今回もまた日本橋三越本店で開催中(2024年3月20日〜3月25日)の『全国銘菓展』のお菓子になります。
今年は昨年購入し美味しかったお菓子もいくつかリピートしています。
その一つが『きよめ餅総本家』さんのお菓子です。
看板の『きよめ餅』は百貨店の銘菓売場でもお取り扱いがありますが、こちらのお菓子は催事でしか出会ったことがありません。
ふわとろ草餅
昨年の『全国銘菓展』で初めてお試ししたものです。またあのふわとろ食感を味わいたくリピートしました。
ふわりと蓬の香りがする生地は、その名の通り驚くほどの柔らかさ。
とろっとしていてお口に入れると、しゅわ。。。っと溶けてしまうほどの儚なさです。これは卵白が使用されているせいかと思いますが、とにかくこの食感は一般的にイメージする草餅の想像を超えてきます。
あんこは水分量多めのゆるりとしたつぶあんですが、蓬に負けないくらい小豆の風味も強く、本当に美味しい!
きな粉の自然の甘さと風味も良い脇役になってくれています。
この草餅、おそらく東京では『全国銘菓展』のよなうな催事でしか出会う機会がないと思うので、一年に一度でも味わっておきたいお菓子です。
桜餅
桜の葉一枚にくるりと包まれた小ぶりの道明寺製桜餅。
かなり粒の大きな道明寺粉が使われています。
普段、桜餅なら長命寺タイプを好みますが、この粒の大きさが気になりました。
もちもちではなく、割とぱらっとした食感で、柔らかくまとめられています。
道明寺はもう少し粘り気があるものが多いのですが、こちらはさっぱり。
中のあんこもサラリとしたこしあんで、とても軽くいただける桜餅ですね。
桜の花の塩漬けが色鮮やかでとても美しく目を惹きますが、それだけではなく塩っぱさが甘さをうまく引きたててくれています。
道明寺桜餅のもったり感が苦手な私でも、これはとても美味しくていただきました。