お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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専業主婦でよかったわ!と、実感する瞬間とは? 悪いことばかりでもない専業生活の実態。

専業主婦のイメージといえば昔から「三食昼寝付き」といったところでしょうか。
ところが、当の専業主婦達からは「そんな楽じゃないわよ!」という声があちこちから飛んできます。

確かに楽ではありません。いつも家族の都合に合わせて動かなければいけないし、「これなら仕事していた方が楽だわ!」などということもあるでしょう。
しかし、実際は兼業主婦よりも楽をしている人の方が確実に多いはずです。
私自身、20年来の専業主婦をしてきたのでわかります。




やっぱり専業は楽!

仕事と家事育児、どちらが楽かといえば、当然仕事をしている方がフィジカル、メンタル含め楽だろうなと思います。
しかし主婦は仕事だけしているわけにはいきません。仕事以外の時間に家事育児をしなければいけないので、まさに兼業状態です。そう考えると家事育児だけに専念できる専業主婦の方が楽なのです。

常に「忙しい!」「大変!」「きつい!」などと言っている専業主婦は、よほど要領悪く生活しているか、もしくは人にねぎらって欲しい構ってちゃん、または承認欲求の強い認めてちゃんがほとんどです。つまり、メンタルの問題。

このようなことを言うと「子供が大きくなったからそんなこと言えるのよ」と思われるでしょうが、我が家の子供達は「かぐや姫」ではありません。いきなりティーンになったのではなく、当然のことながら手のかかる時期もあったのです。つまり私とて大変である子育てをきちんと通過してきた人間なのです。

フィジカルな大変さとメンタルのキツさ

子育てがキツイと感じるのは、いつも子供と顔を突き合わせ、やりたくもないお遊びを一緒にやったり、家事の途中で邪魔され、やりたいことが一向にはかどらずにイライラしたり、自分のためにまとまった時間が取れない。そんなことが主なところでしょう。
しかし、それは忙しいのとは少し違います。
兼業主婦のタイトなスケジュールに比べれば、専業主婦の家事育児は余裕をもってできるものです。
家事も育児も手抜きは出来ますが、お仕事はそうもいきませんからね。

こんな事を言うと

「あなたみたいな人がいるから、私たち専業主婦がグータラなお気楽人種と思われるのよ!」

などと、お怒りの声が聞こえてきそうですが、フィジカル面においては断然専業の方が楽です。
考えてみて下さい。朝から夕方まで職場に拘束されている間、主婦としての仕事は何一つできないのです。それが出社前と退社後に一気に押し寄せてくる。。。大変じゃないわけはありません。
それにひきかえ専業主婦は、朝から晩まで家事育児に費やすことができるのです。うまくすれば昼寝だって出来ちゃいます。
これでも「楽じゃない」と言えるでしょうか?

ただ、特別な事情のある人も確かにいます。介護に従事していたり、自身が病気を抱えているなどです。そんな方は事情が全く違うと思ってください。

兼業主婦経験で感じたこと

昨年末、たったの3ヶ月という短期でしたが、月曜から金曜までフルタイムでお仕事をしてみました。
その時、仕事をしながら主婦業をこなすのがどれだけ大変なことなのか身をもって経験し、専業主婦とはなんという楽な生活だったのかしら⁉︎ と、今更ながらに実感したものです。

当時子供はすでに高校生と中学生です。自分のことはなんでもできる年頃になっていましたが、それでも毎日の炊事洗濯などの家事労働が重たく感じて仕方ありませんでした。もしも子供が小学生、幼稚園、またそれよりも小さかったりしたら?
根性なしの私などはとても両立などできなかったでしょう。

何事も経験してみるものです。自分の立ち位置が変われば、当然景色も変わります。
専業主婦でありながら、「専業主婦になんかなるな!」などと、我が身をディスるがごとくネガティブな事も書いたりしていますが、「やっぱり専業主婦もいいわ〜」ということも書かなければ!
というわけで、専業主婦願望のある人が持つイメージとして「楽そう!」というものがあるらしいので、何がどう楽なのか、本当のところはどうなのか、専業主婦としてのメリットをいくつか思い浮かべてみました。




