お菓子を巡る暮らしの雑記帖

和菓子・洋菓子、日々のおやつを中心に「美味しい!」を記録するブログ。

Sponsored Link

『とらや』七夕の天の川はじめ、七月の生菓子、観世水、水仙夏の霜、青梨、沢辺の蛍。

今月はちょっとばかりスタート遅れ、『とらや』さんの7月前半の生菓子も七夕の日になりました。

猛烈に忙しいというのではありませんが、お菓子最優先で生活しているわけでもないので、こんなこともあります(笑)

もう七夕は終わってしまいましたが、七夕に合わせて販売されていたお菓子含め、7月前半のお菓子をご紹介しておきます。

『とらや』さんの店舗は百貨店などにもたくさんありますが、生菓子をお取り扱いしているのは限られた店舗です。
いつもは赤坂店か東京ミッドタウン店ですが、今回はTORAYA GINZAでお買い物。




天の川


1個 ¥540(税込)

透き通る黄緑の琥珀羹に白の練羊羹で天の川を描き、星に見立てた白胡麻を散りばめた美しい意匠。

琥珀羹の蜜のようなテイストに胡麻の香りが時折顔をだしお味のアクセントになっています。

この時期、「天の川」という同じ菓銘のお菓子が様々な和菓子屋さんに並びますが、素材から意匠までお作りはそれぞれ。
お店の個性が垣間見られ、楽しいものですが、こちらのものは、むっちりとしたしっかり食感はまさに『とらや』さんらしい力強さを感じました。




観世水


1個 ¥540(税込)

観世水は能楽の観世流が定型紋様として使用していたことに由来する、古典的な渦巻き紋様です。

「流れる水は腐らない」ということから浄めの意味を持つというように、このお菓子もまた清らかなイメージです。

お味の方はといえば、コリっと歯切れよく、道明寺のプチプチ感が楽しい!

総じて涼しげな中、真ん中に少しだけ加えられている御膳餡のコクがきいています。

水仙夏の霜


1個 ¥540(税込)

「夏の霜」とは聞き慣れない言葉ですが、説明によりますと、「夏の夜に霜が降りたように、月の光が明るく地上を照らしている様子を表した言葉」だそう。

初出が1770年と255年前と言いますから、目に映る自然も今とは違って見えたのかもしれません。

葛製の生地がふるふるとふっくらやわらか、お口の中でほろほろっと溶けていく涼やかな葛の香りがなんとも美味

滑らかな紅あんは上品な味わいで、これは美味しい!




青梨


1個 ¥540(税込)

和菓子の意匠とは概して抽象的なものが多いと感じますが、こちらはとっても再現度が高く、まんま梨です。

水羊羹製とのことですが、それから連想されるよりももっちり、しかし口溶けのよい面白い食感です。

ケシの実で表す質感やヘタの羊羹に至るまで、隙のないお仕事。なによりも白あんが安定の美味しさです。

沢辺の蛍


1個 ¥540(税込)

夏の風物詩である蛍が、草むらに見立てた薄い緑のきんとんで光を放っている様を表した、控えめながらとてもきれいな意匠。

きんとんは滑らか、芯はつぶあんのため、どっしりとした印象です。

琥珀糖が薄らと浮かび上がる螢の灯りのように見え、一見落ち着いた色合いながら、キラリと光る美しさがあります。


www.toraya-group.co.jp