東京にいては、なかなか出会えないお菓子があります。
どこの土地にいても同じでしょうが、その土地へ出向かなければ、いただくことのできないお菓子です。
先日、知人から珍しいお菓子を頂きました。
京都『亀末廣』さんの落雁です。
京都を訪れることがあれば、必ず行ってみたいと思っているお店の一つです。
『亀末廣』さんのお干菓子は有名ですが、こちらは初めて見るものでした。
一休寺
ただそこにあるだけで、侘び寂びを感じさせる、この落雁。
無駄を排した空間美という、日本特有の美をそのまま映したようなお菓子です。
一休寺の納豆が一粒、玄米と和三盆を原料とした落雁に落とされています。
炒った玄米の風味が加り、普通のお干菓子とは違った味わいです。
ザリっとした歯応えがあるのに、お口に含むとほろ〜りと溶けていく。。。
玄米の香りに雑味のない、すっきりとした甘さ。。。
一口で、すごいお菓子だわ。。。と感嘆。
この中心に据えられている納豆が塩辛いのです。それもかなり。。。
これがまた、この風味豊かな落雁のよきアクセントになっています。
落雁は大好きでよくいただきますが、こちらは初めて出会うお味でした。
京都の和菓子は奥深いですね。この『一休寺』のように、まだまだ未知のお味が、ひっそりとあるのでしょう。
『亀末廣』さんには、他にもお試ししてみたいお菓子がいくつかあるので、自由に旅行ができるようになったら、是非訪れてみたいものです。。。
店舗情報
住所 京都市中京区姉小路通烏丸東入ル
電話 075-221-5110
FAX 075-221-5110
営業時間 午前8時〜午後6時
定休日 日曜日、祝日