上野にある東京都美術館で、2023年4月27日から開催されている『マティス展』。
ポンピドゥーセンターが所蔵する初期から晩年までの作品150点。絵画からドローイング、版画、切り紙、彫刻まで、各時代の代表的な作品が展示されています。
これほどの規模でマティスが観られる大回顧展は、実に20年ぶり。混雑が予想されるので、落ち着いてから。。。そう思っているうちに、今度は長女も一緒に行きたい!と。お互いの予定がなかなか合わず、あっという間に8月に突入してしまいました。
私には好きな画家が二人いて、そのうちの一人がマティス。
閉幕が8月20日ということで、長女にも時間が作れないのなら、一人で行くわよ!とプレッシャーをかけ、ようやくチケットを予約して行ってきました。
私的にマティスといえば「赤」が印象的な画家だと思っていましたが、今回の展示では「青」がとても印象深く、新たな発見でした。
「青」は「真珠の耳飾りの少女」のフェルメールブルーなどがよく知られていますが、マティスの「青」もまた、補色によって重厚さが引き立てられ、加えてどこかマティスらしい軽快さも表現されているようで見惚れてしました。
さすが色彩の魔術師と言われるマティスです。
一部ですが撮影可能な展示エリアもありました。
「夢」
「黄色と青の室内」
とにかく素晴らしい展示の数々で、もう一度くらい観に行きたいなと考えています。
さて、ここからが本題。
このブログは「お菓子」がメイン、時々「ごはん」なので今回もメイントピックは食です。
マティスの素晴らしい作品を堪能したあと、ちょうど昼時だったので、館内のレストランでランチを頂いてきました。
東京都美術館内には二つのレストランがあります。
一つはRestaurant Salon(レストラン サロン)。
こちらは本格的フレンチダイニングで、静かで落ち着いたレストラン。
そしてもう一つ。
Restaurant MUSE(レストラン ミューズ)。
こちらは上野精養軒の系列店で、『Restaurant Salon』に比べると、カジュアルにお食事ができます。
上野精養軒は創業明治4年の、東京では西洋料理の老舗として知られています。
恩賜公園にある精養軒には昔々、両親連れられて何度かお食事をしていますが、美術館内の『Restaurant MUSE』は初めての訪問でした。
Restaurant MUSE 上野精養軒
結構広いレストランですが、平日でも特別展開催中は結構な混雑です。
私は12時前に入店したので待たずに済みましたが、昼過ぎには入口に行列ができていました。
テーブル席のほか、窓側は外の緑を眺めながらお食事ができるカウンター席になっていて、一人でも気兼ねなく使えそうです。
メニューはこちらのタッチパネルから。
注文はタッチパネルからですが、テーブルにはメニューが置いてあります。
洋食を中心にお蕎麦や天丼など和食もあり、メニューはかなり豊富。
お得な日替わりランチもあります。
この日は「グリーンカレー」でした。
サンドイッチやスープ、フライドポテトのような軽食、ドリンク。
デザートも揃っていましたが、私はオーダーしませんでした。
特別展のコラボメニューもありました。『マティス展』では、彼が晩年を過ごした南フランスのお料理になっています。
長女は「お子様ランチが食べたーい!」としきりに言っていましたが、もうオーダーできる歳はとっくの昔に過ぎています(笑)
結局「上野精養軒なら、やっぱりハヤシでしょ!」と、ハヤシライスを注文。
ハヤシライスはハーフサイズも選べますが、こちらは普通のサイズです。
¥1,600(税込)
東京の黒毛和牛「東京ビーフ」が使用され、玉ねぎもたっぷりの王道ハヤシライスです。
福神漬けがたっぷりのっています。
タッチパネルのメニューにサイドとしてサラダがあったので、おひとつ注文しシェアする事に。
マスタード風味のドレッシングがかかった、具沢山のサラダ。
私はカレーライスを頂きました。
最初は洋食ならハンバーグやミックスフライにするつもりだったのですが、とてもカレーライスが食べたくなりました。
カレーもまたハーフサイズもチョイス出来ますが、私は普通サイズで注文。
¥1,600(税込)
カレーは大好きなのですが、家ではあまり「ニッポンのカレーライス」は作りません。そのせいか、外に出るととても食べたくなります。
こちらもまた東京ビーフが使用されています。
本当に普通のカレーライスですが、まろやかで美味しく、ボリュームもしっかりあり満足致しました(笑)
素敵なアート鑑賞のあと、ほっと一息。緑を眺めながら、お腹を満たすにはおすすめのレストランです。
今回は長女と二人でしたが、美術館などへは一人で行くことがほとんどです。
こちらならおひとり様でも、窓に面したお席でゆっくりできそうなので、機会があればまた寄ってお食事したいなと思いました。