日本橋は古くからの老舗和菓子店も多く、また日本橋三越本店、高島屋のデパ地下と、美味しい和菓子のテーマパークのような街です。
来るたびに、今回はどちらのお店のお菓子をお持ち帰りしようかと、迷ってしまいます。
夏の間は暑くて、地下鉄直通のデパ地下ばかりだったので、今回は久しぶりに『日本橋 長門』さんへ行ってみました。
300年以上もの歴史を誇る、老舗和菓子店です。
日本橋駅からも、東京駅からも徒歩でアクセスできる街中にありますが、その外観は昔ながらの和菓子屋さんといった風情を残しています。
お彼岸中にしかおはぎのお作りはないので、今回のお目当てはもちろんおはぎです。
朝一番の訪問でしたが、すでに先客が数名いました。
おはぎ
お彼岸の時期だけ店頭に並ぶおはぎは、粒あん、こしあんの2種で、どちらも比較的小ぶりなお作り。
一つ一つケースに入っているので、持ち運び時の型崩れも気にせずに済みます。
おはぎはどちらも税込で1個¥300、おひとつからお買い物できます。
つぶあん
あんこはとっても水分量の多い、ゆるっとしたつぶあん。
お餅も同様にしっかりと潰してあり、とっても柔らかいおはぎなのですが、これがとても美味しい。
このおはぎはカットするのが大変なほどに、柔らか仕立てです。本来カットしてから頂くものではありませんが。。。
お上品なようでいて、どこか素朴な味わいも感じられるおはぎで、私はとっても好みでした。
こしあん
あんこの表面に旧字体で「壽」という文字。これは珍しいですね。
こちらも全体的に、とってもソフトな食感。
見た目通り、きめの細かいこしあんがたっぷりと、お餅を包んでいます。
甘さも程よく控えめで、4つペロリと簡単に完食。
お彼岸での訪問は初めてで、おはぎもお初でしたが、このおはぎは本当に美味しいですね。
よく「つぶあん派か、こしあん派か」というようなお話になることがありますが、私の場合はそのお店、お菓子によってどちらにもなるので、尋ねられても答えられず困ります(笑)
ちなみに、こちらのお店のおはぎは、粒あんが好みでした。
『長門』さんでは『切り羊羹』が好きですが、いま家に『とらや』さんの羊羹がたくさんあるので、今回はおはぎと一緒に『久壽もち』をお持ち帰りしてきました。
『久壽もち』は過去記事もありますし、なにより只今お彼岸のおはぎ週間ということで、そちらはまた後日、再レビューする予定です。
店舗情報
東京都中央区日本橋3-1-3
TEL 03-3271-8662
営業時間 10:00〜18:00
定休日 日曜日、祝日
アクセス
JR『東京駅』八重洲北口より徒歩約2分
東京メトロ銀座線・東西線、都営浅草線『日本橋駅』B3出口より徒歩1分。
B3出口から出て右方向へ進んですぐの道を右折、少し歩くと道路左側に赤いひさしに『長門』の文字が見えます。