先日、久しぶりに銀座三越の菓遊庵をのぞいてきました。
最近はすっかり足遠くなっていた百貨店巡りですが、ちょうど有楽町まで行く用事があったので、ついでにお菓子でもと足を運んでみました。
ちょうど木曜日だったので、菓遊庵では岬屋さんのお菓子も入荷していました。
しかもこの時期だけしか楽しめない粽…

普通ならお持ち帰りするところですが、お隣には長命寺桜もちが!
究極の選択です。。。
今だけの粽にするか、大好きな長命寺桜もちか。
長命寺桜もちの方は、春だけでなく通年楽しめるお菓子です。
散々迷った挙げ句、選んだのはやはり長命寺桜もち。
子供の頃から一年に一度は必ずいただいてきたお菓子です。それは今も変わらずで、今年はまだ味わっていない!
なによりも、その時食べたい気分が勝りました。
粽に後ろ髪引かれながらも、うきうきと桜もちをお持ち帰りしてきました。
『長命寺山本や』さんは言わずと知れた桜餅発祥のお店。その歴史は300年にも及ぶ老舗中の老舗で、東京の人間にとっては最も馴染みの深い桜餅といっても過言ではありません。

本店は向島、隅田川のほとりで長きに渡り桜餅を作り続けていたお店です。
そんな桜餅が今では百貨店で買えるのですから嬉しい限りです。
百貨店で販売されているのは、箱に入った5個入りです。

一つの桜餅に塩漬けされた大きな桜葉が3枚使われていて、お餅をすっぽりと包んでいます。
この桜葉は西伊豆、松崎産のオオシマザクラが使用されているそうです。

桜餅の葉を食すか否か?
人によってそれぞれですが、こちらのお店では、桜葉の役割は香りづけと乾燥を防ぐためのもので、取り除いて食べることを推奨されています。
私はこのお店の桜餅に限らず、どのお店の桜餅も桜葉は外していただいています。
長命寺桜もち

3枚の桜葉を外すと、真っ白な焼き皮の桜餅が現れます。
お餅は小麦粉製のとても薄い楕円形の皮。ふわりと桜香るこの薄い皮でくるりとあんこを挟んでいます。

北海道産の小豆を使った、さらりとしたこしあん。小豆の風味もよくとても美味しいあんこです。
桜葉の塩気と風味がこのあんこに重なり、さらに美味しさアップです。

薄い皮にすっきりとした味わいのあんこなので、ヘビーではなく幾つでもいただけそうです。

桜餅に関しては、とにかくこの長命寺桜もちが好き過ぎて、長らく道明寺には見向きもしませんでしたが、今は道明寺製も大好きです。
それでも、「桜餅」と言えば、やはりこれが一番。それはどこでどんなに美味しい桜餅をいただいても、生涯変わることはないのだろうと思います。
慣れ親しんだお味に、様々な思い出も加味され、私にとっては特別なお菓子の一つなのです。
尚、都内百貨店では三越や高島屋の銘菓売場で販売されています。
ただ、毎日ではなく週一で入荷日が決まっているので、百貨店のホームページなどを見ていただけたらと思います。