普段、よほどの用事がない限りはドアtoドアで30分以内が行動範囲です。
電車やバスに乗っても15分でたどり着けるというのが基準。つまりは近場ばかりをウロウロしているということです(笑)
そんな生活を長らく続けているので、大好きなお菓子に関しても、なかなか新規開拓とはいきません。
特に他県のものはデパ地下などに出店していたり、全国展開しているようなお店でもない限り、知る機会もないのです。
こちら滋賀県の『しろ平老舗』さんも、私は初めて知ったお店です。
以前からデパ地下で見てはちょっと気になっていたお菓子で、先日ようやく手を伸ばしてこちらのお店を知ったというわけです。
そのお菓子があまりに美味しかったので、ホームページなどをのぞいてみましたが、創業が慶応元年、現在5代目だといいますから、かなり歴史のあるお店です。
さて、そんな近江の老舗和菓子店で、いまや看板商品にもなっているというのが、
『果実彩菓 きんかん大福』
かつては「フルーツを使ったお大福さんなんて邪道だわ!」と公言していた私。。。
最近ではさすがにその美味しさを認めないわけにはいかず「邪道だわ!なんて言ったかしら?」と、とぼけてその美味しさを楽しんでいますが、それでも一つ食べれば十分。
しかし、この『きんかん大福』は、その個性的な味わいに思わず「もう一つ」と手が出てしまう美味しさでした。。。
柔らかな地元近江産の羽二重に包まれた白餡。中には宮崎県産金柑の甘露煮が丸々一つ入っています。
真ん中から割ってみると、金柑の良い香りが辺りに広がります。
金柑は甘露煮ですが、しっかりと歯応えを残していて、フルーツのフレッシュさが感じられます。
金柑特有のキリッとした柑橘系の香りと酸味、そしてわずかな苦味が、甘さ控えめの白餡とよく合って、なんとも美味しい!
食べ終わった後もずっとお口の中に、甘くほろ苦い余韻が残ります。
とても小ぶりのお大福なので、一口でパクッといただき、羽二重、餡子、果実の三重奏を楽しみたいお菓子です。
こちらは冷蔵になって販売されていますが、まさに冷たく冷やして食べるとより美味しさが引き立つお味ですね。
消費期限は要冷蔵で5日。
初めて口にしたお菓子ですが、本当に美味しくて、これまでなぜ手を出さなかったかと、ちょっと後悔。。。
やはり気になったものは、とりあえず口に入れてみるものですね(笑)
余談ですが、私以上にこの『きんかん大福』を気に入ったのが、外国人夫でした。
元々フルーツを使ったお菓子が大好物なのですが、金柑は特に好きなフルーツで、このお大福もいたく気に入った様子。
一つでは物足りなかったのか、「今度はもっとたくさん買ってきてね」とリクエストを受けました。
リピート決定です。