お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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京都『鍵善良房 四条本店』くずきり。祇園でおすすめの甘味喫茶。

今日は日本橋・新宿高島屋さんの京都航空便(京都の和菓子販売)の予約日でした。
京都から帰ったばかりですが、滞在中にいただけなかったお菓子を求めアクセスしてみましたが、相変わらずアクセス集中で全く動かないので早々にリタイアしました(笑)

京都ではいくつか美味しい和菓子を楽しむことができましたので、少しずつご紹介します。

おそらく6、7年ぶりの京都訪問。和菓子好きにとっては胸躍る京都ですが、新型コロナの影響もあり、すっかりご無沙汰していました。
今回はお菓子を巡る旅ではなかったので、行きたいお店すべて回れたわけではありませんが、京都に来たからからには、夏でも冬でも必ず行きたい!というお店にお寄りすることができました。

その一つが鴨川にかかる四条大橋を渡り、八坂神社に向かって歩いていく途中にある『鍵善良房 四条本店』さん。

『鍵善良房』さんは言わずと知れた江戸の時代から続く老舗の和菓子店です。300年近く祇園の地で京菓子を作り続けている歴史あるお店ですが、不思議と敷居の高さを感じさせません。

代表的なお菓子は、やはり「菊寿糖」に「くずきり」ですが、今年のお正月にこちらの花びら餅を初めていただき、その美味しさに感動。美味しいのは看板商品だけではないと改めて思った次第です。
しかし、本店に来たからには「くずきり」をいただかずしては帰れません(笑)

赤い暖簾をくぐって中へ入ると、すぐが売場、その奥が喫茶になっています。
この日、13時過ぎの訪問でしたが、2組ほどお席が空くのを待っている方がいました。



店内写真の全容は控えましたが、かなり広々としているので、5分ほどでお席へ案内していただけました。

今回は窓に近いお席だったので、小さなお庭を眺めることができました。

こちらがメニューです。
魅力的な甘味がずらりと並び、心揺れます(笑)

お席に着くと、まず温かいほうじ茶と菊寿糖。

江戸時代から続く『鍵善良房』さんの代表的な銘菓。故事「菊慈童」にちなんだ阿波和三盆を使ったとっても美味しいお干菓子です。
ほろりとお口の中で優しく溶けていきます。。。

今回は「きび餅ぜんざい」も捨てがたく、少しだけ迷いましたが、お天気も良く四条河原町から歩いてきて暑かったので、やはり定番チョイスとなりました(笑)




くずきり


黒蜜・白蜜 各¥1,400

くずきりは祇園の本店、高台寺でのみいただけます。
「黒蜜」と「白蜜」がありますが、今回は一人ではなく二人だったので、黒蜜、白蜜を両方いただきました。
実は黒蜜しかいただいたことがなく、白蜜は今回がお初でした。

写真ではわかりづらいのですが、かなり大きな器です。

蓋を開けると蜜の入った器。
器の中が黒いので白蜜も黒蜜も同じように映ります。

蜜の入った器を外すと、一番下の大きな器に入ったくずきりが姿を見せます。

葛は吉野大宇陀・森野吉野葛本舗さんのものを使用しているとのこと。
注文してからお作りしていただけるので、出来立てが味わえます。

こちら、黒蜜の入った器ですが、黒くてわかりませんね(笑)

大きな透き通った氷がゴロッと。そこに浮かぶ艶やかなくずきり。
本当に驚くほどツルツルとしていて、しっかりとしたコシもあります。

まずは黒蜜でいただきます。ひんやり、ツルツル〜っと喉越しのいいこと!

沖縄産の黒糖を使った濃厚な黒蜜とスッキリとした冷たいくずきり。たまらない美味しさです。

ひとしきり黒蜜を堪能した後、今度は白蜜を。

白蜜にたっぷりとくぐらせて。。。

ほんのり、スッキリとした味わいながら、上品な蜜の甘みがじんわりと広がり、これは黒蜜にはない別の美味しさです。
蜜が変わるだけで、全く違った印象になり、これはすごい!

やはりこちらのくずきりは満足度が高いですね。一度いただくとクセになるような魅力があります。



お値段もなかなかですが、手間と美味しさ、そしてこのボリュームを考えれば納得のお値段です。
とにかく見た目以上にくずきりがたっぷりと入っているので食べ応え満点。
なによりも京都に来なければいただけないものなので。

アクセスも八坂神社の近くと、かなり立地もいいので、ちょっと一休みしたい時などにもおすすめの喫茶です。
今回、限られた時間の中でしたが、無理をしてでも行ってよかったです。

お次は12月にまた花びら餅のお取り寄せをお願いする予定です。

www.kagizen.co.jp

www.hw-frankie.com