日本橋へ行ったら必ずと言っていいほどのぞいてくる日本橋高島屋さんと日本橋三越本店さん。
この二つの百貨店のデパ地下は、とにかくお菓子が充実していて、行けば目移りすることしきり。
日本橋には好きな和菓子屋さんもあるのですが、とにかくデパ地下へ寄ってしまうと、あれこれお買い物してしまい、それ以外のお菓子屋さんのものは胃袋に入る余地がなくなってしまうのです。
更には催事などあろうものなら、大食い選手権に出られるほどの胃袋があったらと願うほどです(笑)
残念なことにそれは叶わぬことなので、究極の選択をくだすことになります。
この日も日本橋高島屋さんで開催されていた『北欧展』で洋菓子やパンなどをお買い物した後でした。
地下へ降り、一回りすると『末富』さんでは生菓子の販売日。。。
念のためと銘菓百選(全国各地の美味しいお菓子が揃うコーナーです)もチェック。
さて、何が出ている?と見ていると、後ろから「岬屋の生菓子あります」と声が聞こえてきました。
このブログでも過去記事に登場している、富ヶ谷の和菓子店『岬屋』さんのお菓子です。
常時並んでいるお菓子の他、入荷日が決まっているものもあり、訪れた火曜日は『岬屋』さんの生菓子入荷日でした。
さて、ここで『末富』さんにするか『岬屋』さんにするか、まずはお菓子の内容を見ることにしました。
どんなに好きなお店でも、自分の好みに合ったお菓子ばかりではありません。好きなお菓子、またこれは絶対に好み!と思うときだけお持ち帰りするようにしています。
この日は一目見て、「これは絶対に好き!」ということで、『末富』さんを諦めて、『岬屋』さんのお菓子をお持ち帰りすることにしました。
生菓子は洋でも和でも、絶対にその日のうちにいただかなければいけないので、欲張るわけにはいきません。
「その日のうちに食べ切れるだけ!」です。
そしてそれは「消費」ではなく、「美味しくいただける分だけ」ということです。
生菓子詰め合わせ
3種各1個入 ¥1,296(税込)
消費期限 当日
蛤
蛤を模った薯蕷仕立てのお饅頭。
ふわり薄めの柔らかい皮に、ほろりと儚くも崩れてしまいそうな白あん。
お饅頭というには繊細な、とても上品な蛤です。
葛焼
葛焼にはまだ早い時期かと思っていたので、詰め合わせに入っているのをみて、少し驚きつつも嬉しくなりました。
吉野葛を使ったこしあん仕立て。
もちっとした葛の食感に、サラリとしたこしあんを感じさせる、上品な味わいの葛焼です。
すみれきんとん
なんとも鮮やかなグリーンとピンクのきんとんは、春を思わせる季節感あふれる佇まい。
中に隠れた濃紫のつぶあんとのコントラストがまた美しいですね。
お口の中でスーッと溶けていくきんとん。対して濃厚に小豆が香る力強いつぶあん。
華やかな見た目に負けないくらいあんこの存在感も素晴らしく、とても美味しかったです。
このお菓子はもう一度いただいてみたいと思うくらいに好みでした。
『岬屋』さんはとても好きなお店ですが、なかなか店舗のある富ヶ谷まで出かける機会がないので、「銘菓百選」でお取り扱いしていただけるのは嬉しい限りです。
『岬屋』さんのお菓子は毎週火曜日の12時過ぎに入荷されますが、お菓子の内容はその時期により変わります。
どんなお菓子の詰め合わせか、銘菓百選でお尋ねすればわかる範囲で教えて頂けます。
www.hw-frankie.com
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