お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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消化の悪い玄米、『酵素玄米』(寝かせ玄米)にしたら食べられた!


玄米は体にいいと言われていますが、実は人によって消化の難しいものでもあります。
食いしん坊の割には胃弱な私は、少し消化の悪いものを食べると途端に胃もたれに苦しむことになります。
玄米もその一つです。気をつけてよく噛んで食べても、食後に胃の調子が悪くなる、ひどい時には胃痛にまでなる始末。
白米を食べると太りやすい私、どうしても「玄米が食べたいのよ!」との思いでいきついたのが、この『酵素玄米』(寝かせ玄米)です。



酵素玄米(寝かせ玄米)

これは玄米を数日間(4日以上)保温して寝かせたものです。
2年ほど前に友人が近所にあるジュースクレンズ専門店で売っていたものを買って持ってきてくれたのがきっかけで知りました。
初めて食べた時「これが玄米⁉︎」と思ったほどのもちもち食感に、玄米というよりお赤飯みたいだなぁと思ったものです。
これなら胃弱な私でも食べられるかもしれない!と、自分で作ってみることにしました。
有名女優さんが、これで産後ダイエットを成功させた!なんて話題にもなっていたので、食べ方次第ではダイエットにも有効なようです。
とにかく、作るのも簡単。白米を炊くのと大きな違いはありません。
これまで玄米が食べられないと諦めていた人にも、是非一度試してみて欲しいと思います。

必要なもの

材料

・玄米 4合
・あずき 30g
・塩 4g
・水  米とぎ用、炊飯用適量
※一週間一人で十分に食べきれる量ということで、私はいつも4合炊いています。

道具

炊飯器

玄米を炊くためには圧力鍋を使う方も多いと思いますが、私は手軽に炊飯器です。
ただ、炊飯器を使用する場合は「玄米炊きモード」のあるものに限ります。
私はもともと手持ちの炊飯器に玄米炊きモードがついていたのでそのまま使用していますが、現在は酵素玄米用の炊飯器も発売されています。
※圧力鍋で炊きたいという方、私は圧力鍋で作ったことがないので、残念ながらここの記事は炊飯器限定です。
圧力鍋での炊き方でググってみて下さい。沢山情報が出てきますよ。



保温機

発酵玄米は「寝かせ玄米」とも呼ばれるように、数日間寝かせる必要があります。炊いたその日から食べるという方もいるようですが、胃弱な方は待つべし!です。
色々と試してみた結果、私は4日以上寝かせたものであれば胃に負担がかからず、食後も快適でした。
しかしここで問題になるのが、出来上がるまでの4日間、ごはんが食べられない⁉︎ (ご飯が炊けない)という状態になることです。
そこで私は寝かせておくための保温ジャーを購入しました。なんら特別な機能もないただの保温ジャーなので、お値段は安いのですが、置く場所を確保しなければいけないのが難です。
我が家は炊飯器が置いてあるところに余裕があったので、今では2つ並べて置いています。
(向かって右が炊飯器、左の大きい方が保温ジャーです)

ボウル、水切りザル、泡立て器

玄米をとぎ、水切りし、浸水させる時に使うものです。
※下記作り方参照



作り方

① 玄米を洗う。最初に浸す水は白米同様に米が水を吸うので、よいお水を使うといいでしょう。
よいお水といっても、私も東京のど真ん中で湧き水など美味しいお水がないので、ペットボトルの水を入れ使っています。吸ったらすぐにきれいなお水に取り替えます。

泡立て器を使ってじゃぶじゃぶと玄米をとぎます。これは玄米を傷つけることで浸水を促し、より柔らかい炊き上がりにするためです。これを4回ほど繰り返します。

②とぎ終わったら、十分なお水に浸し、最低6時間以上は置いておきます。

③十分に時間をおいたら、いよいよ炊飯です。
つけておいた玄米をザルにあげ、水切りをします。

④玄米を炊飯器に移し、目盛りまで水を加えてから塩を入れて軽く混ぜ、そのまま玄米モードでスイッチオン!


これで炊き上がりを待ちます。
⑤炊き上がったら、かき混ぜて15分ほど蒸らします。
⑥保温ジャーに炊き上がった玄米を移しますが、この時に玄米がジャーの側面にくっつかないよう山のような形にするのがポイントです。
こうすることで、寝かせている期間の乾燥を防ぐことができます。

※以降、1日1回天地返し(かき混ぜる)をしますが、必ず清潔なしゃもじを使用してください。

酵素玄米(寝かせ玄米)1週間の変化

炊きたて。まだ玄米が硬めです。

2日目。少しだけ色の変化はありますが、まだ硬いです。

3日目。少しお米の粘度変わってきたのがわかります。

4日目。ここまでくれば軟らかくなっているので食べ頃です。

5日目。

6日目

7日目

さすがに7日目ともなると、かなりモッチリと軟らかくなります。
6日目の方が色が濃く見えますが、これはよそった部分によるもので、米粒を見ると粘度の違いがわかるかと思います。

食べ頃
普通に玄米が食べられる方であれば、当然炊き上がって蒸らせばすぐに食べられますが、「寝かせ玄米」というように、4日以上寝かせたものを食べるのが一番お勧めです。
胃弱な方でもここまで軟らかくなっていれば問題ないでしょう。
また私はジャーに保存するのは7日までにしています。食べきれなかった場合は冷凍しておくと良いでしょう。解凍する際に電子レンジではなく蒸した方が酵素が壊れないという意見もあるようですが、これに関しては賛否両論あるようなので、私は気にせずにお手軽なレンジを使ってしまっています(ほとんど食べきってしまいますが。。。)。

参考にした本

『寝かせ玄米生活』荻野芳隆著

酵素玄米を食べ始めた頃、色々な関連本に目を通しましたが、私はこちらが一番参考になりました。今でもちょこちょこ目を通している、私にとっては『健康食の教科書』のようになっています。


まず、粗食の勧めではありませんが、「ハレの日、ケの日」という考え方が面白い!と思いました。
毎日のご馳走は必要ない。普段は質素に「ケの日」、贅沢は「ハレの日」にたま〜にしましょうという、健康に基づいた考えが書かれています。食いしん坊ゆえに飽食を貪る専業主婦には、非常にお勉強になる内容です。酵素玄米を用いて健康な食生活を推奨する内容となっています。
もともと酵素玄米の作り方が見たくて購入したものですが、この考え方には目から鱗がポロリでした。

酵素玄米の作り方は写真を多用して、圧力鍋と炊飯器それぞれの作り方を時系列で見せてくれるので、非常に分かりやすく、初めての人でも安心です。
酵素玄米と共に頂くおかずの組み合わせ例もしっかりと記載されています。
また酵素玄米のお供となるおかずのレシピもふんだんにありますので、普段の献立作りの参考になります。
他にも玄米についての説明、様々な疑問への回答、デトックスなどについても詳しく書かれているので、読みものとしてもかなり面白いものです。

この本のような食生活ができればな〜と思いつつ、食いしん坊に邪魔されて100パーセント実践には至っていませんが、とりあえず今は玄米が美味しくいただけるだけで良しとしておきましょう(笑)

www.hw-frankie.com