お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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50代のロングヘアーはありかなしか?年齢相応のスタイルというものについて。

今日は暑い中、娘と渋谷へお買い物へいってきました。
いまや街はマスクをした人々で溢れています。こんな光景を誰が予想できたでしょうか?

外出の際にマスクをつけるのが、すっかり日常化していますが、私にとってはコロナ以前からマスクは必須アイテムでした。

すっぴんでちょっとそこまでお買い物というとき、マスクと大きめのサングラスをしていれば、知り合いに会ったとしてもほとんど気づかれません。
ちょっと怪しいですが(笑)

顔のほとんどの部分が隠れているともなれば、年齢や個性などは消されて、どんなファッションをしていようが、あまり意味をなさなくなるので、部屋着のまま外を歩くことも気遣いなくできてしまいます。

ヘアースタイルも然りで、お団子に丸めて上げたり、無造作に結んだりするだけで、わざわざスタイリングをする必要もありません。

特に新型コロナ流行以降は、自粛で数ヶ月美容院へ行っていなかったせいもあり、ますます無頓着に。。。
元々長かった髪がさらに伸びて、気づけば肋骨に届くほどの立派なロングヘアーになっていました。





中年に差し掛かると、ほとんどの人は髪を短くします。長くても肩より少し長いくらいのセミロング。
胸の下まで届くようなロングヘアーにしている中年は、あまり見かけることはありません。周りのお友達を見回してみても、皆無です。

あのW浅野(古い。。。)だって、浅野ゆう子さんは未だにロングだけれど、浅野温子さんは短くしたし。。。

あんなにお手入れに手間もお金もかけている芸能人でさえ、ロングヘアで思い浮かぶのは浅野ゆう子さんと萬田久子さんくらいです。
それだけロング率は低いのでしょう。

歳をとったら髪を伸ばすことはできない。

私もずっとそう思っていて、50代になってから「これが髪を伸ばす最後のチャンス」と、ここ数年はロングヘアーにこだわってきました。

きちんとお手入れさえしてツヤツヤヘアーを保っていれば、たとえ50を過ぎも大丈夫なはずだと。。。

最後の足掻きというものですが、最近になって何故歳をとるとみんな髪を短くするのか、実感するようになりました。

自分が理想とした長さに到達し、髪型自体はとても満足いくものなのですが、出かける際に姿見で全身を写してみると、どうもしっくりきません。

なんとなくミスマッチな感じ、そして鬱陶しさを感じてしまうのです。

「なんか違うわ。。。」

自分がこんなイメージにしたいと思っていたのとスタイルは同じでも、なんだかしっくりときません。

娘達は私とファッションの傾向も似ていて、同じようなロングヘアーです。
彼女達に同じ格好をさせてみると、とても素敵なのに、自分がするとしっくりこない。

確かに20代の若い娘と同じとはいかないのは承知の上です。方や手足の長いハーフ娘、こちらは日本人の中年おばさんです。

それにしても、ここまでミスマッチなのは、どうしてなのか?
暇なので真剣に分析してみました(笑)

ちなみに、これから述べることは、私感によるものです。
ロングヘアーの賛否に関して、感じ方は人それぞれなので、「こんなことを思う人もいるのね」くらいに思っていただけたらと思います。





ツヤ、コシがなくなる

まずは髪の質感というのでしょうか。50も過ぎれば髪には多くの白髪が混じっています。
そこで白髪染めをしているのですが、もはやメラニンすら作られなくなった枯れた髪に着色しているだけです。
おまけに染めたことによるダメージも加わり、なんとなくバサッとして、ツヤがありません。

かつてはツヤツヤの超ストレートだった髪は、その心を映すが如くうねり、変なクセを持つようになりました。
これはどんなにへアークリームやオイルで補っても隠し切れるものではありません。

このバサッとした感じが、ロングヘアーには大敵なのです。

加齢による髪質の変化には抗えないということなのですね。

顔とのミスマッチ

どんなに頑張ってメイクをして、少しでも若々しく見えるようにしても、全体的なたるみは改善できません。
キリリとした目元もたるみとともに目尻はさがり、その周りにはよく見ると小さな無数のシワが刻まれています。

口元も笑顔を作っている時はまだしも、少し気を抜くと口角下がり、ほうれい線も目立ってきます。

ここにダークなカラーのロングヘアーを乗せると、まるでアマビエのようです。。。

体型とのミスマッチ

顔と同じく体型の方も下へ下へと万有引力の法則に従って下がっていきます。
これは重さによるもの、そして筋肉の衰えが原因なのでしょう。

出産を経験してから、それまでつかなかった部分に脂肪がつくようになりました。
例えば腰回り、お尻のあたり、そして二の腕など、それこそガリガリにでも痩せない限り、所々でふっくら感が出てしまいます。

そんな体型をすこしでもカバーできるような服選びをしているつもりですが、あまりダボダボの服を着るのは逆効果で、全体的にタイトでありながら、脂肪のついた部分は隠すという工夫をするわけですが、これがロングヘアーには合わないのです。

身体の丸みを隠すための余裕のある服とロングヘアーが合わさると、なんとも鬱陶しく重たい感じになってしまいスッキリ感がなくなってしまうのです。

それならばエクセサイズでもして、フィットな身体を作れば?ともいえますが、そもそもどんなにフィットした体型だとしても、50を過ぎた中年女性があまり肌をだすわけにはいきません。

これは私の個人的な考えですが、肌を露出して美しいのは若いうちだけ。歳をとってやると、痛々しかったり、酷いと下品に見えたりしてしまいます。

エクセサイズが嫌いだから、そんな言い訳をしているとも言えますが(笑)






結局のところ、年齢がネックなのです。。。
ここで中年女性がなぜ髪を短くするのかがわかってきました。

しかし、まだまだ諦めることはできません。どうにか素敵なロングヘアーのおばさんになることはできないものか?

