専業主婦という生き物

美味しいもの、美容、国際結婚、噂話、専業主婦についてなどを思いつくまま綴るブログ。

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してもらう人、してあげる人。世の中には二通りの人間がいる。どちらが良き人生と言えるのか。

最近、人の動きを観察していて、つくづく感じたのは、世の中「してあげる人」と「してもらう人」の2種類の人間がいるということです。

何をしてあげたり、してもらったりするかといえば、それはもう全てに関してです。
「してもらう人」がなんにもせずに胡座をかいて座っているだけという意味ではありません。
たとえば、お茶でも飲みましょうか?となったとします。その時にお茶を淹れに自然と席を立つ人と、「お茶はその戸棚にある○○でね」と、指示を出しお茶が入るのを待つ人の違いです。
また、この仕事を何時までにあげなければならないという時、資料を揃えに走ったりと下準備に奔走する人、準備が整えられた段階で仕事に入る人などです。
一見すると、上下関係の上に成り立つ当然の行動のように思えますが、必ずしもその人間関係に上と下が存在していることばかりではないということに気づいたのです。
それは個々の持つ性分のようなものが多分に関係していると。

上下関係とはそもそもこの性分から出来上がるのではないでしょうか。
人には気質があって、人のために何かしてあげたくてじっとしていられない人、人に気に入られたくて頑張る人、自分は難しいことはできないからと、雑用ばかり率先してやる人。
また、それは自分の得意分野ではない。もっと適性のある人間がやるべきだと思っているため、必要以外は誰に何を言われても動かない人。他にやる人間がいるのなら、自分がやるまでもないと思う人。
自分のやるべきことにこだわりを持ち、それ以外は拒否する人。
様々な理由がありますが、そんな性分や考え方が「してあげる人」「してもらう人」を分けているような気がします。



さて、自分は一体どちらの人間なのかしら?
そう考えた時、私は明らかに「してもらう」方の人間です。家庭の主婦、それも専業主婦という立場でありながらでもです。
普通の家庭ならば、主婦は夫や子供のために「してあげる」事が普通ですが、私の場合は「してあげる」ほど気も効かず、マメでもない。やたらと権利意識の高い面倒臭い人間なので、家族の方は自然と「してあげる」方にまわるしかなかったのかもしれません。
夫は「してあげる」方のタイプです。どんなに仕事が忙しく疲れていても、どちらかがやるべき事があれば、必ず自分が犠牲を払うタイプの人間なのです。
だからこそ、長いこと結婚生活を持続させることができているのだと思います。これがもし同じタイプの人間であったら、きっと日々衝突を繰り返していることでしょう。

家庭以外の場面でも、例えばランチ会などがあれば、お店を選び予約をするような役目はしません。それをするのはいつも同じ人です。
仕事の場においても、自分のやるべきこと以外はしません。それはお茶汲みなど雑用をやらないということではなく、それが自分の仕事ではないから手を出さないだけです。
雇用契約などで自分のやるべき仕事とされていること以外は、やらないということです。もしもお茶を淹れたりお掃除をしてくださいという契約になっていれば当然やります。
しかし、自分の仕事以外の雑用や人のヘルプも一生懸命にやっている人もいます。
いま、短期でお手伝いに行っている会社にもそんな人が沢山います。とにかくどんなことでも手伝って駆けずり回っているような人です。
最初は見ていて「何やってるの?それはあなたの仕事ですか?」などと冷めた目で見ていたものですが、徐々にそんな考えが変わってきました。
それは、その人達はなにも深く考えずに、自ら望んで動いているからです。
一度聞いて見たことがあります。
「なぜ、そんな雑用までやるの?それはやらなくてもいいことじゃない?」
そんな問いかけに対して帰ってきた答えは、「誰もやる人がいないから、私がやっておかないと!」というものでした。
その言葉から自分の存在理由を確認することも多少は含まれているものの、ある意味やり甲斐のようなものを感じているのだとわかりました。
つまり「してあげる」ことが喜びになっているのです。そこには特別に上下関係を意識するような気持ちは微塵もありません。

普通で考えたら「してもらう人」の方がなんとなく「デキる」人間に見えてしまいますが、本人の認識は違うのです。それは、自分のしていることに自信があるせいなのかも知れません。
あれこれと動いている「してあげる人」は、実は細かい全体像をまで把握しているため、確かにポテンシャルは低くはありません。
一方で「してもらう人」は、ピンポイントでは素晴らしい能力を発揮し、四番バッター並みに活躍が目立つ事がおおいものですが、実際誰かのヘルプがあるからこそ、そんな力が発揮できるともいえます。

いつも損な役回りばかりだな。。。などと思っている人も悲観する事はないのです。
もちろん嫌々やっているのなら問題ですが、「してあげる」ことで人から必要とされ、自分の居場所を確保できると安心感を得たり、ホームランを打てない代わりに、いつも送りバントを成功させるという信用を得るという点では、必ずしも無駄なことでも卑下するようなことでもないのです。
一方の四番バッターはホームランを打てなければ意味のない存在となります。三振したら役に立たないただの人です。

そう考えると、一体どちらの方が幸せなのかな?と思うのです。
「してもらう」人は楽なようで、実際はプレッシャーも大きく、期待に添えなければ評価は地に落ちます。してもらうばかりで役に立たない邪魔者とすら映ることもあるくらいです。
一方の「してあげる」人は、小さなことをちょこちょこと積み重ね、そこに自分の居場所を作り上げることができます。

こればかりは性分なので、いきなり「してもらう」人が「してあげる」人に変われる訳ではありません。
その逆もしかりですが。。。
もしも変えることができないのやなら、自分に合った役回りの中でできることをする。これしかないように思います。

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