお金が増えることを見越しての投資なのです。

また別のマダムは勉強にお金を投資しているといいます。その勉強も今後予定しているビジネスに必要な知識を得るためのものなど、その先にはさらなるお金儲けが視野に入っています。

そして人付き合いも投資の一つであるといいます。
実際は友人間にビジネスを持ち込むことはありません。そこにはお金を儲けることに直接の繋がりを持つことはありませんが、困っている友達がいれば、然るべき人を紹介し合ったり、相談に乗るということはよくあります。

また、単純に美容や趣味など、良いサロンはどこかなど、情報交換することも投資の一つとして捉えています。
他にも、普通では行くことのできない会員制のレストランやバーなどに同行させてもらうなど、人とのお付き合いがもたらすことは、その交友費以上、まさにお値段以上のリターンを期待することができるというわけです。

これに関しては、どのマダムも同じようなお金の遣い方をしていると感じます。




消費
こちらは日々生活する上で必要なもの、またその生活を向上させるために遣うお金です。

まさに今回の増税に関連してくるものです。
消費に関しては、何を無駄と考えるか?という点がまさに問題で、価値観によるところが大きいものです。

服を例にとると、定番デザインの高い服を何年も長く着ることを好む人もいれば、ファションには流行があるため、それは消耗品と同じ。という考え方でそれほど高価ではないけれど、流行に見合った服を買い替えながら楽しみたいという人もいます。

浪費
浪費は簡単に言えば、その時の気分に流されて必要のないものに遣う無駄遣いです。
お金持ちがケチたる所以は、まさにここです。

まったく浪費をしないわけではありません。ただ浪費はお金を捨てるつもりで、そこに何かしらのリターンや意味を最初から求めないといいます。
いわゆる「泡銭」と呼ばれるような、たまたまお金が入ってきたからと、そんなお金は後腐れなく捨てるつもりで浪費することもあるようです。

ただ、これはあくまでも「捨てていいと思えるお金」に限り、頻度は非常に稀です。

お金持ちは無駄を嫌う

お金持ちが質素に見える理由の一つが、無駄なこと、価値を感じないものに対しては、自分の大切なお金は一切出さないという点でしょう。

「安物買いの銭失い」という言葉がありますが、まさにその通りで、消費としてそれなりの値段はするけれど質の良いものを買い、それを長く使用するという傾向にあるのは、「無駄をした」という気持ちを持ちたくないためだというマダムもいました。

お金に限らず、時間に対しても同じです。
無駄なことに時間は使いません。

好きではない相手とのお付き合いなどもそうです。自分にとって良い影響のない人間関係など、いくらあっても無駄であると、付き合う人間を選んでいます。

自分の暮らしに関わること全てから無駄を排除すること。
それはお金に対して最も顕著に現れています。





お金持ちは小銭思考を持たない

そんなリッチマダムがいる一方で、月末になると「お金が足りなーい!」といつもバタバタしているお友達がいます。

決してお金が入ってきていないわけではないのに、いつも金欠に喘いでいるのが不思議でしたが、相談を受けた際に細かくお金の動きを聞いてみて、一つ納得したことがあります。

それは極端な「小銭思考」であるということです。
ここではわかりやすく「小銭」と言っていますが、実際は小銭から1万円くらいまでの物に対して、ちょこちょこと出すという遣い方です。

例えば、カフェに入った際、お茶だけでいいものをカウンターの脇に置いてあるお菓子を見れば、買う予定はなかったのに手を出す。

また別の時は、「この靴、安いから色違いで揃えるわ」と、3000円程度の靴を何足も買います。本来なら黒い靴を買う予定だったのが、赤とベージュも!などついで買いをするのです。

そのお友達曰く、「1万円以内が目安」といい、何を買うのもそれ以内であれば「安い」と感じるようです。

3,000円の靴を3足と50,000円の靴を1足。
どちらがお得かといえば、安く3足買える方がお得ではないかと思いがちですが、長い目で見れば、断然後者の方がお得なのです。





良いものは手入れさえしっかりして大切に使用すれば、何年も使用することができます。万が一壊れたとしても、よほどのことでない限りお直しも引き受けてもらえます。
しかし、3,000円の靴はそうもいきません。安いということは素材も造りもそれなりということです。直して履くよりも新しく同じものを買った方が安くない?となるのです。

その程度の出費は消耗品の一つと考えればいいわ!というお金持ちさんなら分かりますが、実際に金欠に喘いでいる人には、実は致命的なのです。

この小銭思考は落とし穴があります。
少額であるからこそ、「この程度なら」との油断がおきて、無駄を出しやすくなるからです。

しかし、そんな少額も塵も積もれば山となるで、ちょこちょこ買いを繰り返すうちに、あっという間に何十万単位になるのです。

しかし、それらは決して長く使用できるものでなく、早ければワンシーズンで終わりなどという物も少なくありません。

気持ち的にも「たいして高くなかったから、また買えるし」と、大切にしようという気持ちも薄くなります。また、容赦なく処分することもできるので、結局は新しいものを買うというサイクルに陥いることになるのです。

こうした物にお金を遣うということは、シーズンごとに同じことを繰り返すことになり、長い目で見れば多額の無駄を出すことになります。





情報に流されない遣い方

計画性とはお金の管理をする上でも重要です。

たとえ増税になろうが、お金持ちマダム達は増税前に買いだめに走るようなことはありません。

特に消耗品などを買いだめしたところで、その差は数百円。多くても数千円の差です。その程度の金額なら、自分の消費行動を見直すことで、プラマイゼロにすることはできるという考えです。
そして、物を買い集めている時間そのものを無駄と考える向きもあります。