清潔感

中年のファッションを語る上で、一番重要なのは「清潔感」であると思っています。
暗くない、重くない、鬱陶しくない。
スッキリと爽やかさが感じられる清潔感を持っていれば、はつらつと見えるものです。

50代ともなると、ロングヘアーにこの清潔感を持たせることがものすごく難しくなります。
それは上で挙げたようなことが原因のほとんどで、加齢による劣化は確実に清潔感を邪魔するものといえます。

中年の女性に限って言えば、ロングヘアーか比較的ショートかで、清潔感はかなり変わってくると言えます。

ふりをする

では、中年になった女性が清潔感を演出するのは無理なのか?といえば、そんなこともありません。

世の中、50を過ぎても清潔感のある素敵な女性はたくさんいます。
「それなりにお金をかけてるわね。。。」などと思いつつも、素敵なことに変わりはありません。

そんな人達を観察していて気づいたのが、

「余計なものを削ぎ落としている」ということ。

正確に言えば「削ぎ落としたふり」をしていると言えます。

メイクもファッションもアクセサリーも、あらを隠しつつ、ナチュラルに見せることが清潔感に繋がるのです。
言うが易しで、実際はとても難しいことなのですが。。。

例えばメイクなら、ナチュラルにと余計なものを削ぎ落としてしまったら、劣化を隠すことはできません。そこで、シミの隠れるカバー力のあるファンデーションでしっかりと塗るのですが、ここで厚塗り感が出てしまうと「白粉(おしろい)おばさん」になってしまいます。それを回避するため、ツヤ感を出し、あらを光で飛ばすルミネーターなどを使用することになります。
こんな風に、ファンデーションなどを塗ったあとで、それを光で飛ばして塗っていないふりをするのです。

アクセサリーもしかりで、何も身につけていないと、よくいえば質素と言えますが、悪くいえば無頓着に見えてしまいます。

手のシミを隠すためのキラキラと光る指輪やデコルテのシワを誤魔化すネックレスなどは、案外役に立ってくれます。
華美ではなく、輝きでアラを隠すのです。

何につけ、完全に削ぎ落としてしまっては、まんま自分を曝け出すことになってしまうので、「ふり」をするというテクニックが必要になるわけです。

ここで問題となるのが髪型です。どんなスタイルであっても、スッキリ見せることがポイントで、ロングヘアーの場合はここが一番難しいところです。

まさかこの年齢で金髪などにはできませんから、必然的にダークな髪色になります。
頭から爪先まで、身体全体のバランスとして、ダークな部分が多いと、清潔感を出すことが難しくなってきます。ただでさえ歳を取っているのですから。。。

マイナスの美学

所々でチートしながらも、マイナスの美学を基本にするということがポイントになるわけですが、ヘアースタイルをこれに当てはめるとすれば、どうすればいいでしょうか。

長い髪をカールしたり、アップにしたり、結んだりと工夫はしても、加齢から逃れることはできません。

マイナスの美学を基本とするならば、髪自体の分量を少なくすることです。
これは毛量の問題ではなく、見え方のことで、顔だけでなく全身を見た時に髪が頭身と比較してどの程度の配分になっているかということです。

これは冨永愛のようなスーパーボディーでも持っていない限りは、長い髪よりも確実に短い方が清潔感が出ます。

若い人であれば、どんなに髪の締める割合が多くとも、全身からみなぎる若さがそれを容易に逆転してくれるものですが、中年女性の場合はそうもいきません。
ただ鬱陶しさだけが強調されるのは、鏡に映った自分を見てよくわかります。

50代を迎えた頃、それまでロングヘアーだったのをバッサリとショートにした友人がいましたが、周りの反応は「若く見える」ということで一致していました。

そのスッキリとしたスタイルのおかげで、清潔感が出たのです。

やっぱり、ロングは難しい。。。考えれば考えるほど、無理なような気がしてきました(笑)






ショートの選択

あれやこれ考えた結果、私もようやく髪を切る決心をしました。
まだまだ大丈夫!と思っていましたが、客観的にみれば、長いより短い髪の方がきれいに見えるのは明らかです。

若さへの最後の足掻きか、ロングヘアに執着していましたが、改めて考えてみると答えは明らかでした。。。

物事を客観視できないのは脳の衰えが一つの原因とも言われています。
見た目の衰えのみならず、脳まで衰えた⁉︎などとは思いたくありません(笑)

もう観念して、根本からスッキリさせてしまおう!

そう思いました。。。

いえ、根本からってスキンヘッドにするわけではありません。つまり、それくらいの心意気でロングヘアーへの執着、すなわち若さへの執着心を捨て去ろうというわけです(笑)

新型コロナの感染者数も高止まり。この季節でそうなのだから、寒くなってきたら、また自粛といった状況にならないとも限りません。美容院へも気楽に行くことができなくなるのも想定して、さっさとバッサリやってきます。

思い立ったら吉日で、早速美容院の予約を入れました。

さよなら、ロングヘアー。。。