お菓子を巡る暮らしの雑記帖

和菓子・洋菓子、日々のおやつを中心に「美味しい!」を記録するブログ。

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松江『一力堂』姫小袖。かつて松江藩お留め菓子だった銘菓の素晴らしき味わい。

松江ぶらぶら歩きは、闇雲に歩き回っていたわけではありません。マップを見つつ、この辺りは私の好きなものがありそうと目星をつけつつでしたので、そこは当然お菓子がありまして…笑

とにかく和菓子屋さんありそうなエリアをぶらぶらしていたわけです。
そんな中、なんともいい感じの和菓子屋さんを見つけて立ち寄ってみることにした『一力堂』さん。

創業270余年というお菓子処松江でも五指に入る和菓子屋さんとして、かの松平不昧公はじめ歴代藩主より「御用命を承っていた」という老舗だそうです。

実は…それは後で知ったこと。
松江のお菓子には明るくない上、リサーチもしておらず、行き当たりばったりだったので、このお店のこともよく知りませんでした。

しかし、どんなお菓子があるかと思っていたら、私でも知っている姫様をお作りしているお菓子屋さんではありませんか!

上生菓子から朝生菓子までざまざま並んでいたのですが、この日は夏のような暑さ。。。
そちらは諦め姫様ともう一つ、これは絶対好み!というお菓子をお持ち帰りしてきました。




姫小袖

このお菓子、松平家の茶会や法要などでも用いられていた由緒あるお菓子で、お留め菓子として一般では手に入れることができないお菓子でした。

この綸子模様を紅白に染め分けた上品な意匠は、まさに『姫小袖』という菓銘にぴったり。
とても品よく可愛らしい。。。

和三盆糖を使った打ち菓子なのですが、中には皮むき餡が入っているのが意外でした。

お口の中でサラサラ〜っとほどけていく感触!
なんとも儚く甘く、ちょっと驚き。。。
これは想像以上で、なぜもっと早く手に取らなかったと後悔したほど美味。

このお作りは当時のままだそうで、何百年も前にこうしたお菓子が嗜まれていたのもすごいものだと、改めて和菓子浪漫を感じたのでした。。。

姫様すごいお菓子です。昔のお殿様達はこんな美味しいものを「お留め」していたなんて!
そんなお菓子が今は普通にぶらり旅で買えてしまうのですから、よい時代になったものです。


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