お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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人の真似をする人、される人。真似をされることに腹を立てるより、喜ぶべきと思う方がストレスがないという話。

つい最近こと。娘が憤慨した様子で帰ってきました。
一体何があったのかと思えば、いつものようにたいしたことではなかったのですが、本人にとっては我慢ならないことだったようです。

きっかけは高校時代の同級生のインスタアカウントで、何やらそこにアップされている私物写真やファッションがまるで娘のコピーだというのです。
娘自体はその子とは付き合いがなかったので知らなかったそうなのですが、ほかのお友達に「完全コピーされてるよ」と言われ見てみると。。。

新しく買ったスニーカー、スマホケース、ネールのデザイン、去年はいていたブーツまで、新旧問わず現在娘が身につけているもの、新しく買ったものなど、インスタなどSNSに載せてあるようなものは、かなりの確率で真似をされていると言います。

実際に見せてもらうと、かなり完成度の高いコピーっぷりで、それはそれで「すごいわ〜」と感心してしまうレベルなのでした。

「マミーは笑うけど、真似のくせにさも自分のアイデアみたいな態度が腹立つ!」

私が笑ったことで、火に油を注いでしまったようです(笑)




確かに世の中、恥も外聞もなく人の真似をするという人はいます。これは時折専業主婦ランチでも話題になることなので、女性の間ではよくあることなのかもしれません。
持っていた服やバッグなど、「素敵ね〜」と言っていたと思ったら、次会った時にはシラっと全く同じ物を持っていた。。。なんてことを何度もやってのける人もいたりします。

真似をされるのは持ち物だけではありません。ハンカチの使い方から口癖、座右の銘など時に人格まで真似しようとしているのかしら?という人もいます。

ここで、ちょっと類語を調べてみました。

コピーする
コピーとは複写すること。
そっくりそのまま真似をし、同じものを作るということ。

模倣する
他のものを真似ること、似せること。
ニュアンス的にはそっくりそのままというよりは、それを模範として同じようなものを作るという解釈でしょうか。。。

参考にする
他者がすでに行った方法などを助けにし、自分の考えの足しにすること。
こちらは自分のアイデアありきで、さらに良いところを頂くといった印象です。

どれもやっていること自体は同じようなことですが、コピーというとなんだか悪いイメージがあります。他の二つはどちらかといえば良い印象です。


よくブログなどネット上に公開されているサイトにもありますが、例えば話題のスイーツ記事なども、実際に自分は手にしたことも食べてみたこともない物でも、ネット上の他のサイトから情報を得て、それをまとめて記事にしているようなものもあります。
一見するとレポ?と思いますが、よくよく読んでみれば、どこかで聞いたことがあるような言葉ばかりが並ぶだけで、写真もすべてオリジナルではありません。
これも言ってみれば「真似」のようなものです。しかし全く同じなわけではないので、こちらは「参考」ということになるのでしょう。

現にそのようなサイトに限って、ものすごく上手に作り込んであるため、検索しても上位に上がっていることが多かったりします。
情報を集めてまとめ、それを上手にサイトに落とし込むという作業は、私などからしたら決して楽なことではありません。その点でいえば、すごいなぁ。。。と感嘆せずにいられません。
自分で食べてレポした方がずっと楽な作業だと思います。

そこまで極端でないとしても、同じトピックを度々扱うとか、同じようなデザイン、趣旨のブログを作るなどということは、よくあることでしょう。

これを真似(コピー)と言い切るのは少し無理がありますが。
たまたま同じことや物に興味があったといえばそれまで。また「参考」にしたといえばコピーともいえません。

そもそも、オリジナリティーを持つことは簡単なことではありません。人は誰もが同じような事を考えて生きているのですから、その行動や創造するものが似通っていたとしてもなんの不思議もありません。

こちらが「真似したわね⁉︎」と思っていても、相手からしたら「これは私のアイデアよ!」ということも往々にしてあります。

同じものを持っていた、同じようなものを作っていたからといって、真似をされた!と憤ったところでなんの証拠もないわけですから怒るだけ損なのです。

気になるのは理解出来ますし、あまりいい気持ちがしないのもわかりますが、たった一人の人間に真似をされたくらいで、「気分が悪い」とか「ムカムカする」などというのは、無駄な感情に踊らされているようなもの。

