いつもお菓子を選ぶときは、自分の好みを最優先しています。それゆえに、チョイスには隔たりがあったりもするのですが、やはり嗜好品は「好き」が大前提です。
家族はいつも私が選んできたお菓子を一緒に楽しんでいますが、たまに自分以外の誰かの好みに合わせたお菓子を買うこともあります。
その一つが、『くるみゆべし』です。
これは夫の大好物。彼が初めて日本に来た30年前、たまたま知人から頂いたこのお菓子がたいそう気に入り、今でも時折「あれ、食べたい」と言うくらい、大好きなお菓子なのです。
くるみゆべしは「柚餅子」と書くように、西の地方では柚子を使ったお菓子だそうですが、柚子の入手が難しかった東北地方では、代わりに胡桃を使ったものが作られるようになったとか。。。
夫が好きなのは、このくるみを使ったゆべしです。
『くるみゆべし』は東北地方のお菓子ですが、今では都内のデパ地下などでもよくみかけます。
いくつか違ったお店のものがありますが、こちらは、福島の『かんのや』さんのくるみゆべしです。
5袋入 ¥540（税込）
一つ一つ個別包装になっているので、賞味期限も16日と、2週間以上日持ちがします。
1個40グラムと見た目が小さく感じる割には重量があります。
ゆべし生地は、ねちねちっと弾力ある独特の歯応え。
甘さの中にほんのりとお醤油が香り、コリコリとした胡桃の食感とナッツのコクが。。。
『かんのや』さん自ら、「ゆべし生地が主役」と謳っているように、胡桃は脇役に徹していて、とても控えめになっています。
甘いばかりのお菓子ではなく、お醤油のテイストがしっかりあるのも美味しさの秘密です。
デパ地下ではあまりお見かけしたことはありませんが、『かんのや』さんでは、この『くるみゆべし』だけでなく、あんこ入りや胡麻、柚子のゆべしなどもあります。
東北へ行った際には、駅のお土産屋さんなどで、必ず『くるみゆべし』を買っていましたが、それは夫へのお土産でした。次回はちょっと違ったゆべしをお試ししてもいいかも。。。
都内デパ地下で買えるのは、ほとんど『くるみゆべし』だけだと思うので、旅のお土産にはちょっと変わったお味のゆべしをお持ち帰りするのもいいかもしれません。
と、いいつつも。。。
内心はやっぱり『くるみゆべし』が期待を裏切らないかなと、個人的には思っていたりして（笑）
