専業主婦という生き物

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元祖ポカホンタス女⁉︎ 留学帰りの日本人女子がなぜポカ化するか、かつて自分の中にあったポカ性から考えてみた。

少し前から我が家でちょっと話題の『ポカホンタス女』。

これはTwitterの『ポカホンタスbot』というもので、子供達がケラケラと笑いながら、「マミー、これすごい面白いよ!」と教えてくれたものです。

Twitterは今や若者達の情報収集の場であると言っても過言ではありません。しかし私はどうも苦手です。。。

どこの誰とも知らぬ人間相手に、ちょっと思想が違えば叩きまくるといった風潮が見えるせいなのかもしれません。

子供達の薦めで一応ブログに連動させようかと努力はしていますが、使い慣れないのもあって半放置状態です。

そんな苦手なTwitterですが、使いようによっては便利なこともありますし、楽しめるネタも沢山あります。





ポカホンタス女

この『ポカホンタス女bot』、ツイートの内容から言うと、海外留学帰りの日本人女子が「アメリカではこうなのに。。。」的な、嘆きを英単語混じりの日本語で呟くというもの。

つまりは外国にかぶれちゃった女子が、日本に帰国してから感じている不満や疑問を言葉にしているものなのですが、この感覚は海外にいたことのある人、また海外帰りの友人が周りにいて「あららら〜」と苦笑いしている人あたりなら、心当たりがあるでしょう。思い切り笑えるツボを突いてきます。

これを見て、親子で大笑いしながらも、正直なところ自分でも「私、笑えないかも。。。」と、心当たりがあったりします。

何年か海外で暮らして日本に戻ると、様々な面でやりづらさを感じるものです。
そんな不満を口にすれば、少なからずポカホンタス女的な呟きとなるからなのです。。。

かつては『ポカホンタス女』だった

もうかれこれ30年も昔の事なので、私自身が具体的にどんなことに対して不満を持っていたのかよく覚えていないのですが、

イギリスでは問題なかったのに、なんで日本はこうも融通がきかないのよ!

日本人は他人に干渉しすぎるわ!ああ、うるさい!

こんなことは日常のあらゆる場面で感じていました。
また、仕事をすればしたで、日本企業のブラックさや、個人の権利をおざなりにすることも当たり前、長いものには巻かれろ的な風潮などにもかなりうんざりしていたのは覚えています。

『ポカホンタス女』の呟きには、そんなことに息巻いていた若い頃の私が共感を覚えるような呟きがチラホラと出てくるのです。

これは実際に経験にしてみないとわからないことですが、若者にとって海外のカルチャーに直接触れることは、いい意味で衝撃的なことです。「世界は広いわ!」とそれまで日本人として培われた価値観というものをズタズタにしてしまうほどインパクトのあることなのです。

それほどのショックを受ければ、『ポカホンタス女』のようにイキってしまうのも納得がいくというもの。

にも関わらず、いま何故それを見て笑えるのかと言えば、かつて見ていた景色はその一面でしかなかったと理解できたからです。
時を経て様々な経験をし、グルリと一周回ってその裏側の別の景色をみれば、当然のことながら考えも変わります。

海外も日本も当然ことながら良い面、悪い面があります。しかし『ポカホンタス女』の場合は本当の意味での裏側を見ていない段階にいるのです。

一周回って初めて、双方の良い面、悪い面を冷静に比較することができるようになります。そこで気づくのです。種々の善悪というものが表裏一体であることが。

『ポカホンタス女』に共感できたのは、無知であったこと、そして人生経験が不足していたからだと今ならわかります。

このツイートを見て笑うのは、物事の半分しか見ていないにも関わらず、すべてわかったような気でいた若い頃の自分の愚かさを笑っているということでもあるのです。

ああ、私は元祖ポカホンタス女。。。







当時の自分は周りも海外帰りや国際結婚組が多くいたせいもあり、自分達がそんな滑稽な発言をしていた自覚はありませんでした。
きっと今、日本で生息している多くの『ポカホンタス女』もそうでしょう。

「私は違うわ!」と思っている方も多くいるかと思いますが、もしかしたら他人からは『ポカホンタス女』と思われているかも知れません。
なぜなら、自覚症状がないからこその『ポカホンタス女』なのですから。

『ポカホンタス女』は決して偉そうにしているわけでもなく、格好をつけているわけでもありません。ただ、自覚のないまま思ったことを口に出しているだけなのです。

『ポカホンタス女』もいつか気がつく時がきます。自分はちょっとズレてはいないか?と。
そして気づいた時、初めて『ポカホンタス女』を笑うことができるようになるでしょう。

ポカホンタス化の一因は美容院事情

さて、ここで何故海外留学帰りのかぶれ女が『ポカホンタス女』と呼ばれるのか?