そんなことを言っていたら、芸能人などはどうなるのでしょう。お洋服から髪型、メイクまで、どれだけの人からコピーされているのか。。。しかし、彼女彼らはそれでお金を稼ぎ、より素敵になっているのです。




真似をされるというのはそれだけ自分が人に与えるインパクトを持っているということです。素敵だからこそ真似をされていると思えば、それほど腹を立てるようなことではないと思えます。

確かに何もかも真似をされた上で、それがさも自分のセンスやアイデアであるかのような振る舞いをされればモヤモヤすることもあります。しかしいくら腹を立てても、人真似をする人の言動を変えることは難しいものです。

真似をするということは、自分で創造したり開拓する能力がないからこそ真似に走るのですから、人真似などせずにオリジナリティーを見つけましょうといっても無理なことなのです。

真似をされても実害が及ばなければ、スルーすればいいだけ。

「人と同じはいや!」

娘は言います。そして私もかつては同じように感じ、とにかくオリジナルであることにこだわってきたので、その気持ちはよくわかります。

しかしこの歳になれば、世の中自分と同じような趣味嗜好を持った人はごまんといますし、個性を際立たせることがどれほど難しいかもわかります。

なによりも、よいと思ったことやものを参考にすることは決して悪いことではないと思うのです。むしろ、それだけ向上心があるともいえます。

人に真似されたことに一喜一憂するのは、娘自身が自分に十分な自信がないせいです。
自信のある人は、他人の言動など全く目に入らないくらいに気にしないものです。

小さなことにこだわらず、自分の好きなことだけに目を向けておおらかな気持ちを持って欲しいと思った母なのでした。

ひな祭りなので、『赤坂 青野』の桜餅(長命寺)、赤のこし餡、白の粒餡をいただきました。

今日はひな祭りです。
我が家にも一応女の子がいるので、毎年この日はささやかながらお祝いをします。

お祝いと言っても、ただ食べたいものを食べるだけですが
(笑)

今年は雨のひな祭りとなりました。いつもは『虎屋』さんで桜餅を買ってくるのですが、今年こそは向島の『長命寺』へ!そう思っていました。しかし悪天候に加え東京マラソンで混んだ街の様子を想像し、心が折れました。。。
そこで桜餅に加えいちご大福でも食べようということになり、急遽『赤坂 青野』さんまで行ってまいりました。

お店の前にはひな祭りのお菓子がディスプレイされています。
よく見ると英語で、ただ見るだけでもどうぞ!ディスプレイの写真も自由にお撮りくださいといったことが書いてあります。


『赤坂 青野』さんは100年以上も続く和菓子の老舗で、有名なところでは「赤坂もち」というくるみ入りのお餅菓子があります。

「赤坂もち」ももちろん大好きなお菓子ですが、こちらは他にも美味しい和菓子がたくさんあります。

残念ながら和菓子は日持ちしないものが多いので、あれこれとお持ち帰りすることができません。
そんなわけで、今回はお目当のみで。。。

桜餅

『赤坂 青野』さんの桜餅は、道明寺粉を蒸した皮で餡子を包んだ関西の道明寺と、薄いクレープ状の皮で餡子を包んだ関東の長命寺二種類あります。

私はもちろん幼い頃から桜餅といえば長命寺です。

青野さんではピンク色の皮はこし餡、白い皮は粒餡と、2種類の長命寺桜餅があります。

ほんのりとピンク色をしたクレープ皮は割と厚めです。

餡子はさらりとした上品な甘さで、安定の美味しさです。

白い皮のほうは粒餡が巻き込まれています。


粒餡も間違いなく美味しいです!
しかし、私の個人的な嗜好からいえば、やっぱり「長命寺にはこし餡が合う」と思うのです。

とはいえ、結局は「両方食べたい!」と思ってしまうのですが(笑)

