数年来の念願だった名古屋の『一朶』さんに、ようやく訪問が叶いました。
以前は名古屋駅近くに店舗がありましたが、コロナ禍前に閉店し、今は本店の一店舗のみ。
名古屋駅からJR東海道本線で金山まで、そこから名鉄常滑線に乗り換え、3つめの「道徳駅」で下車。
駅からさらに歩くこと15分ほどでしょうか、大通りから少し入ったところにひっそりと店舗がありました。
看板の脇にある細い通路を入っていきます。
一番奥に店舗の入口がありました!
中は大人2人が立てばいっぱいになってしまうくらいこじんまりとしていますが、お菓子はたくさん並んでいます!
一見、わかりずらそうなところなのですが、私が訪問した時も先客がおり、外で待ちました。その間にもお客さんが後ろに2組。
地元の方だと思いますが、やはりどんな場所にあっても、美味しいものに人は集まるのですね。
次から次へとお客様が来ていました。
10月に新宿高島屋さんの『名古屋直行便』で、1年ぶりの『一朶』さんの豆餅を楽しみましたが、今回訪問の目的は豆餅以外のお菓子もいただいてみたいという思いからでした。
その希望通り、これまで味わったことのない幾つかのお菓子を、当日消費できるギリギリ、東京までお持ち帰りしてきました。
セルフ「名古屋直行便」です(笑)
今日で11月(亥の月)も終わりということで、まずはこちらから。。。
亥の子餅
ほんのり黒糖香る、薄めの柔らかな皮。
完熟した柿と歯応えのある刻み栗が、こしあんの中にはいっています。栗もかなりたっぷり!
とても甘いのですが、それぞれ素材の旨みをたっぷり含んでいて素晴らしい味わいの亥の子餅でした。
そしてこちらもお初です。
草餅
蓬が濃厚に香る餅皮は、もちもちと適度に弾力がありながら柔らか。
そしてこのつぶあん。わずかに塩気があり、まったりと小豆の美味しさが凝縮されているよう。
蓬餅もお初でしたが、こちらもまた期待を裏切らない美味しさ!
豆餅
『一朶』さんの豆餅に「こしあん」があることを、この日初めて知りました。
これまで高島屋さんの「名古屋直行便」でしかいただいたことがなかったので、てっきりつぶあんだけだと思っていたのです。
今回はもちろん両方味わいました。
豆餅 つぶ
わずかに弾力のある生地に、コリッと硬めの赤えんどう豆。
ゆるりと柔らかめのつぶあん。このあんこがとにかく美味しいのです。
甘さを控えた軽いあんこながら、小豆の風味もよく、小豆の皮の食感も美味しいに一役買っています。
絶妙な塩気があんこの美味しさをより引き立ててくれています。
この豆餅の美味しさは、過去に何度も語っているのでお次に参ります(笑)
豆餅 こし
ちょっぴりゆるめの、しっとりとしたとてもきめ細かい上品なこしあんですね。
お口の中でサラリと溶けていきながら、小豆の風味がふわ〜と抜けて行きます。
つぶあんもものすごく美味しいですが、こしあんも負けていません。
もう何度いただいても、本当に『一朶』さんのお菓子大好きです。特にあんこの味わいが好みで、口にするたび「美味しい。。。」とうっとりします。
こんなお店が近所にあったら、毎日でも通うのにと思うほど好きです。
他にもいくつかお持ち帰りしてきたお菓子がありますが、少し長くなったので、そちらはまた後ほどということで。。。