お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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トムカーガイの簡単レシピ。家でできるタイ料理、ココナッツミルクスープで身体を中から温める。

今日から8月です。東京も長かった梅雨がようやくあけたと思ったら、早速30度越えの夏日が始まりました。

あのジメジメした日々もお洗濯物が乾かなくて辟易としましたが、暑くなったらなったで、これまた身体がおかしくなりそうで、より健康管理には気をつけなければと思っています。

暑さにも注意が必要ですが、夏場は冷房に当たる機会が多くなるので、女性にとっては冷えも大敵です。





我が家は私とは全く体感温度の違う外国人夫、そしてそんな夫の遺伝子をしっかりと受け継いだ子供達によって、一日24時間家の中は冷蔵庫のように(私にとっては)冷やされています。

本人達からすると適温らしいのですが、私はカーディガンを羽織り、ソックスを履かなければ途端に身体が冷え切ってしまいます。夜寝る時もお布団をかけて寝ているほどです。

そのため、どんなに暑くても一日に一度は外を歩き、身体を温めたりと対策を講じています。

そして、外からだけではなく、内側からも身体を温めようと、最近はよくスープを飲むようになりました。

最近ハマっているのがタイ料理の「トムカーガイ」です。

タイ料理のスープといえば「トムヤムクン」が有名ですが、こちらはとってもマイルドなココナッツミルクベースのチキンスープです。


本格派、スタンダードなどからは程遠い、家にある材料を好きなように入れるだけのなんちゃってレシピですが、気軽に作れるからこそのホームメイドです。
本格的なものが食べたいときは、近所のタイレストランへ迷わずゴー!です(笑)

さて、そんななんちゃってレシピでも、これだけはなければいけない!という材料があります。

トムカーガイスープの材料

◆レモングラスの茎の部分

◆バイマックルー(こぶみかんの葉)

◆カー(ガランガル)タイの生姜

◆ココナッツミルク

・チリ(唐辛子)

・水

・ナンプラー

・ライム(レモン代用可能)

・砂糖

これさえあれば、どんな具材を入れてもトムカーガイ風スープになります。

いやいや、ココナッツミルクやナンプラーやライムはまだしも、バイマックルーだのレモングラスの茎だのカーだのって、全然家にあるものじゃないでしょ⁉︎

しかもそれが必須となれば全然お手軽じゃないわ!

その通りなのです。。。

しかし、あるところにはあります。
エスニック系の食材を扱うお店や外国人の集まるスーパー、ネットショップなどです。



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私は見つけた時にまとめて買っておき、冷凍しています。きちんと冷凍保存しておけば、1ヶ月程度はもつそうです。

また、私は使ったことがないのですが、ペースト状になったものも売られているので、そちらを使えばより簡単にできそうです。

さあ!これさえ確保出来れば、あとは好きなものを入れるだけ!

スープの具材

・チキン

・きのこ(本来ならフクロダケですが、私はマッシュルームや他のきのこで代用します)

・その他
玉ねぎ、パプリカ、いんげん、などなど野菜室で「早く使ってよ!」と待機しているお野菜はなんでも投入する意気です!

本来の「トムカーガイ」であれば、

「なんと邪道なことか⁉︎」

と思わないでもありませんが、そもそも本格派を求めてはいません。主婦としては美味しさと利便性が全てです。

これはもう従来の「トムカーガイ」と思わなければ良いのでは?とすら思います。

そもそも。。。
トムカーガイの「トム」は煮る、
「カー」はタイの生姜、そして「ガイ」はチキンという意味だそう。

単純に考えさせていただくなら、チキンとカーが入っているものを煮れば「トムカーガイ」と呼んでもいいのでは?という結論です(笑)

