京都などでは夏になると店頭に並ぶ葛焼きというお菓子。
東京で生まれ育った私にはあまり馴染みのないお菓子でしたが、以前『とらや』さんの葛焼きをお試しに頂いてみたところ、これがなんと美味しいことか。。。
葛粉を使ったお菓子が好きなので、苦手なわけがありませんでした。。。
東京でも美味しい葛焼きをお作りしているお店はないかしらと調べてみると、今はぼちぼちとあるようですね。。。
そこで是非頂いてみたいと思った葛焼きを求めて足を運んだのが、日本橋高島屋さんの『銘菓百選』。
お目当ては富ヶ谷にある和菓子店『岬屋』さんの葛焼きです。
以前、水羊羹を頂いた際、その美味しさに感動。これは是非とも!と思ったわけです。
『岬屋』さんのお菓子は、毎週火曜日の昼12時頃に入荷予定になっています。
ただ何度か通った経験から、12時ぴったりに店頭に並ぶこともあれば、少し遅れたりすることもあるので、まさに「12時あたり」と余裕をもって考えた方がいいと思います。
どんなお菓子が登場するか内容がわからず、おそらく葛焼きなら6月末ごろからと当たりをつけて、今回は通うこと2度目で運良くお目当てのお菓子に出会うことができました。
和菓子バイヤーさんによりますと、お菓子の内容は店舗にお任せだそうです。
通常月末には『銘菓百選』で翌月のお菓子の内容がわかるということでしたので、空振りしないよう店舗か『銘菓百選』にお尋ねした方が確実かと思います。
葛焼き
3個入 ¥1,242(税込)
消費期限 翌日
内容は「黒糖」「白糖」「こしあん」が各1個ずつの3個セットになっています。
黒糖
本葛粉と黒糖を練り合わせた葛焼き。
濃厚な黒糖の風味にモチっとしているようでいて、すっと歯切れの良い触感。
焼き目の香ばしさと黒糖の濃厚な風味がお口いっぱいに広がります。
白糖
こちらは本葛粉、お砂糖、水だけで練り上げた葛焼きです。
雑味のない、すっきりとした味わい。
葛粉の風味となんとも上品な甘さが楽しめます。
こしあん
こちらは本葛粉と小豆のこしあんを練り合わせた葛焼きです。
しっとりとすっきりとした食感に、小豆のよい香りがふわりと広がります。
三種類のお味は、同じ「葛焼き」でもまったく違った味わいで、どれも本当に美味しく、ますます葛焼きファンになってしまいました。
私は日本橋高島屋さんで購入しましたが、新宿でもお取り扱いがあるようです。
この時期だけ、しかも火曜日だけなのでなかなか難しいですが、タイミングが合えばまた味わってみたいお菓子です。
京都への和菓子旅も私の場合は冬から春まで。夏は京都に限らず暑さのため、毎年東京にこもることにしているので、夏にしか登場しない京菓子を東京で楽しめるのは本当に助かります。
京都のお菓子に限らず、選りすぐられた日本全国の美味しい和菓子、洋菓子が並ぶ『銘菓百選』、私にとっては日々のおやつを支えてくれる貴重な場所です。
次回は同じ『岬屋』さんの絶品水羊羹の記事をアップする予定です。