お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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生まれて初めて和菓子を捨てた。あまりに残念すぎてガッカリしたお話。

最近、甘いものは少し控えめにしていました。その上、頂き物の洋菓子やシュトーレンがあるので、お菓子のお買い物もしていませんでした。
毎日シュトーレンを少しずつ口にするばかりだったのですが、さすがに和菓子が恋しくなり、出かけた先で催事出店していたお店でお団子を買いました。

これまでその名前を見たことすらない、知らない和菓子屋さんでしたが、丸々と大きなお団子はとても美味しそうに見えました。
つぶあん、こしあん、みたらしだんごと、すべてお試ししたいくらいだったのですが、初めてのお店の場合はいつも「お試し」ということで、スタンダードなものを最小限にする。そんな自分なりの決め事があるので、この日もあんこのお団子を2本だけ購入しました(あらかじめ2本入りのパック)。

あんこのお団子はこしあんと粒あんがありましたが、あんこを見たところ、粒あんはあまり好みのタイプではないだろうと、こし餡を選びました。

とっても楽しみに、すぐに帰宅してお団子をパクリとしたところ。。。



驚きました。お団子のふんわりとした食感を期待していたのに、「硬い...硬すぎる」。
お団子がお口の中でボロボロと崩れ、まるで蝋を口にしているようでした。

すぐにこれは古いものだとわかりました。あくまでも憶測ですが、想像するに昨日の朝作ったお団子を翌日の夜まで放置したような感じ?
あんこもよくよく見れば、串の下の方が乾いていました。

それでも「古いもの」という確信が持てなかったので(百歩譲って、そんな新種のお団子という可能性も残し 笑)、念の為レンジで温めてみました。
これは食べきれずに翌日に持ち越してしまった時、少しでも美味しく頂くための応急処置としてすることです。

レンジで温めたところ、思った通り、柔らかくなりました。蝋のような硬くボロボロっとした食感ではなくなりましたが、粘りもなくただぐちゃぐちゃっとなっただけでしたが。

もうこれは無理。。。
そう思い2本のお団子は捨てました。
子供の頃からたくさん和菓子を頂いてきましたが、後にも先にも廃棄したのは初めてのことです。

職人さんが手間暇かけて作り、お金を払ってそれを頂くのですから、廃棄などとんでもない。たとえ口に合わず、好みではなくとも、これまでは必ず完食することにしていましたが、今回ばかりはそれができませんでした。



それというのも、購入する際、私はどんなお菓子でも必ず消費期限を確認することにしています。
消費期限と自分の胃袋の具合を考え合わせて、買うもの、量を決めるからです。
たとえ初めてのお店で最小限のお買い物でも、消費期限は必ずお尋ねします。

朝生は本来当日消費がほとんどだと思いますが、このお店でも念のためにお尋ねしました。

「こちらのお団子は、今日中に食べなければいけないですよね?」

その問いに対し、そのお店の方、

「そうですね。まあ、明日くらいまでならいいと思いますが」

そう答えました。

確かに私も食べきれずに当日消費の和菓子を翌日に頂くこともあります。しかしそれは自分の判断であり、お味としてはベストの状態でなくなるのを承知してのことです。

ほとんどの和菓子屋さんでは、こんな時「今日中にお召し上がりください」と言います。それはベストな状態で味わって欲しいからなのだと思います。

私が残念に思ったのは、明らかにその日作られていない古いお団子を並べ、明日でもいいと?
買って30分後、すでに蝋のようになっている朝生などありえません。。。

それが古いものであるという証拠はありませんが、硬くお口の中でボロボロと崩れるお団子という時点で普通ではありません。

あんこはなかなか美味しかったので、これでお団子が普通であれば、十分に美味しいと感じたはずなのに、とっても残念です。。。

あまりにお団子が酷かったので、お店について、またお店の方が話していたことをネットで裏どりしてみたところ、いくつかの嘘がありました。
そんなにしてまで売りたいのでしょうか?
少し呆れました。。。

本来、美味しいと思えなかったお菓子、接客があまりにも酷いお店など、ネガティブなことしか書けそうにないときは、そもそもブログにはあげないことにしていました。

味覚というものは人それぞれであり、自分の口には合わずとも、他の方にとっては美味しいと思うようなことはいくらでもあります。
そんなことから主観でジャッジするようなことはしたくないと思っています。

今回もどうしょうかと迷いましたが、どうにも悶々としてしまい(笑)
店名やお店が特定できるような記載はせずに、この悶々とした気持ちを吐き出したく、自分のブログに書くことにしました。



50年に渡り和菓子を食べ続けてきて、これは初めての経験です。
そのことから分かるように、このようなお店は本当に稀なのだと思います。
もしかしたら、お店自体はしっかりと商品管理をしていても、担当の方の判断でそのようなことになったとも考えられます。地方の和菓子屋さんが期間限定で東京出店していたので、そういった可能性もあります。
ただ、そうだとしても、もう二度とこちらのお菓子は買いません。
信頼とはそういものなのだと思います。

私は決してお客様が神様だとは思っていません。売り手も買い手も同じ。お店はその技術と美味しさを提供し、それに対してお客はお金を支払う。win-winの関係であると思っています。
だからこそ、一度でもzero-sum game (一方だけが利益を得ること)となれば、以後参戦は致しません。

商業施設の中での催事出店だったのですが、通常はそれほど酷いお店は出店できないはずです。その点もすごく不思議で、そちらでお尋ねしてみようかと思いましたが、それも面倒なのでやめました(笑)
蝋のようなお団子のことは忘れ、近々美味しい和菓子でも買いに行こうと思います!
美味しい和菓子は日本津々浦々、食べきれないほどあるのですから!