毎年、夏の土用入りには必ず『とらや』さんへ土用餅を買いに走ります。
たった3日間しか販売されないので、必ず初日の朝一がお約束になっています。
ところが…今年は少し出遅れて午後になってしまったので、一番近いミッドタウンの『とらや』さんへ。

この暑さのせいか、土曜日でしたがそれほど人は多くない様子。
午後とはいえ売り切れるほど遅い時間でもなかったので大丈夫かと思っていましたが、もしなければ赤坂店まで行こうと思っていました。
やはりありました。まだまだたくさん並んでいたのでホッと安心…どれだけ食べたかったのでしょうか(笑)

まだ7月後期の生菓子もいただいていなかったので、土用餅を控えめにして他のお菓子もお持ち帰りすることにしました。

前もって色目表をいただき、登場するお菓子は把握していました。
今回は楽しみにしていた好きなお菓子がいっぱい!

土用餅が目当てでしたが、こちらも見ていてテンション上がりました(笑)
土用餅

こちらは毎年恒例、夏の土用入りに合わせて登場するぼた餅です。

ぼた餅というには上品すぎる佇まい。
黒糖餡は見た目、黒いビロードのような質感、食感はシルクのような滑らかさです。

中には弾力、歯応えのある小さなお餅が包まれています。

やはり『とらや』さんのあんこは美味しい。
こっくりとしたコクのある甘さの黒糖餡がとにかく美味しい。

販売は2026年7月18日〜7月20日までの3日間です。
近畿地方では黒糖餡ではなく小倉餡でのお作りだそうで、おはぎなどもそうですが西と東とでは素材を変えられることがあります。
いまだ未食の西のもの、いつか味わってみたいです。
向日葵

1個 ¥540(税込)
消費期限 翌日
ちょっと変わったお作りのきんとん。
鮮やかな黄色のそぼろで花びらを、種の部分は御膳餡で表現。太陽のような向日葵が見事に象られています。


御膳餡に包まれた水羊羹がアクセントになり、いつものきんとんとはまた違った味わいです。

どこかモダンな夏らしいお花を模ったきんとんもいいものです。
巻水

1個 ¥573(税込)
消費期限 当日
今年は出てくるかしら?と密かに待っていたお菓子ですが、期待通りいただけました。
涼しげな水色に色付けされた道明寺で、くるくると小倉餡を巻き、氷餅をつけた涼しげな意匠のお菓子。


このお菓子、菓子見本帳に記録された最初の年が、なんと安永2年頃だそう。今から約253年前というと江戸中期。『とらや』さんが御所にお菓子をお納めしていた頃です。
古の人々の感性の豊かさをつくづく感じさせられます。。。
お味はといえば、もっちりと柔らかな道明寺にゆるめの小倉餡が溶け合い、それぞれに食感、風味が際立つようでとっても美味。

昨年もこの時期に登場していましたが、すごく好きなお菓子なので、今年もいただけて大満足です。
水仙卯の花

1個 ¥540(税込)
消費期限 当日
「水仙」は葛製を表す言葉ということで、葛製の生地で白と緑染め分けた餡を包んでいます。
白い小さな花を咲かせる卯の花を透明感のある素材で表現されています。


やはりこの色分けされた白あんの美味しさが光りますね。

ふるふるとした葛の食感に風味が夏らしい味わいで、これもまた美味です。
若葉蔭

1個 ¥573(税込)
消費期限 当日
夏といえば『若葉蔭』。
水面に浮かぶ青葉の蔭を金魚が泳ぐさまを表した琥珀製のお菓子です。
まるで琥珀羹で作られたガラスの鉢の中で金魚が泳ぎ回っているような涼しげな意匠。


中の金魚が練り切りというのも、コリコリっとした琥珀羹としっとり練り切りの食感の対比がよいアクセントになっています。
いつも真ん中から断面カットしてしまうのですが、その度に可哀想な気になってしまうので、今年は避けました。食べてしまえば同じなのですけど(笑)

私のお友達の中でもとても人気の高いお菓子で、きっと心待ちにしていた方も多いことでしょう。
紅抓羊羹

1個 ¥540(税込)
消費期限 当日
見慣れない漢字が使われた菓銘ですが、「べにつまみようかん」と読みます。
初出が享和元年(1801年)というかなり古くからお作りされていたお菓子のようですね。
鮮やかな紅色が美しい水羊羹製のお菓子です。


餡、砂糖、葛を練り蒸し上げた生地は、もったりと柔らか。『とらや』さんでいうところの「水羊羹製」ですが、この舌触りにはいつも唸ります。。。

この冴えざえとした紅色に白餡というコントラストも素敵ですが、それ以上にお味が最高。
私が記憶している限り、こちらは初めていただいたお菓子です。
これから何度でもいただきたいくらい気に入ったお菓子なので、是非来年の再登場に期待したいところです。
www.hw-frankie.com
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