お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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専業主婦の半数以上が働かないことに罪悪感を持っているって⁉︎ なんと世知辛い世の中になったことか。。。

最近ネットなどで、専業主婦の半数以上が専業主婦であることに罪悪感を持ち、ランチなどにお金を遣うことに後ろめたさを感じているという記事を見ました。

専業主婦である私、何故だ!?
とっても不思議になりました。

何もせずに毎日遊んでいるだけならまだしも、子育てに家事、学校や地域の活動など、家族の生活に関することは一手に引き受けているのです。
ランチ代くらい自由に遣って当然!
私はずっとそう思い、一度として後ろめたさを感じたことなどありません。




人のお金を使っているという罪悪感

人のお金、つまり夫が稼いでくるお金を遣うことに後ろめたさがあるということですが、そんな方々は当の夫から「人の金遣って遊ぶな!」などと普段から言われているのでしょうか。
もしそうであるのなら、今すぐ夫のパンツを洗うことを拒否し、自分も仕事をしてお金を稼ぎにいけばいいのです。きっと罪悪感などきれいさっぱり消えるでしょう。

しかし、夫は何も言わないけれど、勝手にうしろめたさを感じているだけだとしたら、そんな罪悪感は見当違いです。
社会がどのように変わろうが、周りの人がどう考えようが、夫婦の関係は二人のものです。お互いが納得し合い、仕事と家庭を分業しましょうということであれば、家庭を切り盛りする専業主婦にもお金を遣うくらいの権利は与えられているはずなのです。

社会貢献していないという罪悪感

働いて税金も納めていない。これはよく言われることです。
そのせいかまるで社会のお荷物、寄生虫のように言われる専業主婦ですが、まったく社会の害悪かといえばそうともいえません。

世の中にはやらなくていいようなことでも、誰かがやって当たり前とされていることがあります。
その一つが学校などのPTA活動です。毎年役員決めの季節になると、あちこちからストレスに満ちた声が聞こえてきます。
この厄介で面倒な活動で重宝されるのが専業主婦という立場の人達です。

私も子供が幼稚園の頃から、現在(高校生)にいたるまで、万年PTA役員です(笑)
決して自分から手を挙げるわけではありません。しかし「仕事をしているので無理です」という人ばかりの中では、必然的に専業主婦に白羽の矢が立つのです。
私など毎年「今年はやらないわよ!」と宣言するものの、結局は先生から「決まらないので頼みます」と、お電話を頂くというパターンです。。。

他にも地域の活動など、なにかと言えば専業主婦におはちが回ってきます。
子供達の登下校の見守りから、地域のイベントなど、仕事をしていないというだけで、当たり前のように声がかかったものです。

ボランティアとして無給で人様のために動いているのは社会貢献の一つです。

家庭内でも同じです。専業主婦家庭は当然のことならワンオペ。そのおかげで夫の方は家事も育児も妻に丸投げ状態で仕事や遊びに没頭できるのです。
もしも共稼ぎであれば、そんな自由は許されません。

収入を得て税金を納めることだけが社会に貢献することではないのです。
専業主婦であっても誰かの役に立っているということを忘れてはいけません。

時間を無駄にしているという罪悪感

主婦業とは効率よくうまく回せば、一日中拘束されるような仕事ではありません。
たとえ小さな子供がいたとしても、子供の生活に合わせて、自分の好きなことをする時間を得ることは不可能ではありません。

確かにまとまった時間を取ることは難しいものです。子供の衣食住のお世話、幼稚園や習い事の送迎など、次から次へとやるべきことが出てきます。
しかし、たとえ細切れの時間でも、隙間時間を見つけることはできます。

私も子供たちが小さい頃は、どうにかして自分の時間を作れないものかと、家事の効率化を考えたり、自分の生活サイクルを変えてみたり、試行錯誤してきました。
早起き習慣ができたのもその頃です。

今では子供達も成長し、一日のほとんどの時間を自分のために使えるというありがたい状況になり、今度は「はて、この時間を何に使うべきか?」と、逆に困ってしまってしまったくらいです。

このように子供に手がかからなくなった途端に「無駄な時間を過ごしてる?」という罪悪感を持つようになる人もいます。

私は一人でぶらぶらと街歩きをするのが好きなので、たとえランチなどお友達と集う予定がなくても日々退屈を感じることはありません。
しかし中には、「何もしないことが申し訳ない」と感じている人もいます。