これは言わずと知れたディズニー映画『ポカホンタス』の主人公の見た目からきているものです(ポカホンタスの自由を愛する精神が含まれているかは謎です)。

黒髪ロングのストレートという、このヘアースタイル。
海外留学帰りの日本人女性には確かに多く見られ、なぜこうもみんな同じ見た目に?と思う方も多いかと思います。

そこで思い浮かぶのは、外国人男性ウケを狙ったものか?というものです。
これは完全には否定できないところもありますが、一方では海外の美容院事情によるものであるとも考えられます。

私が海外で暮らしていた若い頃は、ポカホンタスではありませんでしたが、黒髪のボブでした。つまりおかっぱ頭です(笑)
これは外国人男性にはよくお褒めの言葉を頂いたものです。

しかし、決して外国人ウケを狙ったものではありませんでした。
これはロンドンで暮らしていた頃、某美容院のカットモデルをしていたからなのです。
この美容院ではボブを上手に切れてナンボ!というコンセプトを強く押し出していたため、スタイリスト達はことさらボブカットの練習に余念がなかったわけです。

たまたま街を歩いていたところ、ヒジキを常食とし作り上げたツヤツヤの黒髪が目に留まったらしく「切らせてくれ!」と懇願され、以来その美容院でカットモデルをしていたという経緯があります。

あちらは練習ができる、こちらは美容院代が浮くというウィンウィンの関係です。
その代わり、ヘアースタイルを変えることは許されませんでしたが、いつも艶々な綺麗な髪でいることができました。
カットモデルを引き受けていなかったら、きっと伸ばしっぱなしになり私もポカホンタスの仲間入りだったでしょう。









1990年代、まだまだ留学などで海外へ渡る日本人は今ほど多くなかった時代です。
そんな中、海外ではなかなかいい美容院、美容師さんを探すのは難しかったのです(今も?)。

日本人の髪はやはり日本人の美容師さんの方が、確実に扱いは上手です。
当時、外国人美容師、日本人美容師、いろいろな方にカットしてもらいましたが、日本人の方が格段に満足できる仕上がりでした。
それに、「この髪、ハサミが傷む!」などと、人の頭を借りておいて、愚痴るような外国人美容師もいたくらいです。

周りにいた日本人も良い美容院がないからと、伸ばしっぱなしのポカホンタスも多くいました。

だからわかるのです。みんながポカホンタスになってしまうのは、ヘアースタイルを楽しむ環境が整っていないからだと。

『ポカホンタス女』から『ルー大柴』へ

思い切り笑いにしている『ポカホンタス女』ですが、娘から言われました。

「マミー、たまにポカ入るよね?」

あらら私もまだポカ⁉︎

とっくに卒業したと思っていましたが、私の中にはまだポカな名残があったとは!

本人的には時々「ルー大柴」入るのは否定しませんが、今はポカ扱いとなるのですね。

もうこの歳になり、長らく日本で暮らしていれば、海外かぶれも完治しています。
逆にわからんちんな外国人夫のおかげで、日本の美点を多く感じることの方が多く、逆に外国人や外国をdisってばかりです(笑)

ただ、相手が英語も日本語も理解する人だと思うと、ついついよりニュアンスの伝わりやすい言葉を選んでしまうのです。

我が家は全員日本語も英語も理解しますが、外国人夫と次女はちょっと難しい日本語を使うと「?」となってしまうので、英語で言った方が早いという判断になることも少なくありません。

ここですべてのセンテンスを英語にすればいいのでしょうが、英語で文章を組み立てるより、当然日本人である私にとっては日本語の方が楽です。

面倒なことはごめんなので、自分が楽でなおかつ相手にも伝わる文章となると、『ポカホンタス女』と思われてしまうのですね。

ただ、『ポカホンタス女』は呟きに英単語が混ざるだけではありません。そこには必ず、「なんで日本はこうなの?オーマイゴット!」的な意思が溢れ出ているのです。

しかし、私はもはやそんな疑問や不満を口にするほど若くはありません。
より生きやすいように、納得せずとも諦めるという術を身につけました。

それは日本だからということではありません。日本でも海外でもどこにいようと、すべては自分に都合よくいくことばかりではないと分かっているからです。

どこの国も一長一短。悪い面をことさら嘆くのではなく、よい面を少しでも見つけて楽しんだ方が人生は楽しいに違いありません。

そう考えれば、やはり私は『ポカホンタス女』ではなく『ルー大柴』だと言いたい!
嘆きではなくジョークの『ルー大柴』なのです!