お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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京都『茶寮宝泉』白小豆のおしるこ、桜餅。日本庭園を臨む和の邸宅で頂く甘味。

先日、京都へ行った際にどうしても白小豆のおしるこが頂きたいと、下鴨にある『茶寮宝泉』さんまで行ってきました。

私は烏丸線「北山駅」そばの洋菓子屋さんへ寄った後、そのまま徒歩で向かったので20分ほど歩きましたが、地下鉄利用なら「松ヶ崎駅」からの方が近いようです。それでもかなり歩くことになるので、マイカーやタクシー以外であれば、やはりバスが便利かと思います。

路線バスの「下鴨東本町」バス停で降り2分ほど。静かな住宅街の中を行くと三筋先に素敵な茶寮が見えます。

重厚な門構え、入口に案内が出ているのですぐにわかります。

暖簾をくぐり中へ入ると、京都らしい趣のある数寄屋造りの邸宅。

入ってすぐのところにメニューが置かれているので、こちらでどんなものがあるか確認できます。

入口を入ってすぐの左手にお持ち帰りのお品などが並んでいる待ち合いのスペースがあるのですが、こちらであらかじめ注文をしてからお席に案内していただくのを待ちます。

上生菓子もディスプレイされていて、こちらはお席でも頂けます。

用意が整うと中のお座敷に案内されるので、靴を脱ぎ下駄箱へしまってから上がります。

庭園を臨む廊下を歩いていくと、その先にお座敷席があります。

広々としたお座敷に並べられたテーブルは十分な感覚がとられていて、静かで落ち着いた雰囲気。
窓の外の庭園に目が奪われがちですが、欄間など中の作りも素敵です。

すべてのお席がお庭に向かっているので、美しい庭園を眺めながらお菓子を楽しむことができるという、なんとも贅沢な空間。

あらかじめ注文を済ませてからお席に通されるので、お茶を頂きながらホッと一息。
とても静かで心休まり、旅の疲れも忘れます。。。

庭園の木々、苔の緑を楽しみながらお茶を頂いていると、すぐに注文したお菓子がきました。




白小豆のおしるこ


¥1,250

東京ではほとんど出会うことのない、希少な白小豆を使ったお汁粉。京都へ行ったら是非と、このお汁粉をお目当てにきました。

ほんのりと焦げ目のついた丸餅が二つ、白いお汁粉に浮かんでいます。

サラリとした熱々の白小豆のお汁粉。
すっきりとした控えめな甘さ、ほんのりと香る小豆の風味と、なんとも慎しみ深き味わい。

お口の中でホロホロと崩れる滑らかな白小豆。とても優しいお味です。

これが味わいたかった!という大満足なお汁粉でした。




桜餅


1個 ¥420

上生菓子のショーケースに関東風焼き皮の桜餅があったので、そちらもお一つ。

薄い桜色の焼き皮に、桜葉の塩気がほんのり。

中にはゆるめのさらっとしたこし餡が包まれています。

西の地域は道明寺と思っていましたが、焼き皮を使った桜餅をお作りするお店もあるのですね。
余談ですが、京都高島屋の『とらや』さんをのぞいたさいも、道明寺桜餅ではありませんでした。

何はともあれ美味しいお菓子を楽しむことができました。

京都らしさを存分に堪能できる、とてもよいお店です。
大人の一人旅にもぴったり。落ち着いた和の空間で、静かにお庭の緑と甘味を楽しむ。。。
ちょっと疲れた時の休憩に最高です。

一つだけ困ったことが。。。
私は子供の頃から今に至るまで椅子の生活なので、正座ができないのです。それでも頑張ってお行儀良く座っていたら、足が痺れて立てなくなりました(笑)

『茶寮宝泉』さんでは、もう一つ看板の「わらび餅」も堪能してきました。そちらはまた次回ということで。。。

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