あっという間に2月に突入。。。
相変わらず投稿が遅くなってしまいましたが、また来年もお目見えすることと思うので、備忘録として1月のお菓子をアップしておこうと思います。
先日立ち寄った銀座三越の菓遊庵に入荷されていた
『岬屋』さんの1月の上生菓子3点です。

彩も豊かで、どれも丁寧なお作り。とても美味しいお菓子です。
常盤まんじゅう

ほの甘い生地はしっとりと柔らか。『岬屋』さんの薯蕷饅頭は大和芋の香りが控えめで、どこか繊細な独特な味わいがあります。
新緑を思わせる鮮やかな緑のあん。
白あんを黄緑色に染めたこのあんこのきめ細かさに驚かされます。

お口の中でサラリ、サラリと崩れて溶ける食感の素晴らしさ。
これまでいただいたことのある薯蕷饅頭の中で一番好みでした。
本当に美味しくて大好き。
三蓋松

ほろりとした時雨はすっきりと口溶けよく、お口の中ですっと消えていきます。

そこにしっとりシルクのような舌触りのこしあん。

こちらは迎春のお菓子にも入っていたので、いただくのは2度目ですが、黄身時雨とこしあんの味わいは、まるで対局にあるようでいて、しっくりとまとまる感じ。なんとも言えぬ美味しさです。
雪中梅

その銘のとおりに、桃色の梅の花にはらはらと雪が積もったような、美しいお菓子。
桃色のあんの上に積もる雪は砂糖、白あん、上南粉、寒梅粉で作られていて、なんとも手がこんでいます。

中のねっとりとした上南羹は粟羊羹のような粒感があり、しっかりとした甘さ。

サラッとしたこしあんともっちりとした上南羹がお口の中で溶け合いながら消えていきます。
『岬屋』さんのお菓子に関しては、いただくたびに難しいなと思っていて、それは周りの方々が口々に絶賛するその言葉が自分の中でしっくりこないと感じていたからなのです。
ただ、最近はなんとなくそれが感じ取れるようになってきたのか、時に感動すら覚えるほど美味しいと素直に思えるようになりました。

私の子供舌もようやく、少し学んだのか?
もっと『岬屋』さんの様々なお菓子を味わってみたいと思い始めています。
店舗情報
住所 : 東京都渋谷区富ヶ谷2-17-7
電話番号 : 03-3467-8468
営業時間 : 10:00~16:00
定休日 : 日曜、月曜
(節句、彼岸を除く。夏季休業あり)
アクセス :
•京王井の頭線「駒場東大駅」より徒歩7~8分、
•小田急線「代々木八幡駅」、東京メトロ「代々木公園駅」より徒歩10~12分