『青野』さんの手提げ袋は季節ごとに変わり、それもまた楽しみの一つ。
春はもちろん「桜」。デザインも色合いも落ち着いていて素敵です。


千羽鶴の調

ひな祭りだったからか、サービスでこちらのお菓子も頂きました。

初めて頂いたお菓子でしたが、玉子の風味濃厚な、とっても美味しい甘いおせんべいで、とっても気に入ってしまいました。

鶴の焼印があるので、お祝い事のギフトにもぴったり。何かの折には是非贈答品に!と思いました。

訪れたのが遅い時間だったので残念ながらいちご大福は売り切れていましたが、美味しい桜餅を頂けて満足しました。

ちなみに甘いものだけでなく、一応ちらし寿司も食べました。子供が大きくなるたび、年々手抜きのひな祭り。。。
とりあえず、鮪だけ乗せておけば文句は言われないだろうといったところです(笑)

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日本橋高島屋の『オードリー』焼菓子目当てなら行列、待ち時間覚悟で朝一の来店がおすすめ。

お友達から日本橋まで呼び出されたとある平日の朝。
久し振りの日本橋。ランチは何を食べよう、帰りはどんな甘いものを買って帰ろうか頭の中はいっぱいです。

日本橋ときたら、絶対に『長門』さんの和菓子は外せない!桜餅も出ているだろうし。。。などと考えていたところ、お友達が鼻息荒くも「高島屋行くわよ!オードリー!付き合って!」とのこと。

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『オードリー』といえば、私が池袋でいつも行列に恐れをなし、未だ買えずにいたお菓子です。
並ぶの嫌だわ。。。とも思ったのですが、そんなことを言っていたらいつになっても口には入りません。

それに行列の状況などをブログでお知らせできれば、これから行こうと思っている方の参考になるかも知れない⁉︎
これこそ、暇な専業主婦の役割ではないのか⁉︎
そう勝手な使命感が湧き上がってきたのでした。




よし!お友達のお付き合いついでに、ここはひとつ頑張って実体験をしてみようと思ったのでした。

相変わらず前置きが長いです。。。
ここからが本題。

高島屋日本橋店『AUDREY』

開店10分くらい前にデパ地下直通、『オードリー』から一番近い入口へ行くと、ほかの百貨店に違わず、ここでもすでに行列が待っていました。

「これ、まさか『オードリー』狙いじゃないわよね?」

「可能性はあるわ!油断してはいけないわよ」

そんなことをヒソヒソ話しているうちに、10時30分!

ゲートが解放されるやいなや、まるで一番福を求める福男の群れのごとく、『オードリー』目掛けて一斉ダッシュをかける人々!

凄かったです。。。

こんな光景は予想していなかった専業主婦二人ですが、勝手知ったるデパ地下です。
正攻法でいけば確実に遅れをとる!
猪突猛進突っ走っていこうとするお友達の腕を掴み、人々が殺到する店の前からでなく、反対側からアプローチをかけ、なんとか8番福あたりをゲット。

「あなた、伊達にデパ地下フラフラしてないわね〜」

などと、褒められているのだかなんだかわからない感謝の言葉を頂きながら、商品を選びます。

ここも以前記事にした同系列店である『タルティン』と同じシステムです。
お店に沿って行列し、列を進みながら傍に並んだ菓子箱、缶などを手に取り、お会計へ進むというもの。

我々も食べたかったお菓子だけを選び取り、列が進むのを待ちます。

今回私が購入したのはこちら。

まずはお約束のビジュアル買いで可愛い缶を。こちらには「グレイシア」と「ハローベリー」が入っています。

全種類、少量パックのようなものが見当たらなかったのですが、この2種類は一番食べたかったものです。

では、順番にお持ち帰りしてきたお菓子をご紹介。

GLACIA グレイシア

小さな花束のような可愛いお菓子で、そのビジュアルばかりに目が行きがちなのですが、一口食べてみて、想像以上に美味しくて、ちょっとビックリしました。


GLACIA CHOCOLATE グレイシア チョコレート


こちらはショコラ味。いちごのお味はあまりに感じられませんが、チョコレート菓子として食べればとても美味しいと思います。


GLACIA LUXE グレイシア リュクス


ほんのりとグランマニエが香る、ちょっと大人の味わい。見た目も上品で贈り物にも最適です。

縁にコーティングされたホワイトチョコレートの美味しさとアーモンドの歯ごたえが他とは違うリュクスなグレイシアになっています。


HELLO BERRY ハローベリー

ホワイトチョコレートが好きなので、これが一番食べたかったものです。
サブレにたっぷりのホワイトチョコレートといちご。
間違いなく美味しい!