ちなみに「トムカーガイ」というスープ以外にも、、、

・魚介を入れた「トムカータレ」

・きのこを使った「トムカーヘット」

・豚肉の「トムカーム」

そのようなお料理もあるそうです。

もちろん違う具材によって味が微妙に変化することは否めないでしょうが、家庭料理と考えれば、スープというよりはお鍋にもカテゴライズできそうです。

沢山のお野菜がとれて、なおかつ冷蔵庫のお掃除もできるという鍋感覚でいけば、家にある好きなものを自由に使って作るのがベストです。

逆に何もなければ最低限、チキンとフクロダケ(きのこ)で作れば本来のトムカーガイというスープになるのです。


私はこのトムカーガイの鍋料理化を躊躇なくしますが、時に今回のようにあまり野菜がなかったりすることもあります。そんな時は今回のようにチキンとマッシュルームのみとなるのです。

料理とは自由であるべき!臨機応変、好きに作れば良いのです。
それがたとえ「なんちゃって料理」だとしても、家庭料理であるなら問題はありません。美味しければいいのです!

「◯ック◯ッド」などのレシピを見ると、素人主婦の家庭料理を沢山見ることができます。
こうして世の中の主婦は美味しさと利便性を求めて、本格的とはほど遠い「なんちゃって○○」という料理を作り出しているのです。





余計なお話はそろそろおしまいにします。
つまり自由な発想でいいでしょ?ということです。

例えば今回はチリもフレッシュがなかったので、刻んである鷹の爪を入れてしまいました。
家にあるもので!というのはそういうことです。代用できるものがあるなら、わざわざ買い足す必要はありません。

トムカーガイを作ります

ここから一気に作るのですが、その前にちょっと小細工を。

下ごしらえ

レモングラスの茎を麺棒かなにかで叩いて潰しておきます。

バイマックルーの葉も千切っておくといいでしょう。

このような小細工をしておくことで、より一層タイランドな風味がでやすくなります。

カー(タイ生姜)は適当な大きさに切っておきます。これは食べないものなので、あまり薄切りにすると取り出すときにスープの中から探し出すのに苦労するので、ゴロッと大き目に。

あとは投入する肉や野菜を切っておくだけです。

作り方

さて、ここからどうするか?

ネットで「トムカーガイ」のレシピを探すと、人それぞれ作り方が異なるようです。

チキンを先に湯通ししてから入れたり、材料を入れる順番が異なっていたり。。。

なるほど。。。トムカーガイにルールはないのね!

そう勝手に理解し、面倒なことはしたくないので、私は一気投入です。

そしてココナッツミルクとお水(ココナッツミルクの3分の1くらい)をドーっといれてしまいます。

このまま沸騰しない程度の中火で煮ます。
そしてチキンと野菜に火が通ったら、ナンプラーと砂糖で好みの味に整え、仕上げにライムもジュワッと絞って終わり。

あっという間に出来上がり!
ただ材料を入れて、沸騰させないように煮るだけです!
(沸騰させるとココナッツミルクが分離してしまうので、ここだけは注意が必要)

飾りのパクチー(コリアンダー)はあってもなくても大丈夫。
我が家は結構エスニックを作ることが多いので、たいがい冷蔵庫の中にあります。
これを、ちょこっと千切ってオンすれば、それらしい飾りになります。

タイ料理は近隣に美味しいレストランがいくつかあるので、このトムカーガイも自分で作ろうとは思いませんでしたし、作れるとも思っていませんでしたが、たまたま食材を見つけたことから、試しに作ってみたところ、本当にあっという間に、美味しいトムカーガイができたのです。
以来、すっかりハマっています。





家庭で作るタイフードとしたら、十分に「美味しい!」と言えるレベルです。
家族の評判も上々で、大きな鍋に作ってもすぐに食べきってしまうほど。
とりわけ外国人夫は「毎日でも食べられるぞ!」というくらいお気に入りのよう(笑)

それもこれも、レモングラス、バイマックルー、カーというタイ食材によるマジックです!

これさえあれば、トムヤムクンとトムカーガイもホームメイドできてしまいます。

このスープ、本来はマイルドですが、私は辛いものが好きなので、ちょっと唐辛子を増量することもあります。
ジーンっと辛〜く作ると、身体が温まる気がします。
そして生姜も身体を温める効能があるので、なんとなく冷えにも効果が望めそうです。

この夏は南国の辛いスープで、冷えた身体を温めながら過ごそうと思っています。。。