寒くなったと思ったら、また暑くなったりと、10月に入ってからも夏物が片付けられずにいましたが、ここのところ毎朝寒さを感じるようになってきたので、ようやく衣替えをしました。
衣替えは断捨離のよいチャンスです。とはいえ、専業主婦は時間があるので暇に任せてちょこちょこと私物の整理をしているため、万年断捨離状態でもはや自分の物は処分し尽くした感があります。
そこで普段は放し飼い状態の外国人夫の領域に手を伸ばすことに。
人の物にまで手をつけるのはご法度であると思っていますが、何でも溜め込みたがるので、断った上でお掃除させて頂いています。
今回、目をつけたのはネクタイです!
- ネクタイ
- 女にとってのネクタイ
- ネクタイが汚い男は靴も汚い
- 派手なネクタイを好む男は目立ちたがりが多い
- アクセサリーには金をかけるべき理由
- ショボいタイをするくらいなら、一層のこと胸をはだけろ!
- どんなネクタイを選べばいいかわからない
- 日本のネクタイ柄はつまらない
- どうでもいい男に、高価なネクタイは買わない
- 例外
- キラキラ男子は啓発活動を!
ネクタイ
ネクタイとは、ただ首にぶら下げているだけのものです。それで汗を拭くわけでもベルトのようになにか押さえる役割があるわけでもありません。
昔は宴会などで頭に巻いてランボー化するという使い方をするおっさんを見かけたものですが、そんなことを今やったら、きっと平成生まれの若者から顰蹙を買うことでしょう。
そんな大して役に立たないどころか、暑い夏などは鬱陶しいだけのネクタイですが、男性にとっては非常に重要なアイテムといえましょう。
女にとってのネクタイ
女性はネクタイをしません。しかし、ネクタイにこだわりを持っている女性とは案外多いものです。
私の周りにも、「素敵な男性なのにネクタイの趣味が悪すぎてドン引きしたわ!」などと言っている女性も少なくありません。
ここは男性の知らないところかと思いますが、女性にとってのネクタイとは、時にその男性を判断する基準の一つにもなっているものです。
私は別にネクタイフェチではありませんが、スーツ姿の男性にお会いするとついついどんなネクタイを選んでいるか目がいってしまいます。
そこで素敵なネクタイをしている方などがいると「あら、何を生業としているお方?」などと俄然興味を惹かれます。そんな素敵なネクタイ姿のお方にお目にかかるのは稀ですが。。。
実際にネクタイで他の男性と差をつけるのは、案外難しいことです。
派手すぎてもチグハグ、地味すぎても退屈。おまけに自分のキャラクターに合った物を選ぶとなると、よほどのお洒落好きさんでもない限り、ただ面倒なだけ。
毎日とりあえず無難なものを下げて、真剣にネクタイ選びをしている人、少ないのではないでしょうか。
そんな男性達は「見られている」という意識がないのかと思いますが、見ている人は見ているのですよ。そして適当に選んでいるのだろうなぁと、勝手に思われてしまっているのです。
ネクタイが汚い男は靴も汚い
ネクタイをする男性は当然スーツ姿の人が多いので、トータルで見ると誰も彼も同じに見えてしまいます。そこで注視するのが靴とネクタイです。
靴とネクタイが綺麗な人はお洒落、またキチンとした人が多い!というのが私の持論です。
擦り切れた靴、磨かれていない小汚い靴を履いていたり、ネクタイがヨレヨレ、シミがついていたりなんかすると、もうそれだけでダメ男じゃないのかしら〜?と思えてしまいます。
私は夫の服装には一切口出しはしませんが、仕事に着ていくものに関してはかなりダメ出しをしています。
若いフレッシュマンならいいのですが、アラフィフエイジになると、それ相応のものを身につけなければいけません。
多少値は張ってもスーツはきちんと体に合ったものを選ぶこと。靴もイタリアもののピカピカを履けとまでは言いませんが、きちんとした皮で丁寧に作られたものをちゃんと手入れしながら、履いていて欲しいと思います。
そしてネクタイも無難なものに頼らず、自分の個性に合った一味違うものを選べ!と言っています。ネクタイに関しては難癖つけすぎたのか、今では私が買ったものしか身につけなくなってしまいましたが。。。
派手なネクタイを好む男は目立ちたがりが多い
デーブ・スペクターさんといえば、いつもちょっと変わった素敵なネクタイをしていることでも知られています。ご当人、相当のネクタイ好きで、かなりのコレクションがあるようです。
しかし、誰もかれもがデーブ・スペクターさんのしているようなネクタイが似合う訳ではありません。
彼の場合、顔やその立ち振る舞いなどキャラに合っているということである意味お似合いとも言えますが、ごくごく普通の人が同じようなネクタイを下げると、やたらとネクタイだけが主張してしまい、 イキリ感だけを醸し出してしまうことにもなりかねません。
このように自身のキャラもかえりみず、やたらとネクタイだけ主張してしまうような人を稀に見かけますが、このような男性は概して「派手好き」です。とにかく目立ちたがり屋さんが多い印象があります。
別に目立っても構いませんが、やたらネクタイだけに目がいって「もはや、あなたの話は頭にはいりません」といった場合はかえってお洒落の逆効果になるのではないでしょうか。
服でもそうですが、ネクタイもその人に似合ったもの、そうでないものがあります。目立ちたいが為に派手なネクタイをするのは滑稽なだけです。
アクセサリーには金をかけるべき理由
