お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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大阪 堺『大寺餅河合堂』大寺餅。与謝野晶子も愛した老舗の名物和菓子。

先日の大阪旅では、念願叶って堺まで足を延ばしました。
中心地からはかなり遠いイメージがあり、これまで足が向かなかったのですが、少しだけ時間ができたので思い切って行ってみることに。

お目当ては、明治から昭和にかけて活躍した女流歌人、与謝野晶子の好物であったというお菓子。

『大寺餅河合堂』さんの大寺餅です。

こちらのお店、創業がなんと慶長元年。
現在の店構えは新しいですが、実に400年を超える歴史のある老舗和菓子店です。

マップを見ると駅からはかなり遠いようですが、歩いて行けない距離ではありません。しかしこの日はあまり時間がなかったので、タクシーを使いました。

タクシーの運転手さんに店名を伝えましたが、最初はわからない様子だったので、地図を見ながら説明すると、「はい、はい」とわかったようです。
境駅前からタクシーで10分かからないくらいの距離で、車ではすぐだけれど歩くと結構あるという微妙な立地。

最寄駅は南海本線「堺駅」のほか、堺線阪「寺地町駅」。
「寺地町駅」からの方が若干近いようでしたが、私はホテルからアクセスしやすいため「堺駅」から行きました。



早速店内に入ると、ありました!
お目当ての『大寺餅』。
高校生の頃に夢中になって読んだ、あの与謝野晶子も好きだったというお菓子です。
そんな長い間、人々に愛されてきたお菓子だと思うと感慨深く、堺まで来てよかったとしみじみ。
たかがお菓子、されどお菓子です。

3個入りの小さなパックもありましたが、私はあんころ餅ときな粉餅、両方入ったお箱をお持ち帰りしました。

あんころ餅だけでもOKです。

お餅つきのイラストを配したお箱。「きなこ」のシールが貼ってありますが、あんころ餅との詰め合わせになっています。




大寺餅


6個入 ¥627(税込)
消費期限 当日

『大寺餅』は、あんころ餅ときなこ餅の2種類。

お値段もとってもリーズナブルで、まさに日々のおやつにぴったりのお菓子です。

あんころ餅

こっくりとした艶やかなこしあんにお餅が包まれています。
お餅はお口の中でたちまちとろけるほどの柔らかさ。。。

しっかりとした甘さがあり、小豆に溶け込んだお砂糖の美味しさまで感じられるよう。
今風の「甘さ控えめ」とは一線を画した昔ながらのあんこといった印象で、本当に美味しい!

きなこ

こちらもまた、ふわり柔らかいお餅にきな粉がまぶされています。香ばしいきな粉はほんのりとした甘さが。

あんこの甘さや、素朴なきな粉の風味、なんだか懐かしい味わいのお菓子です。

屋号に「餅」の字があるだけに、あんころ餅もきなこ餅も、お餅の美味しさが秀でていて、とっても美味しかったです。
さすがに6個一気には無理かなと思っていましたが、食べ始めるとお餅の口溶けのよさからか、パクパクと食べ進め、ペロリと完食いたしました(笑)



ちなみに、このお店のもう一つの名物「みたらし団子」は冬季限定ということで、11月からとのこと。
今回は残念ながらいただけませんでした。。。

他の和菓子屋さんにも行きたかったのですが、残念ながらタクシーがつかまらずタイムリミット。急ぎ足で駅まで歩きました。

大寺餅はもちろん、みたらし団子、そしてまだまだある堺の和菓子屋さんをお目当てに再訪したい街になりました。

ちなみにこちらのお店では、『大寺餅』以外のお菓子もお持ち帰りしてきました。

そちらはまた後日、投稿する予定です。

www.sakai-tcb.or.jp