『塩瀬総本家』といえば、日本三大饅頭の一つに数えられる『志ほせ饅頭』が有名ですが、もう一つの看板と言ってもいいのが『本饅頭』。
私はこちらの方が好きなのです。
本店でしか買えなかったはず、ずっとそう思っていたところ、お友達が「今はデパ地下の塩瀬さんでもあるわよ〜」というではありませんか。。。
早速、デパ地下へ行った際に塩瀬さんをのぞいてみると。。。
ありました。
しかし、残っていたのはひとつだけ。。。
まだ昼過ぎでしたが、すでに売り切れてしまったといいます。
まぁ、人気のあるお饅頭なので、それも納得ですが。
せっかくなので、ひとつでもいいかなと、そばにあった豆大福と一緒にお持ち帰りしてきました。
本饅頭
1個 ¥432(税込)
消費期限2日間。
ビジュアルからして、普通想像される「お饅頭」とは一線を画した存在感があります。
こし餡に蜜煮した大納言小豆が入ったお饅頭で、透き通った薄皮で包まれています。
柔らかくしっとりとしたこし餡は、ほどよい甘さ。大納言の存在感が美味しさをグッと引き上げてくれています。
とてもお上品な味わいと言われるお菓子ですが、私は初めて頂いた時、なんと素朴なお味なのだろうといった印象を受けたものです。
それは今も変わらないのですよね。。。
670年以上もの歴史のある『塩瀬総本家』さんですが、こちらの『本饅頭』も何百年も前から変わらないお作りだと言います。
徳川家康が好んでいたお菓子としても知られており、それを現代の私たちが頂けるって、考えるとすごいことです。
豆大福
1個 ¥270(税込)
消費期限 当日。
もちっとコシのある餅生地には、ほんのりとした塩気があります。
コリっと歯応えを残した赤えんどう豆がぽつり、ぽつり。
あんこはとっても上品なこし餡。餅生地の塩けがひたひたとやってきて、ゆるっと柔らかなあんこが、小豆のよい風味と共に、お口の中でパーっと広がり消えてゆきます。
こちらの豆大福を頂いたのは初めてだったかと思うのですが、いかにも『塩瀬総本家』さんらしい、とっても上品な味わいの豆大福で、とてもおいしかったです。
今回は出遅れたばかりに、『本饅頭』は残りひとつをお持ち帰りとなりましたが、このお饅頭は一つでは足りません。
ゆっくりと、味わいながら、3つくらい頂きたいところです。
築地まで足を運ばずとも、デパ地下でもお取り扱いがあるとわかったので、次回こそは早めに買いに走ろうと思います(笑)