「粽」とは端午の節句、つまり男の子のお節句にいただくもの。そんな思い込みでこれまで自分で買うことはありませんでした。
それが例え大好きな『とらや』さんのものでも例外ではありませんでした。

それが今年は思いもよらず川端道喜さんの粽を味わい、こんなに美味しいものならば、お節句云々に関わらずいただいてみたいと思いました。
ちょうど『とらや』さんへ5月前半に並ぶお菓子を買いに出かけたところ、ドーンっと粽が並んでいました。

種類は羊羹粽、水仙粽、そして外郎粽の三種類。

各種類それぞれ3個で一把ほか、1個からバラでも購入できました。

『とらや』さんの粽は初めていただくので、とりあえず全種類一個ずつお持ち帰りしてきました。

羊羹粽

葛と小豆のあんこを練り合わせた粽で、すっと黒文字が通る柔らかさ。

小豆と笹の香りがほんのり感じられる優しいお味。

なんと言っていいのか、とにかく馴染み深い『とらや』さんらしい味わいだなと感じました。
水仙粽

葛とお砂糖で練り上げたため、葛の味わいが一番強く感じられる粽です。

みずみずしく清らかで柔らか。口溶けがよく、ほんのり笹の香りを纏った上品な味わい。

蜜のような甘さがありながら、後味がスッキリとしています。
白下糖 外郎粽
他の2つとは違いむっちりとした弾力がある粽で、黒糖のようなコクと風味のある力強い味わい。

使用されている白下糖とは、サトウキビの一種である竹糖(ちくとう)の搾り汁をアクを取りながら煮詰め冷却したものだそうですが、これが本当に美味しくて。。。

お口の中で儚く溶けるイメージの粽でしたが、こちらはもちもちっとしていて、また違った美味しさでした。
『とらや』さんの粽もとっても美味しい!
来年からは必ず味わうことにします!

食べ比べではありませんが、実際『とらや』さんの粽を味わってみると、前回いただいた川端道喜さんのものよりも、ずっと近しい味わいでした。
『とらや』さんも京菓子ですが、幼い頃からとらやさんのお菓子をおやつにいただいていたせいか、江戸前舌の私でも親しみを感じるのかも知れません。