Au-Deleine オードレーヌ


これはビジュアル的にもギフトなどで喜ばれるのがわかります。
とにかく可愛いです。

しっとりとした生地、裏側にはストロベリージャムが。



ストロベリーショコラ

こちらはお店を訪れた時に見つけたもの。
ホワイトチョコレート好きには見逃せません。

ロッキーロードのようなブロック型のチョコレート。

ホワイトチョコレートにドライストロベリー、アーモンドやラングドシャ生地がミックスされています。
まさに私にとってはストライクなチョコレート菓子でした。

行列の状況

とにかく朝から開店を待つ人でいっぱいと言ってもいいです。
開店直後にはすでに長い列が出来て、その列はどんどん長くなっていました。

買い物を終えて行列の状況を確認してみると、買い物を終えるまでのわずか15分ほどの間に、行列は地下2階へ続く階段の中央付近まで伸びていました。

行列について尋ねてみましたが、特に空いている時間はないとのこと。終日多くの人で混雑していると思った方がいいでしょう。
行列がなくなったころには、商品が売り切れている可能性大なのです。



売り切れ時間の目安

こちらの商品は購入個数に制限がありません。周りを見ると、カゴに10個以上入れている人が沢山いました。

行列に加えて大量購入する人がこれだけいれば、お会計の待ち時間が長くなるのも、品切れになるのも納得です。

こちらについても店員さんに聞いてみたところ、人気のグレイシアやマドレーヌなどは、早いければ2時頃にはなくなる日も少なくないとのことです。日によりけりだそうですが、遅くても4時頃にはなくなっていることがほとんどなので、確実に手に入れたければ、待ち時間などもありますので、やはり午前中に出向くのがよいとの事でした。

ちなみに行列は焼菓子のみ。焼菓子売り場と背中合わせにある生菓子売り場の方は待たずに購入できるような状況でした。

今回は焼菓子のみの購入でしたが、よくよく見れば生菓子も美味しそうなものがたくさんあります。

もう品物を選ぶ前から頭と身体をフル回転させねばならず、すっかり消耗したので、次回はゆっくりと生菓子狙いで行こうと思ったのでした。

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願いを叶えるために必要なこと。本気で願い、行動し、運が味方につけば、奇跡のようなことが起こることもある。

最近、娘から進路についてよく相談されます。
今年高校2年になる次女ですが、そろそろ将来を見据えて進路決定を促される時期にきているようです。

たかが16歳の子供が将来をのことを決めるだなんて。。。
長女の時も私はそう思っていました。
それは、自分自身がその年齢だった頃、将来のことなど全く考えず、ただ非現実的な夢のようなことを願い、好き勝手に遊んでばかりいたせいでもあります。

娘には将来はこんなことをしたいという具体的に夢があります。しかし、それは側から見たらまさに「夢物語」だと一笑に付されるといいます。
先生のみならず、お友達からも「無理に決まってる」「現実的に考えた方がいいよ」などと言われというのです。

まだ10代の若い子が夢もみてはいけないということなのでしょうか。
私は全てのことに不可能はない!とは言いません。しかし何事も「トライしてみる価値はある」と思っています。

本気で願えば、不可能を可能にするような奇跡も起きないとは限らないからです。




もう10年以上も前のことです。
アメリカで成功したある人物の著書を読み、とっても感銘を受けた私は、外国人夫にも同じ英語版の本を渡し、

「これ、読んでおいて!今度ニューヨークへ行って彼に会うわよ!」

そう言って、翌日にニューヨーク行きのエアーチケットを予約しました。

外国人夫からすれば、それは軽い家族旅行のつもりだったのですが、私は本気でその人に会うつもりでした。彼のいる街へ行けば、きっとどんな形でも会える。。。と何故か思ったのです。

実際に広いニューヨークの中で、複数の会社を経営するその人がどこにいるかなどわかりません。アポイントなど当然取れるわけもなく、会えるとしたら奇跡のような偶然を期待するしかない状態でした。

