約10年ほど前でしょうか、広尾に日本で3店舗目となる『CITY BAKERY 』がオープンしました。
大阪梅田の一号店に続き、東京でも品川、広尾とオープンし、当時はニューヨーク発のベーカリーとして、行列ができるほど一時期話題になったものです。
広尾の店舗にはイートインスペースもあったので、私もよく子供達をつれてランチやモーニングへ足を運んでいました。
現在は都内でもかなりの店舗数を有し、とってもお買い物しやすくなりました。
この日訪れたのは、銀座の東急プラザ内にある店舗です。
それほど大きな店舗ではないのですが、品揃えは問題なし。朝からズラリ、何種類ものパンが並んでいました。
この日は看板商品である『プレッツェルクロワッサン』と夫のお食事パンでも買って帰るつもりでしたが、その手前で足が止まりました。
大好きなカルダモンを使ったパンがあるではありませんか!
『プレッツェルクロワッサン』と同じようにクロワッサン生地を使ったパンです。
これは無視できないと、お持ち帰りしてきました。
Morning Buns
1個 ¥378(税込)
ぐるぐるっと、マフィンのように高さがあります。
この膨らみ具合すごい!発酵の力強さが感じられる生地で、製造工程が見たくなりました(笑)
サックリとしたクロワッサン生地、中はしっかり詰まった生地ですが、ふんわり柔らかくバターの風味いっぱいです。
名前に「カルダモン」の文字はなくとも、また姿は見えずとも、カルダモンがしっかり香ります。粒はないので、パウダーを使っているのかな。
生地に練り込むのではなく、おそらくはカルダモンやシナモン、お砂糖を使ったペーストを塗り巻いているタイプかと。
そしてオレンジの風味もかなり存在感があります。しかしオレンジゼストもまたとっても細かいのか、フィンリングの中に溶け込んでいるようでした。
底の方にフィンリングが固まって落ちているのか、それがザクっと食感で面白い。
結構甘いので、私にとってはおやつパンになりますが、名前が「モーニングバンズ」なので朝ごはん向きなのかしら?
確かに苦いコーヒーと一緒にいただいたら美味しいはず。
「カルダモンロール」と名乗らずとも、人知れずカルダモンを内包している、能ある鷹は爪を隠す的パンなのでした。
これまで『プレッツェルクロワッサン』がやっぱり一番!と思ってきましたが、『モーニングバンズ』にその位置を明け渡すこととなりました(笑)
当初のお目当てであったプレッツェルクロワッサン。さすがこの店の看板商品で一番人気ゆえ数が少ない⁉︎と思ったら、すぐに焼き立てがたくさんやってきました。
「焼き立てをどうぞ」とお声をかけていただいたので、もちろんフレッシュなものをお持ち帰りさせて頂きました。
Pretzel Croissant
1個 ¥410(税込)
この店の人気商品で、我が家でももう10年に渡り時折リピートしているパンです。
ほんのりと塩気があり、表面はサックサクです。
生地はかなりみっちりと詰まっていますが、テイストはしっかりとバター香るクロワッサンで、これがこのパンの美味しいところ!
ローストされた胡麻の香ばしさとわずかな塩気だけで、十分美味しいので、ジャムなどは不要です。
私はいつもそのままパクパクといただきますが、割とボリュームがあるので一つでかなり満足感があります。
今は本当にパン屋さんも増え、美味しいパンはそこかしこに溢れているという時代になりましたが、気に入ったものは何十年でもリピートさせて頂きます!
もう一つ、夫のお食事パン用に、美味しそうなライ麦のリュスティック。
全粒粉を含んだライ麦パンです。
見た感じ、かなり高加水なのか、とってももちもちとした弾力があります。
お味の方はといえば、、、
私が味見をする前に、夫に食べ尽くされていました。。。
夫はホワイトブレッド好きなので、こちらは「まあ、美味しいよ」とのこと。
次回も同じものを購入し、今度は私がいただくつもりです。