出雲の旅で唯一、これだけはいただいて帰らねばと思っていたのがぜんざいです。
毎年10月、全国の神様が出雲に集まる神在祭という神事が行われていますが、その際に振舞われた「神在餅(じんざいもち)』が、ぜんざいのルーツで、「じんざい」が出雲弁で訛り「ぜんざい」になったそうです。
これぞ出雲スイーツの代表と言ってもいいでしょう。
ぜんざいはどこでもいただけますが、発祥の地は出雲だと言いますから、味わって帰らないわけにはいきません。
参道を歩いていると、ちらほら「出雲ぜんざい」の文字をおみかけしましたが、私が足を運んだのは出雲神社門前にお店を構える『出雲ぜんざい餅 坂根屋』さん。

出雲に複数のお店を展開する明治5年創業の老舗のお菓子屋さん『宿禰餅本舗 坂根屋』さんのぜんざい専門店です。
メニューはこんな感じで、ぜんざい尽くし。

ぜんざいは温かいものと冷たいものが選べます。
この日の出雲は30℃を超える快晴の夏日で本当なら冷たいものがいただきたいところでしたが、やはりぜんざいは熱々が好き!ということで、温かいぜんざいにしました。
こちらでは入店時に注文、お会計を済ませてからお座敷席に上がります。

私が行った時はおやつタイムのせいか満席でした。
待合の長椅子でいただくこともできますが、私は少しだけ待ってお座席でゆっくり楽しみました。
ぜんざい

一口いただき「美味しい!」。
とっても素朴な味わいのぜんざいで、まさに「ぜんざい」でイメージされるお味そのものです。
出来うる限り地域で育まれた農産物を使用するという地産地消にこだわったお菓子を作りをしているという通り、このぜんざいに使われている小豆もまた、出雲の土と水で育った出雲大納言が使用されています。
小豆の香りがとにかく濃厚。皮は柔らかくふっくら。この地に来なければいただくことのなかった品種の小豆かなと思いました。

箸休めには大根のお漬物。これがまたお口さっぱり、ぜんざいの美味しさをさらにアップしてくれます。

小豆のみならず、水もまたヤマタノオロチ伝説で知られる斐伊川の伏流水が使用されているそうで、そうした素材へのこだわりは『坂根屋』さんのHPに詳しく書かれています。
ぜんざいと一緒にご縁袋を頂きました。
この中に5円玉(ご縁)が入っています。

良き伴侶とのご縁は30年前に頂いていますが、ご縁は人のみならず、是非ともお金との強い縁が結ばれたら…などと想像し、ありがたく頂いてきました。

お土産用のぜんざいも売られています。
とっても美味しかったので、お土産用もいくつか買ってしまいました。

また、ぜんざい餅もお持ち帰りしてしっかり味わいましたので、そちらは別記事で紹介しています。