いつも『とらや』さんへお菓子を買いに行くときは、生菓子のお取り扱いがある店舗へ出かけることが多いのですが、先日は珍しく渋谷東急本店デパ地下にある『とらや』さんへ寄ってきました。
目的は限定の羊羹。
ちょうど別件で渋谷へ出向いた日が、販売開始直後だったので、すぐにお試ししたい!と、こちらの店舗で買い求めました。
今年2022年の「寅年」という干支にちなみ、春、夏、秋、3つの季節にあわせて販売されるものです。
こちらは第一弾(春)として、こどもの日にあわせ販売されました。
中型の羊羹で、パッケージも虎の尾をあしらった、シンプルなデザインです。
箱を開けるとシンプルな白いビニール包装。『とらや』さんの虎が描かれています。
子虎跳ねる(ことらはねる)
中型一本 ¥2,160(税込)
黒と黄色という虎を思わせる2種の羊羹に、虎豆を散らした蒸羊羹。
『とらや』さんでは、虎豆を使った羊羹は初めての試みだそうです。
元気に戯れ合う虎の子供を表現したといわれるように、元気なイメージです。そんな姿にぴったりなネーミングはさすが『とらや』さん。センスがピカッと光っています。
蒸し羊羹のもっちりとした食感に、虎豆のほくほくっとした柔らかさが、なんともよく合っています。
この虎豆は一晩水に浸けたあとに煮て、その後じっくり二日間かけて密漬けにと、三日間もかけて丁寧に作られたものだそうです。
カットするとさらに子虎(虎豆)が跳ねているよう。。。
虎豆自体が虎の模様によく似ていますから、その味わいと共に、このコンセプトにはぴったりの素材ですね。
一口頬張れば、もっちりとした蒸羊羹の優しい味わいに、虎豆の風味がふんわり、ほわ〜んと香ります。
ほんのりとした甘さは、なんとも上品な味わい。。。
『とらや』さんの蒸羊羹は、餡に葛や小麦粉を混ぜて作られるので、練り羊羹に比べるとお日持ちは短めです。
お作りの日がいつかわからないのですが、購入日から賞味期限をみると、約18日間くらいかと。
短いとはいえ、2週間以上もあれば十分な長さです。
この美味しさなら当日消費でも、余裕で完食する自信あります(笑)
とにかく想像していた以上に美味しくて、気づけば半分なくなっていました(笑)
『とらや』さんで「羊羹」といえば、子供の頃から『おもかげ』が一番好きですが、最近は他の羊羹も改めて「美味しい。。。」と感じるようになりました。
この虎にちなんだ羊羹シリーズ、まだ続きます。
こちら『子虎跳ねる(ことらはねる)』は5月上旬までの販売、6月には『虎颯(とらはやて)』、そして9月には『月夜の虎(つきよのとら)』と、3種の羊羹が登場する予定です。
こちらもまた楽しみでなりません。