専業主婦のメリット

お部屋が常にスッキリきれい。

これは当然のことで、毎日朝から掃除だ洗濯だとやっていれば、お部屋は常にスッキリと整えておくことができます。
私が短期のお仕事をやめてまず喜んだのが外国人夫です。
お洗濯や食事の支度、服のアイロンかけなど、手が空いているときにお手伝いしてくれていたのですが、内心では面倒だったようです。これまで任せっぱなしだった家事なので、要領も悪く「あれはどこだ?」「あの服がない!洗濯してないのか?」と家族中から不便の声が頻繁に上がっていました。
私がまた専業主婦として家に居るようになってから、家族からは
「生活がきちんと回るようになった」
そんな表現をしていました。
朝8時に家を出て、夕方は6時に帰ってくる生活では、時間的にも最低限の家事しかこなせません。しかし専業主婦ならば、時間をかけて快適な生活空間を作ることができます。

宅配便がいつきてもOK。

我が家の娘、物欲が強いのだか常にネットショッピングをしています。
1日に3回も宅配便の方が配達に来ることもあります。
お仕事をしているときは、帰宅してポストを覗くと結構な割合で不在配達票が入っていました。その度に連絡をして再配達をお願いしなければならないのがものすごく面倒でした。
配達のお兄さん方に何度も足を運んで頂くのも恐縮で「度々ごめんなさいね」などと言うと、皆さん「とんでもないです!いつもありがとうございます」などと言って下さいますが、やはり度重なると申し訳なく思ってしまいます。
しかし専業主婦ならば、いつも家に居るので、配達に来てくれたときに荷物を受け取ることができます。
再配達の電話をする面倒もなく、配達のお兄さんに無駄足を踏ませる事もなく、まさにウィン・ウィンなのです。

1日に何度でもお洗濯ができる。

我が家は4人家族なのですが、毎日大量の洗濯物が出ます。原因は外国人夫です。夏場などはとにかく一日に何度もシャワーを浴びるので、その度に洗濯物が出ます。大きなバスタオルにTシャツ、下着と次から次へとランドリーバッグに投げ込まれるのを見ていると、またか⁉︎ と殺意を覚えるほどです。
朝お洗濯を済ませたと思っても、午後になるとまた洗濯をしなければいけないので、一苦労です。
お仕事などをしていると、夕方には溢れんばかりの洗濯物にうんざりといったところですが、専業主婦ならばすぐに対応できます。
服だけでなく、今日はお天気がいいからよく乾きそうだわ!と、大物をまとめて洗濯したりなんてこともできます。

ランチなど食べたい時に食べたいものが食べに行ける。

これはどうでもいい人もいるでしょうが、私にとっては有難いことです。
ちょっと気になるお店がある時、好きなものがいついつ発売になる!などという時、暇な専業主婦だからこそいの一番に駆けつけることができるのです。
週末には行列ができるような店でも、平日の開店前に駆けつければ、待つことなく好きなものにありつけます。
どれだけ暇なんだ⁉︎ といったところですが、実際にこんな店に朝一で来ているのはほとんど専業主婦と思われるような人間ばかりです。まさに特権といっていいでしょう。

手数料のかからない、空いている時間に銀行へ行ける。

仕事をしていると通常銀行の営業時間内に行くは難しいものです。そのため、ただ少額のお金を引き出したり振込をしたりするだけで手数料がかかってしまいます。
大した額ではないといえ、塵も積もれば山となるで、1ヶ月単位で考えるとかなり無駄な出費をしていることになります。
その点、専業主婦であれば営業時間内にいつでも行くことができます。
また25日や月末など、銀行が混み合う日でも朝一に出かければATMの長い行列に並ぶこともありません。これは非常に便利なことです。

子供の具合が悪い時、すぐ対応できる。

子供が大きくなったとはいえ、まだ学生のうちは多少の手はかかります。
普段なら自分の身の回りのことは自分でできますが、具合が悪い時などはさすがに放置はできません。
朝、学校へ行ったものの、具合が悪くて早退するといった時、迎えにこられないか?といった連絡が学校からあったりします。
そんな時、暇な専業主婦ならばどこにいようともすぐに駆けつけ、場合によってはそのまま病院へ連れて行くこともできます。
仕事をしていても途中で早退して駆けつけることはできるでしょうが、職場に迷惑をかける場合もあります。
すみません。。すみません。。と頭を下げながら退社するのはなんだか面倒なものです。
これは私が仕事をすることを躊躇してきた大きな理由の一つです。
「子供が病気なんだから仕方ないじゃない」
と当たり前のような顔をしているのも違う気がしますし、かといって
「ご迷惑をおかけしてごめんなさい」と、引け目を感じながら仕事をするのも納得がいきません。
自分の子供が可愛いのは自分だけで、職場の人にとってはなんの関係もないこと。そう思うと、仕事と子供を天秤にかけなければいけません。
専業主婦で一番良かったと思うのは、子供に起こる想定外のことに、誰に気兼ねすることなくすぐ対応できることです。

