今日は懐かしいお菓子を。
ジブリの『風立ちぬ』という映画で登場し、お若い方々にも周知されることとなった『シベリア』です。
カステラで羊羹をサンドした、なんとも画期的なお菓子で、よくぞこの組み合わせを考えたものだわと、その起源を調べてみれば、これがよくわからないそうなのです。
発祥はわからないものの、明治後半から大正初期には、どこのパン屋さんでも作っていた人気の定番品だったとのこと。
今では、作っているパン屋さんの方が珍しいくらいですが。。。
さて、『シベリア』といえば、いくつかのお店の名前があがりますが、今回は明治に創業された老舗『村岡総本舗』さんのシベリアです。
以前訪れた『全国銘菓展』に出店していたので、おひとつお持ち帰りしてきました。
この日、数量限定で並んでいましたが、たくさん集まると圧巻です。
パッケージがいいですね。レトロ感がありながらも、洒落たカラーの組み合わせと、とてもデザイン性の高い素敵なパッケージです。
こちらのお店は、元々は羊羹が主流の商品だそうで、この日もたくさんの羊羹が並んでいました。
『シベリア』にばかり目が行ってしまって、気づきませんでしたが、小型羊羹もあったのですね。
こちらもお味見したかった。。。
シベリア
1個 ¥486(税込)
賞味期間 製造から21日。
箱ではなく包装紙です。こちらを開けると、中にパッケージングされたシベリアが入っています。
こちらは小さなサイズで、催事ではシベリアはこのサイズだけでしたが、丸いホールケーキのような「丸シベリア」や、サンドイッチのような形の「三角シベリア」もあり、それぞれ違ったカステラが使われているそうで、興味あります(笑)
但し、そちらは予約制とのこと。詳細はホームページを参照してみてください。
ふわふわで、あま〜いカステラ生地。
中の羊羹ですが、これがとても柔らかくて、普通の羊羹の食感とは違う。。。
そう思ったら、実は羊羹だけではなかったのです。
写真では分かりづらいのですが、切り羊羹の上下にさらにこし餡がサンドされているのです。
そのため、ねっとりとしながらも、どこかサラリとした感じもあるという、とても凝ったお作りになっています。
カステラと羊羹の三層かと思いきや、五層仕立て!
カステラも羊羹もあんこも、みーんな大好きなので、この組み合わせは最高です。
たまに近所の昔ながらのパン屋さんでもシベリアを買いますが、やはりそのお店によって、味わいはさまざま。
羊羹のみならず、あんこの味わいも楽しめる『村岡総本舗』さんのシベリア、とても好みのお味でした!
村岡荘本舗さんでは、『シベリア』専用のサイトがあります。
muraoka-sohonpo.co.jp