美味しいお菓子のお供といえば、やはり美味しいコーヒーや紅茶です。
私はコーヒーも好きなのですが、それゆえについつい飲み過ぎてしまうので、コーヒーはなるべく午前中だけと決めています。
お３時おやつのお供には、紅茶を合わせることが多いのですが、いつも『マリアージュフレール』一本。積極的にお試しするほどの紅茶通でもないので、好きとなるとそればかりです（笑）
ところが、つい最近、紅茶好きの知人から美味しい紅茶を頂きました。
ここ数年、紅茶好きさんの間でにわかに人気だという、『MlesnA TEA（ムレスナティー）』。
スリランカでは最高と言われる最高級の紅茶で、「セイロンティーのシャンパン」とも言われているとか。。。
頂いたのはオレンジペコ。新芽から二番目にあたる若くて柔らかい葉っぱが使用されている、等級としても高級な茶葉です。
大きなお箱を開けると、缶入りの紅茶が２つ。。。ブラックとレッド2色の缶ですが、ブレンドが違うのか、表記を見ましたが、どちらも中身は同じ「Victorian Brend」ようです。
同じならどちらか一つをと、まずは赤い缶をお試ししてみることに。
蓋を開けると、こんな感じで中に袋入りの紅茶が200g入っています。
缶底にはスリランカ政府による紅茶局、セイロンボード基準の公認マークも、しっかり入っています。
こちらが茶葉になります。
茶葉を見ただけでは、いくらズームしても私にはよく味の違いが分かりません（笑）
フルリーフのしっかりとした、よい茶葉なのは確かですね。。。
お湯を注ぎ、少しするとゆっくりと茶葉が開き、お湯に色が染み出してきます。
この色が「オレンジペコ」と呼ばれる由来になったという説もあるようですが、なるほどオレンジと言ってもいい色です。
次第にほんのりと香りが漂ってきます。
透き通るような茶褐色です。
まずはそのままストレートで。
雑味のない上品な味わいで、どんなお菓子にも合いそうです。
2杯目はミルクティーで。
これが想定外の美味しさで、昔々のことを思い起こさせるようなお味だったのです。。。
私はこれまで自分で選ぶ紅茶は、30年来アールグレイでした。高価なものから安価なものまで、何でもかんでもアールグレイ（笑）
たまにハーブティーやフレイバーティーも飲むことはありますが、それはほとんど外食のときか、家では家族の誰かが淹れているのに便乗した時くらいです。
紅茶の美味しさを知ったのは、20代はじめでした。イギリスで暮らし始めて、初めてコーヒーよりも紅茶が美味しいと感じたのです。
日本とは違う硬水で淹れた紅茶は、スーパーで大量に売っているティーバッグの紅茶でもとても美味しく、とりわけミルクティーの美味しさは格別でした。
日本では当然水も違いますから、帰国してからはそんな美味しさとは出会えず、あえて香りのついたアールグレイを飲むようになったのです。
この『ムレスナ』の紅茶、最初ストレートで飲んでみましたが、その時点では「美味しい紅茶だわ」と思う程度でしたが、これはミルクティーが合うかも。。。と、2杯目はミルクティーにしてみたところ、あの味が蘇ったのです。
あの味とは、イギリスにいた頃、朝晩と一日中飲んでいた、あの美味しいミルクティーです。
何十年も昔のことゆえ、舌の記憶への信頼性に自信は持てませんが、あの頃に感じていた「美味しい」感覚を確かに感じました。
これはムレスナのセイロンティーだからか？
オレンジペコだからか？
初めて口にしたので、過去の経験から比較はできないのでわかりません。
よくわからないけれど、昔味わっていたのととてもよく似たお味の紅茶を見つけた！
それだけは確かなようです。
『マリアージュフレール』以外のお気に入りが見つかり、ますます紅茶をいただく機会が増えそうです。
最近はお３時おやつのお供に、そして寝る前のリラックスタイムに、こちらの紅茶で温かいミルクティーを淹れて飲んでいます。