子供の安全確保

子供がある程度の年齢になると、習い事や塾へ通うようになります。時に暗くなってから帰宅するといった場合、やはり道中何かあってはと心配になります。
そんな時、専業主婦であればいつでも送迎できます。
また子供が大きくなってからも、不審な人がいて後をつけられている、いつも駅で同じ人が付いてきて怖いから迎えに来て!と、そんなSOSがあった時にも即座に駆けつけることができます。我が家の子供達が実際に体験したことです。
今の世の中なにがあるかわかりません。自分の手で自分の子供を守ってあげられるのは母子ともに大きな安心感になります。

体調不良、寝不足の時は昼寝ができる。

主婦業に本気で取り組んだら「昼寝なんてしている暇はないわ」というのは本当のことですが、毎日家事育児に全力投球などしている人など稀でしょう。
「三食昼寝付き」と言われるくらいなので、昼寝をしようと思えばできてしまいます。
体調の悪い時、寝不足が続いて怠くてたまらない時、職場にいたら居眠りなどしていられませんが、専業主婦ならばそれができます。

忙しいお友達の都合に合わせることができる。

自分が専業主婦をしていると、周りに集う人間も同じ専業主婦が多くなるものですが、中には子供が中学生くらいになると働きに出る人もいます。
私にも「元専業主婦」の仕事をしているお友達がいますが、一度仕事を始めると、なかなか都合が合わずに会えなくなるものです。
それこそお互いに仕事をしていたりすると平日は無理、週末も家庭での予定があり無理と、半年くらい会えないなんてこともあります。
そんな時、片方が専業主婦ならば相手の都合に合わせることができます。

好きな時に旅行へ行ける。

子供がいたら無理じゃない?と思うかもしれませんが、子供が小さければ連れて行けばいいだけです。
また、夏休みなど長期休暇の時なら子供が学生でも問題ありません。
もしも仕事をしていたら、思いついた時にすぐ旅へという訳にはいきません。仕事のスケジュール調整をして有給をとったりと、計画して行動することが必要になります。
これはちょっと面倒に感じます。当たり前のことかとも思うのですが、「行きたいなぁ」という衝動が起こった時にすぐ行動できるないと、私などは悶々としてしまうのです。
ちょっとワガママではありますが、身軽に飛べるという点ではやはり専業主婦は融通が利きます。


どうでしょうか、こうして並べてみると、専業主婦がいかに自由でいられるかがわかります。



一長一短

上記のようなことが満たされているから幸せだということではありません。幸せの基準は人それぞれですから、もっと深く掘り下げていけば、それだけでは満たされない心の内というものもあります。
「まぁ、楽しく暮らしているわ」
そう思っている私とてそれは同じで、時に「空虚」のような感情に襲われることもありますからね。

ただ、専業主婦も兼業主婦も一長一短で、悪いこともあれば良いこともあるということです。
それならば、今自分が置かれている立場に不満を感じ文句をブーブーと垂れ流しながら過ごすよりは、よい部分にも目を向けて、時には感謝をしながら暮らす方が、自分にとっても家族にとっても幸せというものです。
もしも、どうしても今の自分の状況がつらくてたまらない、耐えられないというのなら、今すぐ変えるための行動を起こすべきです。たとえそれが家族のためにならないとしてもです。

子供ため、夫ため、自分のため、この3つを全て満たそうなどとは思わないことです。家族といえど、全員が100%同じ思いで同じように幸せになれるかといえば、それは非常に難しいことです。
自分の思いを通そうと思えば子供にしわ寄せが、夫には不満が。。。また家族第一の生活をしていると、今度は自分の方がしんどくなってくる。。。といった具合です。
そこをどう割り切るかが問題で、それ故に身動きの取れない人もいます。
もしも、いま専業主婦でいるのが辛くてたまらないと思うなら、その辺を思い切って割り切るしかありません。

仕事も全力投球したいし、子供も自分の手でしっかり育てたい!夫にも満足した生活を送って欲しい。
そんなこと、出来るわけがないのです。
専業で主婦業やっていても無理なんですから(笑)

ただ思うのは、自分が納得の行く道を行く。それが一番大切なのではないかと思うのです。
専業主婦でも兼業主婦でも、どんな不満があったとしても自分が納得して選んだ道なのか?
それによって日々の過ごし方も変わるものです。