たかがネクタイですが、見ているのは女性だけではなく、お仕事上でも大切なクライアントの偉い人なんかが見ているかもしれません。
「お前らに見せる為にしてるわけじゃないぜ!」
と思うかもしれませんが、それはあらゆるチャンスを逃していることになります。
自分に似合った質の良いネクタイを締めている男性は、仕事のできる人(稼いでる人)、また素敵な女性を連れている人が多いものです。
「外見だけ飾って中身がなければ意味ないだろう!」
それはもっともですが、内面は外見に現れます。その人の心持ちが映る鏡のようなものです。些細なことに気遣いができる、それが重要なことなのです。
スーツなど大物には気配りするけれどアクセサリーには手抜きという人は、一事が万事「とりあえず」体裁だけを整えようという心が現れているものです。
ショボいタイをするくらいなら、一層のこと胸をはだけろ!
「そんなの面倒くさい!ネクタイなんてぶら下がってればなんでもいいではないか⁉︎」
そう思うなら、いっそのことしなければいいのでは?と私などは思ってしまいます。
代わりに金色の喜平ネックレスなどをして、思い切り胸をはだけて昭和のセクシーオヤジ路線で攻めるというのはどうでしょうか⁉︎
と、これは極端な話ですが、実際にそこまでお金もかけられないし、気遣いもしてる暇ないよなんて人は、かえってノータイの方がいいくらいです。
ネクタイしなければいけない環境の人は胸をはだけているわけにもいかないでしょうから、最低限シミなどの汚れに気をつけて、高価ではなくてもパリッとしたものを身につけてほしいものです。
どんなネクタイを選べばいいかわからない
そんな男性もいるでしょう。既婚男性なら奥様などと一緒に、彼女がいればそんな女性に選んでもらうこともできますが、もしもそんな女性がいなかったら?
その時はお店の人に相談するのがおすすめです。
百貨店などの売り場にいる店員さんに、「これとこれ、どっちが似合うと思います?」「今年はどんな柄が売れ筋ですか?」また、こんな場面で締めるネクタイが欲しいなど、具体的な場面を想定して相談してみると、店員さんによってはノリノリで選んでくれたりします。
ネクタイに限らず、私もお買い物は一人ですることが多いのでよくこんな風に店員さんに相談に乗ってもらっています。
余談ですが百貨店の良いところは、例えばネクタイに合わせてワイシャツも欲しい、そんな時にお願いすれば他の売り場から店員さんが見繕ってきてくれたりするところです。
うまく利用すれば、トータルコーディネートのお手伝いもしていただけたりするので、使わない手はありません。
それから私が注目しているのは、テレビドラマやCMに出てている男性のネクタイです。
銀行や保険などのCM、またサラリーマンを主役に添えたCMなどはスーツ姿の男性が出てくることが多いので、ここでどんなスーツにどんなネクタイを合わせているかなんかをじーっと見たりします。
またテレビドラマも同様です。こちらは若い男性から中年、爺さんまであらゆる年齢層の人物が登場してくるので参考になるものもあります。
ドラマに出てくるからといって全ての俳優さんが長身のイケメンというわけではありません。平凡な人から三枚目、ブサキャラまであらゆる登場人物がいますので、自分と似通った雰囲気、また背格好の人を参考にするのです。
女性のファッションなど、人気の若手女優がドラマで着ていた服なんかがバカ売れするのはよくある話です。
CMやドラマの衣装というのはほとんどスタイリストが付いています。つまりスタイリングのプロが選んだものが見られるということなので、よい参考になります。
雑誌などを参考にするという手もありますが、雑誌とテレビの違う点はその動きが見えるということです。
静止画と動画ではやはり見え方は違います。ネクタイに関してはブラブラとぶら下がっているだけなので、それほど動きを要するものではありませんが、ネクタイも含めたトータルコーディネートと考えれば注目する価値はあります。
何より好きな番組を観るついでにお勉強ができてしまうなら一石二鳥です。
日本のネクタイ柄はつまらない
しかしです。日本って本当に素敵なネクタイが少ないなと感じます。
我が家の夫はネクタイが大好きなので、私も百貨店へ行った時などは必ず紳士服売り場を覗いてみるのですが、欲しくなるようなネクタイにお目にかかることはほとんどありません。
また、どこそこに何々ってブランドが日本に初上陸した!などという話が時折耳に飛び込んできて、そういえば海外で見たその店のネクタイが素敵だったわ!と勇んで行ってみても、海外店舗とはおよそ違った品揃えでがっかり。。。なんてことも珍しくありません。
欧米などでお買い物をするとわかりますが、地味な定番からちょっと個性的なもの、こんな金ぴか誰が買うの?というものまで幅広くあります。
もうネクタイ選びが楽しくなるほどで、私が夫に買うネクタイはほとんどが海外で仕入れたものです。
こういうと高価なものと想像されがちですが、そんなことはありません。お値段もごくごく普通のものです。それでもバリエーションはたくさんあります。
しかし、日本では安価なものを探そうと思えば、本当に単調で地味な定番品ばかり。高級ブランド店などは例外ですが、普通の人はそんなところでネクタイなど買いません。
とにかく普通の人が普通の店でリーズナブルなネクタイを買おうとすると、そんな無個性なものの中から選ばなければならないのです。
これ、何故なのでしょう? 日本では地味で無難なネクタイしか売れないということなのでしょうか?