そんななんの確証もないままにニューヨークへ到着した後は、その人のオフィスのあるエリアで観光したり食事をしたりと、楽しみながらも密かに奇跡が起こるのを待っていました。

そして3日目の朝、通勤などで街が動き出す時間に街へ出た私達は、とうとうその人の姿を見つけたのでした。

本に載っていた写真と同じ顔が、同じ通りの向こうから、歩いてきたのです。

「あの人だわ!やっぱり会えちゃった!」

自分の願いが現実になったことで大喜びの私でしたが、外国人夫は大変驚いていました。
しかし、私はこのとんでもなく強い願いが偶然を呼び寄せたのだ!と、思わずその人に駆け寄り、著者を読んだこと、それがどれほど素晴らしく感銘を受けたか、ニューヨークまで会いにきちゃったわ!と、もう下手な英語で機関銃のごとく訴えてしまいました(笑)

聞けば、普段はあまりそのエリアのオフィスにこないこと。たまたま時間があったので寄ってみようと思ったといいます。

私が著書を読んだだけで、ニューヨークへ飛んできて、実際に自分に遭遇したと知り、その人自身もたいそう驚いていたものです。

「行動力なくしてはありえない奇跡の出会い」

そんな表現をしていました。

そんなゲリラ的に現れた謎の東洋人、しかも変な外国人夫に二人の子連れだった私にも非常に優しくお話をしてくれ、ついでに外国人夫と世間話などもして、しばし立ち話にお付き合いくださったのです。

まるで突き動かされるようにニューヨーク行きのチケットを用意して、訪れた先の出来事に、人生の不思議と希望を持って行動すれば、願いって叶うものなんだわ!そう思ったのでした。

思えばその出来事より遥か前にも同じようなことがありました。

初めてイギリスへ行く時、私は「なにをしに行くの?」というお友達に「Mr.Dに会いに行ってくるわね!」と言いました。Dとは数年前に亡くなったイギリスの人気ミュージシャンで日本でも多くのファンがいたある種のカリスマアーティストでした。

もちろん、みんな「そんな有名人に会えるわけないでしょ!」と、笑い飛ばしたのは言うまでもありません。

しかし、ロンドンで暮らし始めて半年ほど経ったある日、郊外の田舎町でDのライブがあるという噂が耳に入ってきました。

あのDがそんな田舎の小さなホールでライブなどやるわけがない!と、その話を聞いていたほとんど人は軽くスルーしました。

しかし、私はなぜか行けば何か起こるかも⁉︎ 「意地でもDに会うわ!」と、唯一噂を信じたお友達と二人で出かけて行ったのです。

そして、その噂は本当でした。
小さなホールに辿りつくと、沢山の地元ファンが待ち受けていました。その列に加わりホールの中へ入ると、何故なのか私達はステージのすぐ前に誘導されたのです。何か言われたのですが、私もお友達も当時は英語がほとんどできなかったので、今もって理由は謎です。。。

そして、しばらくすると、すぐ目の前にDが現れたのです。。。
10代の頃から憧れていた彼が目の前に来たのです。
彼の素敵な瞳を間近で見たときは、感激で私は石のように固まってしまいました。

大きなコンサート会場の遠いステージ上にいるDではなく、自分の目の前にいるDが笑いかけてくれたのを見て、もうこれは、「会った」と言ってもいいのではないか⁉︎
私の言ったことは現実になった!
そう思ったものです。

もう30年も前の出来事ですが、唯一残念だったのは、当時私は英語が出来なかったので、声をかけることができなったこと。。。誠に無念であります(笑)




さて、どんな途方もなく大きな夢でも、奇跡に近いような出来事も、本気で願えば叶うことがあると、私は確信しています。

そこには3つの大きな要素が必要です。

まず、本気で願うこと。ありきたりですが、その本気というのが問題で、奇跡が起きる時は、まさに一点の曇りもなく、確信と言っていいくらいの強い心で願えるものなのです。
それほどまでに強い思いを抱くためには、ある意味人知を超えた別のエネルギーというものを自分の中に感じられるものです。
この思いはちょっといつもと違う。。。そう感じたら願いが叶う可能性はあります。

