仙台に行ったら、絶対に行ってみたいと思っていたのが、街の甘味処です。
候補は色々ありましたが、今回は繁華街にあり、アクセスのいいこちらのお店を選んでみました。
仙台では老舗の、『甘味処 彦いち』さんです。
一番町のアーケードからちょこっと脇の細い路地に入ったところにあります。
路地の入口に『彦いち』さんの看板とショーケースが出ているので、わかりやすいです。
実は私はGoogle mapを頼りにお店に向かったのですが、裏通りから路地に入ってしまいました。
しかし、裏からでもしっかり看板が目立っているので、すぐに見つけることができます。
『彦いち』さんの建物は、かつて料亭として使われていたそうで、外観も中も純日本を感じさせる造りになっています。
こちらに到着したのは、午後3時前くらいだったでしょうか。ちょうどお3時おやつの時間だからなのか、店内は満席。私達の前に3組のお客さんが待っていました。
写真でも分かる通り、小雪がチラつく寒い日だったので、店内レジ前のベンチで順番を待ちました。
10分程度で奥のお席に通して頂きました。
外の通りが見える窓際で、雪がチラチラと降っているのを眺めながらと、なかなか風情があります。
メニューはこちら。お食事から甘味まで、とにかく種類が多くて迷います。
この日は地元のお客さんが多かったようで、若い方々はパフェを、年配の方々はあんみつ率高し。。。
迷ったものの、私は観光客なのでもちろん名産を。
ずんだ餅
ずんだ餅にはお茶と紫蘇の実のお漬物がついてきます。
鮮やかなお豆のグリーンがとてもきれい!
細かい粒のずんだは舌触り良く、甘さも甘すぎず、お豆の香りもあり、これは美味しい〜。
たっぷりのずんだ餡の下には、丸餅が3つ隠れています。
お餅はひんやり、のびのびではなく、歯切れがいいのは冷やしてあるせい?
このずんだ餡だけでも延々と食べていられるというくらい、好きなお味です。
最後の最後まで、お箸ですくって完食!
仙台では他でもずんだ餅をいただきましたが、どこもとっても美味しかったです。
特にこちらのずんだ餅は、甘さの加減が好みで、本当に美味しくいただきました。
くるみしるこ
こちらはくるみのお汁粉です。お茶と紫蘇の実がついてきます。
お椀の蓋を開けると、ホッカホッカのお汁粉。くるみのお汁粉なので、色はアイボリーです。
中には大きめの角餅が2つ。結構なボリュームです。
お汁粉はミルキーな味わい。ナッツのコクと風味が広がり、和でありながらも洋のテイストが感じられます。
お餅はびろーんと伸びがよく、汁によく絡んで美味しい〜。
ナッツの濃厚な味わいのせいか、一般的な普通のお汁粉よりも甘く感じるので、付け合わせでお口直しがいい仕事をしてくれます(笑)
最後に伝票を見て、娘と大笑いしてしまったのが、こちら。
くるしー
ずんも〜
わかります。「くるみしるこ」と「ずんだもち」の略だということは。。。
でも、「お腹いっぱいで苦しぃ〜!」
「ずん(だ)も〜」
なんて会話しているようで、ホッコリとさせて頂きました(笑)
この日、お隣のテーブルでは年配のご夫婦と思しきカップルがいたのですが、どうやら地元の方のようで、奥様がこなれた調子でラーメンにセットのあんみつを注文していました。
ラーメンのみならず、おそばやおこわのセットなど、お食事もとても魅力的。
昔ながらの甘味処はこうだったわよね。と、幼い頃を思い出したのでした。
こちらのお店も、次回仙台へ行ったら必ず再訪したいお店です。
店舗情報
住所 宮城県仙台市青葉区一番町4-5-41
Tel 022-223-3618
アクセス
・地下鉄南北線「広瀬通駅」西6出口より3分
・地下鉄南北線「勾当台公園駅」南3出口より3分
営業時間 11:00 〜19:00(ラストオーダー18:30)
定休日 月曜日(祝日の場合は翌日)
年末年始休あり