専業主婦という生き物

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学校教育にiPadが導入されたけど、それ本当に必要?1年間使ってみて思ったこと。

少し前、Appleが学校教育に有効だとされる新型iPadを発売するというニュースを見ました。

今やどこの家庭にでも普通にあるパソコンやiPad、スマホですから、学校教育に取り入れ活用するという流れは当然と言えば当然で、いつまでも紙と鉛筆に固執することはないと常々思っていました。
実際に学校から配られる多数のプリントを見ては、昭和の時代じゃあるまいし、いい加減ペーパーレスにしなさいな!などと専業主婦友達との話題でも度々のぼっていたほどです。




我が家の子供達が通っている学校では、昨年6月からiPadが導入されています。今回発売の新型ではなく、従来のiPadで学校からの連絡事項、行事のお知らせ、成績の管理、また自宅学習に必要なテキストなどを提供するというものです。

iPadを導入するとなり「あら、やっとなのね」と喜んだのも束の間、その時に行われた説明会では一悶着あったのでした。

まず、iPadは全てレンタルとして学校から支給されるということで、「なんで?」となる訳です。
我が家にもiPadやiPadプロなどを所有していますが、娘のお友達もほとんどの家庭にあるということです。
にも関わらず、新たな端末をわざわざレンタルする必要などないのでは?と、誰しもが当然のことながら思います。
しかも情報料金こみで年額6万円のレンタル料金がかかります。我が家には二人の子供が同じ学校に通っていたので、合わせて12万円です。年額とはいえ、iPadをレンタルするには「えっ?」という金額です。

件の説明会では学校の担当者ではなく、このシステムを提供する会社の方が壇上に立ち、先生方はその隣で座っているだけでした。
iPadをどのように学校教育に役立てるか、つまりこれを使いなにをするかなどを業者の方から説明されたのですが、これが大して役に立つとも思えなかったのです。

まず、「学校からのお知らせ」。
こらはすでに一斉メールで届くようになっています。

「定期試験や模試の結果」。
これもわざわざiPadを使わずとも、親が確認することはできます。

「問題集の活用」。
こちらも自主学習のための問題集などが使用できるとありますが、これも使う子供ばかりではないでしょう。少なくとも我が家の娘は見向きもしません。

他にも細かいことはありますが、代表的なところでは、今の段階ではこの程度の活用しかなされていません。
どれもこれも、何一つ目新しいものはありません。

一悶着というのは、この話を聞いた保護者が有料でありながら、この程度の使用用途なの?というガックリ感に加え、6万円ものお金がかかるということで、これは無駄ではないか?という声が次々と上がったのです。
iPad導入自体に異論はないものの、強制的にレンタルという形になるのが納得いかなかった訳です。

すでに持っている人は利用したい情報のみ負担でいいではないか、自前のiPadではダメなのか? 希望者のみ端末をレンタルすればいいではないか!との声が飛んでおりました。
しかし説明会の壇上にいる方は学校関係者ではありません。あくまでもiPadを全生徒にレンタルしてもらうという前提で説明にきただけの方なので、反対意見を唱えられても答えようがないといった状況だったのです。

当然なにひとつ納得のいく回答は得られず、さらにデッドヒートする保護者。渋々といった感じで登壇した学校の担当教諭が、「このiPad導入は既に決定事項です。ご賛同頂けない場合、そのお子さんだけがiPadを使用できず、学習に支障をきたすことになるやもしれません」
などと、いささか強引に保護者の声を押さえ込んだのでした。

私はといえば、納得はいかずともやるというのなら仕方ないなぁ。。。といったところです。
こんな時、「断固反対!」と戦うのが本来のフランキー魂ですが、子供に関しては別なのです。
言葉が適切ではありませんが、子供は学校に人質に取られているようなもの。親の行いいかんによって、学校側が子供をどんな目で見るか、影響はあるはずだと考えています。
教師といえど一人の人間です。親に悪感情をもてば、その子供を愛するなどということはできないでしょう。私ならできませんからね。
だからといって、先生方が子供達に辛く当たるとか、ハラスメントまがいのことをするとは思いません。あくまでも感情の問題です。

人というのは他人の感情を敏感に感じ取れるものです。自分に好意的かそうでないか、毎日顔を合わせる先生方から子供達は感じ取っているのです。これはかつて子供であった私自身が感じていたことです。
親としては、どうせなら嫌われるよりも好かれていると感じながら学校に通って欲しいという思いがあります。
だからこそ、PTAの役員だってやりますし、頼まれればボランティアだってやります。
先生方と良好な関係を築くことは、子供の利益になることだと思うからです。

実際に役員活動などで学校へ行く機会も多いためか、担任の先生だけでなく色々な先生とお話をする機会もあり、その度に逐一「お嬢さん、学校ではこんなこと言っていましたよ、やっていましたよ」などと家庭では得られない情報を頂けたりもします。
また、こちらが相談などをした際にも、わさわさと先生方が出てきてはアドバイスをくれたり、骨を折ってくださることも多々あります。
まさに持ちつ持たれつ、共に子供を見守る体制が出来るという訳です。

iPad導入には反対でも、それは既に決定事項ともなれば、6万円で子供に良い環境が買えると考えればいいではないの。
私はそう考えることにしたのです。説明会の席でも物言わずに他者のやり取りをただ聞いていただけでした。

2時間以上にも及ぶ喧嘩ごしでの激しいやり取りはありましたが、結局レンタル料金を払い導入とあいなり、反対意見を声高らかに唱えていた方のお子さんもiPadを手にしたのでした。
なんだか企業と教育機関の癒着ではないの?と思えるほど、強制的な導入だという感が今だに拭えませんが、世の中はそんな理不尽に満ち溢れたものです。

さて、実際に使用してみた感想ですが、案の定宝の持ち腐れでしたね(笑)
当の子供達はといえば、自分の好きな動画を観たり、授業中に友達とチャットしたりと学校側が考えることとは全く違う使い方をしています。
「遊びでは使えないようになっています!」
そんなことを申しておりましたが、ITの時代に生まれ育った子供達の方が一枚上手なのです。
便利な分複雑で、その機能を100%把握できない我々昭和の人間と違いスマホ世代の子供達は様々なノウハウを持っています。
どんなに予防線を張られようがあっという間に裏をかいて、自分達に都合のいい使い道を考え出してしまうのです。
そんな様子を聞いて、子供達のたくましさや利口さに感心し、それだけでもうiPad導入の元はとれたか?と思ったほどです。

されど家の中にゴロゴロと使用しないiPadが転がっているのを見ると、一見贅沢な光景ですが、正直無駄金を払っているという気持ちが今だに湧いてくるのも確かなことです。
たかが6万円!と思う方もおりますでしょうが、されど6万円。。。
世の中役に立たないものに差し出すほどお金が余ってる人ばかりではありません。どうせ教育にお金を遣うのなら、納得のいくものに投資したいものです。

また今年も新たに入学してくる子供達の保護者に向け、iPad説明会が行われるでしょう。
そこでバトルの再燃があるか、興味深いところではあります。

※こちら、学校名は当然公表出来ませんが、あくまでも我が家の娘たちが通う学校でのお話です。
他校ではひょっとして有効活用されているところもあるかもしれませので、あしからず。。。

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