ここはそれぞれの考え方の違いで、たとえ微々たるものでも安く買えばその分得をする。塵も積もれば山となるで、たとえ一円単位のお金でも侮ってはならぬ!
そう考えるのか、細かいお金にとらわれず、大きな損さえしなければいいと思うか。

では、実際にどちらの方がお金を残すか?と言えば、普通は前者の考え方となります。
まさにどんな小さなお金でも、日々の積み重ねが貯蓄を増やすのです。

しかし、お金というのは、入ってくるものと、出ていくものがあります。
出ていくお金は多くても、それ以上に入ってくるお金があれば当然のことながら資産は増えます。
逆に支出をどんなに抑えようが、入ってくるお金が小さければ資産を大きく増やすことはできません。

つまり、多少の損をしても、それ以上に入ってくるお金があればそれでよしという考えが根本にあります。

そのため、情報に流されずに、その行為が無駄となるか否かを自分基準で考えているのです。





他力本願ではない生き方

お金持ちのマダムときけば、誰もが「どうせお金持ちの旦那様と結婚したお気楽な専業主婦でしょ?」や「どこぞのお嬢様じゃないの?」と思うところです。

これは本当のことで、否定はしません。多くがそんな恵まれた方々です。
しかし、ちょっと違うのは、そんなマダム達の多くが、自分でもお金を稼ぐ力を持っているということです。
夫の稼いできたお金で生活はしていますが、いざとなれば自分の生活費くらいはいつでも用意できる!というレベルで日々お金を稼いでいる人も少なくありません。

よく言われるところの、「専業主婦ほどリスキーな生き方はない」など何処吹く風で、一人になっても問題なしと言い切る経済力、そして気力を持っています。

その上で夫の稼いできたお金で裕福な生活を送っているという、なんとも賢しい人種なのです(笑)
まぁ、それくらいの賢さがあるからこそ、お金持ちの男性の妻になり、さらに夫を出世させてきたとも言えますが。。。

専業主婦でありながら、他力本願とは真逆の考えをもっている人達なのです。

お金に対する価値観

月末になると、クレジットカード会社から請求の明細が届きます。
今はスーパーでもレストランでも、よほど少額でないかぎり、カードで支払いをすることが多いので、この明細を見ると、いつどこで何にお金を遣ったかが、よくわかります。

例えば、私は食べることや旅行にはかなりの大盤振る舞いで、結構お金を遣ってしまうのですが、そうしたことに興味のない人からすると、理解できないことのようです。

「旅行は楽しいけれど、思い出こそ残っても形としては残らないでしょ?」

そんな理由だそうで、そのお友達は旅行で20万遣うなら、同じ額のジュエリーなりバッグなりを買ったほうが、お得だわ。。。という考えだといいます。

他方では、ファッションは流行もあるから、どうせならその20万を自分のメンテナンスにあてたいわと、エステやヘアケア、シミ取りやボトックスといったビューティー関係に遣うのが一番!という人もいます。

そこで注目したのは、お金持ちは何に対して価値を見いだし、お金を遣っているか?という点です。

私は普段家計簿をつけているので、日々のお金の出入りは把握していますが、引き落とし前に送られてくる明細書もじっくり見ます。

これ、なかなか面白いです。お金の流れを時系列で追って見ていくと、家計簿と同じで、まるで日記のように自分の過去の行動がわかるからです。
つまり、自分の消費行動を知る上では、この上ない材料になるということです。

私の場合はほとんどが「食」です(笑)
きっと食べることに興味を失った暁には、貯金残高が急上昇、反対に脂肪の方は激減することでしょう。それくらい食べています。





以前、友人達とのランチの席でそんな話をしたのですが、面白いなと思ったのは、どんなお金持ちでも庶民でも、自分が好きなことにお金を遣うのはまったく躊躇なし、無駄であるとは一切思わないということです。

ファッションに20万か?
旅行に20万か?
美容に20万か?
食に20万か?

同じ20万でも、人によって価値は違うのです。

もちろん私のような庶民はお金が有り余るほどあれば、その全部につぎ込んでやるわ!などと下世話な妄想をしますが、実際に有り余るほどリッチな友人などに聞くと、自分が大好きでもないことに遣うなんて、もったいない!と思うそうです。

つまり、彼女たちにとって価値あるものとは、本当に好きなもの、必要なものということになります。

いくら有り余るほどの資産があっても、そうしたものにしかお金は遣わないのです。





お金を貯める目的

日本人は貯蓄が好きだと言われます。
確かに主婦のブログなどを見ると、どんなふうに節約をして、どれだけ貯蓄できたか?などを主題としているものを多く見ます。

どんなふうにお金を作り、遣ったか?に比較すると、この節約カテは圧倒的に多いのです。

この時世では、少しでも多くお金を持っていれば、それだけ安心です。
私も老後困らない程度にというのは同意するところですが、必要以上の貯蓄はしません。ましてや子供達に残そうなどとはこれっぽっちも思いません(笑)

子供達が独立し老後という時期にきたら、今よりも生活を縮小し、無駄なくそこそこ好きなことをしながらゆっくり生活できればとは思いますが、老後と同じくらい今も大切です。

一寸先は闇で、「いつかやろう」と思っていても、それが叶うかどうかはわかりません。そうなると、必ず「あの時にやっておけば。。。」と、後悔します。
そんな後悔をしないように、今できることはしておきたいのです。目的なき貯蓄よりも、今を楽しく生きるためにお金を遣いたいと思っています。

お菓子への散財はほどほどにしようと思っていますが(笑)