先週、所用で名古屋へ行った際、隙間時間に幾つかの和菓子屋さんを巡ってきました。
まだ東京でいただいた栗菓子の投稿も終わっていないのですが、亥の月も残りわずかとなったので、そちらのお菓子から先にアップします。
まず名古屋の伏見に店舗を構える『むらさきや』さんのお菓子を。
10月に新宿高島屋さんで開催された「名古屋直行便」で、こちらの栗蒸し羊羹をいただき、とても美味しかったので、是非とも他のお菓子も味わってみたいと足を運んでみました。
とてもすっきりモダンな店構えですが、中へ入ると格式高い空間が広がっています。
一歩足を踏み入れただけで、どんなお菓子が並んでいるのかしらとワクワク。
並んだ季節の生菓子。栗蒸し羊羹以外はどれも初めてなものばかりですが、どれも美味しそう。。。
羊羹も気になりますが、今回は生菓子がお目当てなので、こちらはあえて見ないように(笑)
端の方にも何やら小さな生菓子が。。。
ほんの一口サイズの小さなお菓子ですが、今の私のようにお菓子は控えめにという人には最適!
生菓子は当日消費が基本なので、その日に食べ切れる量だけと、いくつか気になるお菓子を選んできました。
亥の子餅
こちらの亥の子餅も、ごまやニッキがつかわれていないタイプ。亥の月であるこの時期だけのものなので、おひとつ選んでみました。
ふわりとした求肥に、ほっこりとした刻み栗がこしあんに寄り添うよう包まれています。
このしっとりとしたこしあんの美味しいことったら!
これまで私が味わってきた数少ない亥の子餅の中では、トップクラスに美味しかったです。
普段あまり手を出すことのない亥の子餅ですが、「おめでたいお菓子ですよ」の一言でお持ち帰りしましたが、大正解でした!
走り餅
道明寺製の生地の中、銀杏が一粒。
この生地も驚くほどふわふわと柔らか。
中のあんこは黒糖あんが使われているため、重厚な印象。
しっとり滑らか、こっくりと濃厚な味わいでこれは美味しい!
ここから、一口でいただけてしまう小さなお菓子です。
初霜
生地に黒糖が使われています。
上に芥子の実のアクセント。
中には水分量多めのゆるっとしたつぶあんが包まれています。
ほんのり黒糖香る柔らかい求肥製の皮と、それに負けない力強いあんこ。
小さな一口に強い印象が残るお菓子です。
栗
桃山製の小さな栗の実を模したお菓子です。
まわりは少しサクッとした食感。
こちらもまた芥子の実が時折顔を出し、よいアクセントに。
なかはさらりとした上りあん(こしあん)。
小豆の風味も豊かです。
さすがです。。。
もう、とにかく全てが美味しい!
名古屋の和菓子もすごいものだなと、改めて感動でした。