お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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ふわふわ高級食パンが人気だけれど、ハード系に偏る我が家のパン事情。

来週はもうクリスマス、そしてあっという間に大晦日になってしまうと焦っています。

今年の汚れ今年のうちに。

今年の記事も今年のうちに。

そう思いながらも、このブログの下書きにはまだいくつも記事が入ったままです。書く暇がないときのための貯金と思っていましたが、なんだかんだでしっかり投稿してきたせいで溜まってしまったというわけです。中には1ヶ月くらい放置されているものもあります(笑)

とりあえず脈絡なくアップできるものは放出!ということで、溜め込んでいたものをできる限り出していこうと思います。
ちょっと古くなったネタもあるかと思いますが、一応今年のお話です(笑)



最近、日本ではふわふわの高級食パンが大人気のようです。
少し前に麻布十番にもそんな食パン専門店が登場しました。結構話題になっていたお店だったので、当然のことながらオープン以来行列ができております。
前を通るたびに日々行列が長くなっていて、どれだけ美味しいの⁉︎ と、ちょっとばかり興味をひかれるのです。
こんなことならオープンしてすぐに買うべきだったの⁉︎ と思いながらも、寒いので並べません(笑)

お料理とパン

それは冗談として、我が家ではふわふわパンはあまり人気がないので、買ってもきっと誰も食べてくれません。
実際に、「新しいパン屋さんのふわふわの食パンがすごい人気よ!」「とっても美味しそうよ!」などと誘いをかけても、家族の反応は芳しくないのです。
家族が食べてくれないとなると、自分一人で消費しなければなりません。しかしそれはどう考えても無理なので、食べたくても手が出ないのです。

我が家の面々にとってパンとは、お料理と共に食べるもののようで、パンそのものをメインとは考えないのです。
そのせいでバゲットやカンパーニュのようなハード系のパンが多く食卓に並ぶことになります。


パンとお菓子の境

私は普段からお米はもちろん、パンなどの炭水化物よりもおかずを沢山食べる方なので、まったくお米もパンも食べないという日も珍しくありません。

しかし、テレビなどで真っ白でふわ〜っとした高級食パンなどを見ると、美味しそうだわ〜と食べたくなってしまうのです。

「あの、ふわふわのパンにアーモンドバターをたっぷりつけて食べたい!」

私がそんな風に言うと、

「それならケーキの方が良くない?」

「それはパンじゃなく、お菓子カテゴリーでしょ⁉︎」

などと言われてしまいます。

そうは言っても、みんな決して日本のパンが嫌いというわけではありません。
デニッシュやセーブリーなら、街のパン屋のものでも喜んで食べています。

特にジョアンのショコラブレッドなどは、家族みんながハイエナの如く集ってきます。


つまり、私は「パン」を買っていたつもりが、家族にとってはこれらのパンは、お菓子やケーキという扱いだったようです。。。

一体、どこがどう違う?と不思議なのですが、我が家の面々にとっての「パン」とは、つまり主食になるようなもののことで、それ以外は「おやつ」のようなものらしいのです。

それならば。ふわふわパン&アーモンドバターもおやつってことでいいじゃないの!と思いますが、「ふわふわが食べたいなら、シフォンケーキとかのがよくない?」などと言います。

私にとってパンはパンに他なりませんが、家族にとってはパンとお菓子の境界線に「ふわふわ」があるようなのです(多分)。

日本のパンは美味しい!

よく、日本のパンは美味しいか否か、国際結婚をしているお友達同士、そんな話題になることがあります。

我が家も含め、日本のパンは美味しい!という意見は間違い無いのですが、やはり日本のふわふわ食パンは食べないという家庭が多いようです。

美味しいと思うけれど食べないというのは、つまり好きか嫌いかということ、そして何よりもお食事に合うかどうかなのです。

日本のパンは美味しいけれど、お食事に合わせるとなると、日本人の私でもやはりハード系のパンを思い浮かべます。どんなに美味しそうでも、ふわふわの食パンとともにお料理を食べたいとは思いません。

日本のパンは食事と共に頂くものではなく、そのパンそのものを楽しむという点において「美味しい」と言えるのかもしれません。



硬いパンの美味しさ

ふわふわパンだなんだのと言っていますが、実を言えば私もどちらかといえば、硬い歯ごたえのあるパンが好きだったりします。
まだまだ胃腸が丈夫だった若い頃は、ドイツなどのどっしりとしたライ麦のパン、外はパリパリで中はもちっとしたバゲット、しっとりみっちりとしたベーグルなどを好んで食べていました。

しかし最初から好きだったわけではありません。海外へ出るまでは、私もふわふわ食パンこそが一番だと思っていました。
外に出て初めて、その土地で暮らす人がおすすめするパンを食べて、硬いパンの美味しさを知ったのです。

例えばロンドンにいた頃、お友達に連れられていったブリックレーンの「BEIGEL BAKE」のスモークサーモンとクリームチーズのベーグルに出会ったことで、ベーグルに対するイメージが一新したり、早朝のパリでパンの焼ける匂いに誘われて入ったパン屋さんで焼きたてバゲットを丸かじりしたり、ドイツ人のお友達のところで食べた、黒っぽいずっしりとしたライ麦パンにクリームチーズと蜂蜜を塗ったもので黒いパンの苦手意識が一気に吹き飛んだり。。。
どれも初めて食べた時は、感動するほど美味しい!と思ったものです。

それから何十年、日本のふわふわパンよりはヨーロッパのパンを好んできました。
今では日本にもフランスからやってきたパン屋さんはあちらこちらにありますし、ドイツのパンもフランスのパンほどではありませんが、食べたい時に訪れることのできるお店は近くにあります。
いつでも好みのパンが食べられるという環境は嬉しい反面、その美味しさにも慣れてしまうということでもあるのです。




ふわふわパン回帰

私の悪い癖なのですが、パンに限らず美味しい!と思うと胃腸のこともかえりみず、いくらでも食べ続けてしまいます。そして後で必ず胃もたれに苦しむというのがお決まりのパターン。
胃弱となったいま、もはや若い頃のように、いくら美味しいからといってハードなパンを大量に食べるなどということは、あとが怖くてできません。

私があまりパンを食べないのは、そんな理由もあるのです。

もしかしたら、あのふわふわの食パンなら、沢山食べても問題ないかも。。。と、そんな思いがあるせいか、なんとも気になって仕方がないのです。

ちょっと寄り道はしたけれど、そこはやっぱり日本人!
また元のふわふわパンに戻ってきたともいえましょう。
しかし、いくらふわふわとはいえ、一人で丸ごと一斤は食べ切る自信がありません。そうなると、やはり家族の協力は不可欠ということで、毎日執拗に「ふわふわの高級食パン、食べたくない?」などとお誘いをかけているのです。

ああ、あのふわふわ高級食パンにたっぷりの生クリームとあまおうを挟んでフルーツサンドにしたら、きっと至福の味となるだろう。。。そんな想像をしながら、「あれ、やっぱりケーキとかお菓子のカテゴリーなのか?」と思ったのでした。