そもそも、何もしないからといって誰に対して、何に対して罪悪感を持つのでしょうか?
何もせずに寝ていようが、お友達とランチをしていようが、お買い物をしていようが、自分のために時間を使っていることに変わりはありません。

何もしていないことに後ろめたさを感じる人は、きっと何をしていても罪悪感を持つでしょう。
そんな人はやはり小遣い稼ぎにパートでもした方がよさそうです。




社会との関わり

専業主婦であることに罪悪感を感じるのは、自分の中だけの問題ではなく、社会との関わりも無視できません。
とりわけネットの発達した現在は、容易に他者の意見を見聞きできたりします。
昔であれば、自分の身の回りにいる人しか比較にはなりませんでしたが、いまは違います。ネットで検索すれば、あらゆる情報がこれでもかというくらいに出てきます。
そのせいで、不安を煽られたり、焦ったりすることもあるのでしょう。

専業主婦のうち罪悪感を感じる層とは、私のようなアラフィフではなく30代という若い人が多いそうですが、それもこの情報過多な時代の真ん中にいるせいなのかもしれません。

人と違う事をしている不安

今は年寄りであろうが小さな子供のいる主婦であろうが、社会に出て働くべきという風潮になっています。
若いファミリー世帯のほとんどが共稼ぎの時代です。
そんな中、専業主婦をしていれば当然周りからも「働いてないの?」といった目で見られます。

もし離婚にでもなったらどうするの?
旦那さんに何かあった時、大丈夫?

そんなふうに不安を覚えさせるような声も聞こえてきます。

しかし、不安とは他人に煽られて感じるようなものではありません。自分自身がよく考えた上で不安に感じるのなら、不安を解消すべく働くなり、対策をとるべきですが、お家の事情もよく知らない人に「大丈夫なの?」などと、お節介を焼かれても聞く耳を持たないのが一番です。
何かあっても誰が助けてくれるわけでもありません。

人と違うスタイルでいても、何ら不安に感じる必要はないのです。
見るべきは周りではなく、自分の生活です。

認められたいという欲求

専業主婦の仕事とは普段当たり前のようにしている衣食住をマネージすることが中心になります。
当たり前ゆえに、誰からも評価されないことに悶々としている人もいるでしょう。

よく主婦の仕事は年収で換算すると何千万などという話がありますが、主婦業とはそれほどすごい仕事なのでしょうか?
実際にフルタイムで働きながら、主婦業もこなしている女性は世の中にごまんといます。
程度の差こそあれ、実際に兼業でも家庭生活がしっかり回っているのなら、両立しているということになります。
働きながらできるようなことを専業にしているにも関わらず、高評価を得たいということ自体が私には理解できません。

確かに専業主婦は大げさに言えば一日24時間年中無休とも言えます。しかし、仕事と同じでそこには能力の差というものがあります。
果たして世の中の専業主婦全てが、周りの人に「すごい!」と賞賛されるような仕事をしているのでしょうか?
少なくとも私は自分自身、誰でもやれば出来ることを専業としてやっているという意識です。そこには当然承認欲求などはありません。

専業主婦として承認欲求を満たしたいならば、子供全員東大に入れるとか、マーサ・スチュワートなみにセンスを生かした暮らしでもクリエートしちゃって、世の中に注目してもらうしかないでしょう。

自分の生き方は自分で決めるべし

私は決して専業主婦を推奨しているわけではありません。
過去記事にも書きましたが、ある程度の条件が揃わなければ、専業主婦でいるメリットはないと思っています。

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昔とはガラリと社会も変わりました。夫だけの稼ぎで悠々自適に暮らしていられる時代ではなくなったいま、経済的な面から考えても、これからの時代、女性も仕事をしていた方が楽しく生きられるのではないかなとも感じます。

一方で専業主婦であることも否定はしません。それは個々の選択であるからです。
経済的には豊かではなくても、将来的な不安はあるけれども、それでも子供を自分の手で育てたい、また働く夫のために100%のサポートをしたい。そんなふうに考える女性もいるかと思います。
社会がどうであろうと、自分はこうしたいと思うのであれば、やりたいようにやるのが一番後悔が残りません。
そこでどういう結果になろうが、自分で選択した生き方であるなら、それは自己責任です。

それにしても、働いたら働いたで「自分の子供くらい自分で育てろ」と言われ、専業主婦として家にいたらいたで「働いて税金納めろ」とせっつかれ、一体どうすればあれこれ言われずに済むのでしょうかね。

自分の生き方にすら他人に難癖つけられるなんて、世知辛い世の中になったなぁ。。。と感じるのでした。

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