お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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朝ドラ『半分、青い』で思い出したくらもちふさこの漫画におぼえるトキメキ。

毎日、朝ドラを楽しみにしている私ですが、前回の『わろてんか』は昨年末にかけてしていた短期のお仕事のせいで観ることができませんでした。
だからこそ4月から始まった『半分、青い』は、本当に楽しみにしていたのです。




脚本は我々世代にとっては馴染み深い北川悦吏子さん、そして主題歌が今ノリに乗ってる星野源さんという、もうこれは反則だわ!絶対に面白いじゃないのさ!と、始まる前から期待が大きく膨らんだのでした。
そして、思ったとおり毎朝かじりついて観ております(笑)

そんな『半分、青い』についてことさら思い入れ強いのは、星野源さんでもなく、佐藤健さんでも、豊川悦司さんでもありません。人気急上昇のゆるふわ男子中村倫也さんでも、もちろん中村雅俊さんでも(笑)



半分、青い。 上 (文春文庫)


それは
『くらもちふさこ』さんのせいです。

『半分、青い』の中で、豊川悦司さん扮する秋風羽織という漫画家がいるのですが、この方の描いたとされている漫画が、何を隠そう「くらもちふさこ」さんの漫画なのです。

主人公の女の子が将来の夢を決定したきっかけとなった『いつもポケットにショパン』という漫画は、何十年も前にくらもちふさこさんが描いた、実際にある漫画なのです。

大人になってからすっかり漫画を読むこともなくなりましたが、朝ドラでその絵を見るたびに、10代の頃にベッドに寝ころんで読んだくらもちふさこさんの漫画を思い出し、再び胸がときめくのです。

初めて読んだ漫画は『おしゃべり階段』でした。



おしゃべり階段 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)


子供ながらに「おしゃれなタイトルだわ」と思ったものです。
それから新作が発表されるたびに読みました。
内容もさることながら、この方の描く男の子がすごくカッコいいのですよ。「実際にはこんな男の子なんていないわよね!」などと友達と言っていましたが、2次元に恋をするオタクの気持ちがわかるような気がする。。。と言えるほど、素敵だと思ったものです。

そして、なによりもこの人の描く絵のなにが好きって、その「手」です。
クルンとした指先が特徴で、なんとなく輪郭がガクガクしてる感じが妙にリアルで、大好きだったんですよね。
朝ドラに出てくる『ポケットにショパン』などはまさにストライクで、ピアノを弾く指先の美しさに感動したものです。



いつもポケットにショパン(全3巻セット) (集英社文庫) [ くらもちふさこ ]


ストーリーも当時の少女漫画とはすこし違っていたというか、なんだか独特な空気感がありました。
現実離れしたステレオタイプな恋愛少女漫画も面白いのですが、くらもちふさこさんの描く、ちょっと冷めた感じの日常という雰囲気も子供だった私にとってはとても魅力的でした。

普段読まない本はスペアルームにある本棚に入っているか、ダンボールに纏めて詰めてあるのですが、その中にはくらもちふさこさんの漫画も入っているはずです。
すぐに物を処分してしまう私も、ことさら思い入れの強い本は何十年もキープしているからです。
紙が変色しようが、表紙が薄汚れてこようが捨てられません!

ちょっと難儀ではありますが、これを機にお蔵に入っている漫画でも出してきて、怠惰な主婦のように真昼間から煎餅片手に漫画三昧でもしようかと思っています。