お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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京都『亀末廣』栗蒸し羊羹 竹裡。羊羹と丹羽栗、竹皮が一体となって紡ぎ出す老舗の味。

今年の栗蒸し羊羹は『とらや』さんから始まりましたが、締めはやはり京都の和菓子屋さんのもの。

京都へ行くたび足を運ぶ大好きな『亀末廣』さんの栗蒸し羊羹『竹裡』です。
こちらは京都府が指定した和生菓子特殊銘柄18品に名を連ねる銘菓です。

ここ数年、この栗蒸し羊羹がどうしてもいただきたく、秋の京都入りを予定してはなんらかの都合で断念してきました。
今年こそは!と思っていたものの、また飼い猫の通院、投薬スケジュールから断念となり、ちょっとガッカリしていました。

昔ながらの完全なる対面販売というスタイルのお店です。オンラインショップももちろんありません。
言ってみれば、あの店舗を訪れてこそ!と思わせてくれるような、足を運んだからこそ得られる楽しみというものがあるお店なので、できれば直接行きたいのは山々ですが、なんと言っても京都は遠い。。。

今年が無理なら、また一年待つことになります。もう何年待ち続けているか?また来年も同じになったら?と、そんなことを考えながら、しかし諦めきれずにダメ元で『亀末廣』さんにお電話してみたところ、なんとお取り寄せさせてもらうことができました。

まさかあの老舗がお取り寄せに対応しているとは⁉︎
かなりの驚きでしたが、念願の『竹裡』がいただける!とありがたさいっぱい。

予約が立て込んでいて少しお時間かかりますが?とのことでしたが、もう何年も待ったのですから、1ヶ月でも2ヶ月でも待ちますとお願いしたところ、3日程度で発送していただけました。

お支払い方法は振込みです。
商品と一緒に振込み用紙が入っている後払いなので、すぐに郵便局から振込みました。




竹裡

厚い竹の皮に包まれた栗蒸し羊羹。
ちょっと中を覗いてみると、柔らかそうな羊羹にたくさんの栗が見え隠れ。

そのまま食べてしまいたい衝動を抑え込み、またくるりと竹皮を元通りに巻き直します。
それは、こんな一文があったから。

端からカットせず、シュトーレン方式を採用してみました。
乾燥を防ぐため、真ん中からカットし、保存する時は断面を重ね合わせるというやり方です。
正しいのかどうかわかりませんが(笑)

そして、いざ実食。

竹皮の移り香がほんのりと香る蒸し羊羹は歯切れが良く、適度に弾力がありながらも、とても口溶けがよく滑らか。

なんでしょう、この竹の香りが蒸し羊羹にすっとのってきてお味と一体になって行く感じは。。。

無造作に散りばめられた丹羽栗は香りよく、ほっくりと甘く美味しい。香りもよく上質な味わいはさすが丹波栗です。

竹皮の上からカットをというのも、その香り含めてお味を完成させているというとでしょうか。
これぞ老舗の力を見せつけられたような、これまで味わったことない栗蒸し羊羹でした。

これは京都の方々が毎年楽しみにしているというのも納得のすごい栗蒸し羊羹ですね。
わざわざ京都からお取り寄せして本当によかったです。

『亀末廣』さんはお干菓子の美味しさが格別ですが、棹菓子も本当に美味しいのですね。
この栗蒸し羊羹『竹裡』、来年こそはお店にお伺いして楽しみたいと思いました。

店舗情報

住所 京都市中京区姉小路通烏丸東入ル
電話 075-221-5110
Fax 075-221-5110
営業時間 午前8時~午後6時
定休日 日祝日、正月
アクセス
地下鉄烏丸線『烏丸御池駅』から徒歩約2分