コロナ禍以降、三度ほど京都に足を運んでいますが、その度に「定休日」という壁に阻まれ続けたお店があります。
烏丸御池駅から徒歩数分の場所に暖簾を構える
『御菓子司 亀末廣』さんです。
創業1804年という老舗にふさわしいこの風情ある商家を目の前にすると、「ああ、京都なのね」とワクワクとします(笑)
外観のみならず店内も雰囲気があり素敵だったので、お願いしてお写真を撮らせて頂きました。
こちらのお店は百貨店での販売もなく、通販などもしていないので、直接お店に足を運んでのお買い物になります。
お菓子がズラリと並ぶのはL字のカウンター。反対側に立つお店の方と一対一の対面販売です。
お目当てのお菓子は決まっていましたが、まだまだ味わった事のないお菓子がたくさん!
端からじっくり見ていると、最中があるではありませんか⁉︎
『亀末廣』さんの最中にお目にかかったのは初めてです。
それにしても、「せんべまんじゅう」とは変わったネーミングです。
名前はともかく、こちらの最中は是非味わってみたい!ということで、すぐに食べ切れるだけと、二つだけお持ち帰りすることにしました。
せんべまんじゅう 萬代
1個 ¥270(税込)
消費期限 当日
消費期限が当日なので、なるべくできたてを味わって欲しいということなのでしょう。注文してからあんを詰めてくれます。
他のお菓子と一緒に紙袋に入れて持ち歩いたので、潰れるほどではありませんでしたが、少しギュッとなってしまいました。。。(悲)
亀甲を模した最中種は薄くさっくりと香ばしい。
中にはなんとも艶やかな濃紫のあんこが詰まっています。
大粒の小豆を使用したとてもふくよかなつぶあん。ゆるりと柔らかく炊かれています。
甘さは控えめですが、小豆の風味とこっくりとしたコクがあり、その上質さがよくわかる味わいの最中です。
甘い和菓子はいくつもいただいていると、「もういっぱいいっぱい」となることもありますが、本当に上質で美味しいものは「あら、もうなくなっちゃったの⁉︎」というくらいに、スルスルと胃に落ちていきますね。
この最中も二つ続けていただきましたが、まだまだ食べられそうでした。そしていつものように「もう一つくらい余分にお持ち帰りすればよかったわ」と後悔するのでした(笑)
実は『亀末廣』さんへは別のお菓子をお目当てに足を運んだのですが、とにかく欲しいお菓子がいっぱいで目移りしきりでした(笑)
お試しした事のないお菓子も多々あり、新規かリピートかで迷うところでしたが、そのあたりは取り混ぜ、お日持ちなども考えてチョイスしてきました。
そちらは後々ご紹介していく予定です。