次に行動を起こすこと
願いを叶えるために出来うる全ての事をやってみるのです。自分が動かなければ景色は決して変わりません。
まずは行動ありきです。

最後に必要なのは「運」です。
こればかりは自分でコントロールできるものではありませんが、一つだけできることは、「自分は運がいい」「ツキがある」とポジティブな心でいることです。
前向きであれば、どこかから援軍が運を運んでこないとも限りません。
また何事もポジティブでなければ、事は前に進みません。
できる事をした上で運を天に任せれば、たとえ大きな幸運に恵まれなくても、悪い結果は出ないものです。

この3つが上手くシンクロした時に、大きな願いは叶うのだと思います。

今の私には、若い娘達のようにそれほどの情熱を持って何かを願うことはありません。
こうなったらいいな、こんなことが起きたら嬉しいのに。。。
そんな小さな願いはありますが、奇跡と呼べるような大きな願いはありません。

夢や希望とは若さの専売特許です。
もちろんアラフィフにもありますが、願いの大きさやエネルギーは格段に違うものです。

若い人はどんな大きな夢も、どうせ叶うはずはないからと諦めるべきではありません。
諦めるのは歳をとってからでも十分に出来ます。どうせなら、若いうちだからこそできる事を精一杯やって、一度でもいいから「奇跡」ともいえる体験をして欲しいと思っています。

たとえ奇跡によって人生が大きくひっくり返るような事はなくても、それは自分の人生にとって大きな自信となるものです。
生きていく上で、自分に自信を持つというのはとても大切な事です。
その自信の大きな根拠となるのが、願いを叶えられた!という経験なのです。

色々な事を諦めながら生きるより、夢を見ながら、そしてそれを一つでも多く実現させる努力をしながら生きること。
それこそが、後悔のない生き方ではないかと、この歳になって思います。

自分の子供達がなにか口にするたびに、

「やりたいことがあるなら、何でもやってみなさいよ!」

私がそう言うのは、成功して欲しいからとか、人に尊敬される人物になって欲しいとか、お金持ちになって欲しいからでもありません。
ただただ、後悔のない人生を送って欲しい、それだけなのです。

そのためには夢を持って奇跡ともいえる体験を一つでも多く積み重ねて欲しいと願う母なのでした。。。

叶匠壽庵『このはな餅』。高島屋日本橋店限定のたっぷり餡子が美味しい可愛い紅白餅菓子。

「限定」という言葉に弱いです。
「数量」はあまり心に引っかからないのですが、これが「地域限定」とか「期間限定」となると、恥ずかしながら激しく反応してしまいます。

「今しか食べられない⁉︎」

「ここでしか頂けない⁉︎」

そう思うと、どうしても食べておかなければ!と思ってしまうのです。

それに加えて、今年に入ってから「餡子食べたい。。。」と思うことが多かったせいもあり、ついついこちらで足が止まってしまいました。

叶匠壽庵さんの「高島屋日本橋店限定」このはな餅

見た目が可愛らしく、もうすぐひな祭りだわね。。。などと指をくわえて見ていたら、試食していきませんか?と声をかけて頂いたので、お味見してみたところ、美味しかったのでお一つ小さな箱をお持ち帰りしてきました。

一面に敷き詰められた餡子の下に、柔らかい紅白のお餅が隠れています。


この餡子、粒がしっかり残っているのですが、ふっくらといい塩梅に炊かれていてとても美味しかったです。

お餅も一見、弾力たっぷりかと思いきや、かなり柔らかくて食べやすかったです。

とにかく餡子がたっぷりなので、これでもか!というくらい乗せて頂き大満足です。

店頭のディスプレイがあまりに素敵だったので、家でこなように盛り付けようと写真を撮られて頂きました。しかし餡子だらけになって無理でした(笑)

そして、中に入っていたこの一文。
作り手がどんな思いで新しいお菓子を誕生させたのか、裏側のストーリーを知ると、より味わいが深くなる気がします。

和菓子は甘くて美味しいだけでなく、情緒のある美しいもの。そんなところも魅力なのです。