別にお洒落に命を懸けているようなイタリア男がするような派手なネクタイとまでは言いませんから、せめて個性を発揮できるくらいのチョイスはください。。。と、いつも思うのです。
どうでもいい男に、高価なネクタイは買わない
普通、女性から男性へのプレゼントといえば、なにを思い浮かべるでしょう?
私などは考えるのも面倒なので、若い頃から「これで好きなものでも買って」と、商品券をあげたり、ご飯をご馳走してあげるなどという味もそっけもないことをしてきましたが、周りのお友達などに聞くと、やはり男性への贈り物で無難なのはネクタイのようです。
しかし、みんな一様に「どうでもいい男にネクタイはプレゼントしない」といいます。
これはあくまでも私の周りにいる女性達の意見です。中には気軽にネクタイを贈るような女性もいるかもしれませんが、私は身につける物をプレゼントする相手は、少なからず好意のある男性です。
私はこれまで男性にネクタイをプレゼントしたのは父親と夫だけです。つまり、本当に大切な人にしか贈らないということです。
ネクタイを選ぶとき、「これは彼の趣味に合ってるかしら?」「 これは彼に似合う?」「こんな柄は嫌いかしら?」 など、贈る相手のことをあれこれ考えるものです。
好きでもない男のために、想像力を駆使し売り場でああでもないこうでもない、あげくに店員を捕まえて質問攻めにするなど、そんなことにわざわざ時間を使う女はいません。
自分がするでもないネクタイごときでそこまで熱くなるのは、大切な人には素敵なものを身につけて欲しいという気持ちがあるからです。
一方で「こんな趣味のいいネクタイをプレゼントしちゃう私、ポイントあがるかしら?」
なんて下心もなきにしもあらず。
男性が女性に物をプレゼントするときも同じだと思いますが、どうでもいい相手にお金を遣おうと思う人はいません。
お金は時に愛情のバロメーターであると私は思っています。
男も女も大切な人にだからこそ、時間とお金をかけるものなのです。
例外
ネクタイに関して思うままあれこれと勝手なことを申しましたが、例外というものもあります。それは背の高い超絶イケメンです。
どんな変なネクタイをしていても、たとえノータイだとしても、そんなイケメン男性は何を着ていても格好いいのに変わりないからです。
これは女性にも言えることです。美しいモデルさんなんかがシンプルな白いTシャツにラッパのように裾の広がったジーンを履いていても「80年代だわ〜素敵!」となりますが、私などが同じ格好をしたら最後、小汚いヒッピー中年女と避けて通られること間違いなしです。
というわけで、どんなもので着こなせちゃうような容姿端麗なイケメンは例外とさせて頂きます(笑)
キラキラ男子は啓発活動を!
最近は昔と違って男性でもお洒落に気を遣う人が増えています。
髪を切るのも床屋さんではなく美容院。メンズエステやらメンズネイルなど女性顔負けの気遣いをしている男性もいるといいます。
どこの誰とも知りませんが、たまたまお洒落男子のインスタなどを見れば、高級ドイツ車、金ピカ腕時計、某ハイエンドブランドのクロコの財布など、バンバンにあげている人が結構いたりします。
そこにネクタイ自慢が出てくることはほとんどありません。
こうした方には是非とも素敵なネクタイをご披露して頂き、たくさんのフォロワー男子達のお手本になって頂きたい!
我が家の外国人夫はもうアラフィフのおっさんで磨きがいがないというもの。しかし若者にはまだまだ期待できます。
センスのいいネクタイをパシッと締めた素敵な男性が街に増えれば、目の保養にもなり人生もより楽しくなるだろうという、中年女の手前勝手な妄想を前提に語らせて頂きました。。。