お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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大地震など災害への備え。ストックの確認と今すぐできる防災対策として新たにやっておいたこと。

小さな地震、大きな地震、最近あちこちで起こっています。また大雨による水害など災害のニュースを見るたびに、これを人ごとだと思ってはいけないと思っています。
東日本大震災の際、ここ東京もかつて経験したことがないほどに揺れました。我が家は幸いにも被害はありませんでしたが、マンションの高層階や古い日本家屋に住んでいた友人などは、食器棚の中の物が外に飛び出したり、家具が倒れるなど、家の中がひどい状態になったそうです。

コンビニやスーパーから品物が消え、牛乳や米も買えない状態だったのを思い出します。近隣の飲食店は営業停止する店も多く、街の街灯も消されていました。また、放射能被害から逃れるためと一次的に東京を脱出する人が続出し、しばらくの間街は暗く閑散としていたものです。




あれから7年、そんな記憶が徐々に薄れて行くのと同時に防災意識も低くなってきているのを感じます。「備えあれば憂いなし」と言いますが、周りのお友達にきいてみても「防災バッグくらいはあるけど、何年も中身を確認してないわ」「押入れの奥にしまって、すぐには出せないのよね」など備えは万全ではないようです。
我が家とてそれは同じようなもので、ストックはあれどきちんと整理がされていなかったりと、かつての緊張感はすっかり失われています。

そこでお部屋の片付けついでに、今一度チェックをしてみることにしました。

ストックしてあるもの

ペットボトル

日頃から外国人夫から水だけはたくさんストックしておくように!と、口を酸っぱくして言われているので、2ℓのペットボトル6本入りの箱を10ケースほどストックしてあります。
先日大きな水害に襲われた広島でも、現地の方が「何よりも水!電気よりも水が大切なんです!」と言っていました。とにかく水がなければできないことはたくさんあります。命を守る上で水は一番必要なものと言えそうです。

給水タンク

ペットボトルの水だけでなく、給水車がきた時などのために水を入れる容器も必要です。しかしタンクをいくつも置いておく場所がないので、我が家では5ℓ入る折りたためる厚手のビニール容器を4枚用意してあります。

*ちなみに大人一人が1日に使用する水の量は3ℓだそうです。3ℓを1週間分で一人21ℓ。我が家は4人家族なので1週間で84ℓ必要な計算になります。2ℓ入りのペットボトルで実に42本 。我が家では常時60本以上のストックがあるので、なんとか基準は満たしているようです。

紙類

トイレットペーパー・ティッシュペーパー

トイレットペーパーは12ロール入りを6パック、ティッシュペーパーは5箱入りを5パック、ストックしています。ペーパー類はトイレだけでなくあらゆるところで使用できると考えています。
置く場所もとりますし、こんなに必要かしら?とも思いますが、東日本大震災の際にはこれらの物もかなり品薄になっていましたので、あるに越したことはないでしょう。

最近では「4ロールで12ロール分」という省スペースを考えたコンパクトなトイレットペーパーも出ていますので、多少はスペースの問題も軽減されるかもしれません。私もこちらに移行している途中です。


ナプキン・おりものシート

我が家は女が3人いるので生理用品も忘れてはなりません。こちらは30個ほど入ったものを8パック。またお風呂にも入れないことを想定し(下着を換えられない)、おりものシートも4パックほどおいてあります。

紙類のストックも水同様にかなり場所を取るものですが、衛生面を考えるとこちらもしっかりストックして置く必要があると思っています。
これ以外にも、小さなお子さんがいる家庭では紙おむつやおしりふきなども必要になります。知人の家を訪れた際、廊下にずらりと紙おむつが積んであったのを思い出します。

食料

●米は普段から無洗米を使用しているので備蓄用としてストックしているわけではありません。我が家はあまりお米を食べないので、常時5キロ程度です。

●乾麺(パスタ、蕎麦、素麺、稲庭うどんなど)
こちらも普段よく使用するものなので、常時各3パック程度のストックになるよう、使用したら買い足してとローテーションしています。

●レトルトのご飯やカレー、缶詰(焼き鳥、コンビーフ、ツナ、コーン、パスタソースなど)は、消費期限をチェックしながら保存していますが、それほど数は多くありません。

●こんな非常食も多少は用意してあります。

●甘いものの非常食もあります。食べるのがやっとという状態だからこそ、こんなものがあると精神的に少しはゆとりができるかなと。。。

●カセットコンロとボンベ
いざという時に使用できる状況か否かはわかりませんが、家さえ無事であれば簡単な調理にも使用できると思うので、用意していて損はないと思っています。


懐中電灯、乾電池

小型のハンディータイプを2本、大型1本。また電池不要の手巻き卓上用が1台。
乾電池も各大きさのものをストックしてあるのですが、家族の誰かが知らない間に持ち出して勝手に使用してしまうので、気付いた時になくなっていたなんてこともよくあります。今回も久しぶりにチェックしてみたところ、単4、単3ともにストックがわずかとなっていました。気をつけなればいけませんね。。。
電池などは震災後には入手しにくいものの一つです。以前の震災の際もお店からあっという間に姿を消したので、用意しておくべきでしょう。

簡易トイレキット

食べることも大切ですが、トイレも同じくらいに重要です。過去の震災ではトイレに行くことを避けようと水分を摂らなかったために命を落とした方が何人もいたそうです。
我が家ではトイレの中にビニールをセットしてそこに凝固剤のようなものを入れるタイプをストックしてあります。


ストックはローテーション
水や食料品、ペーパー類は普段の生活で日常的に消費するものなので、ストックとして別に保管するのではなく、古いものから使いながら、使用した分だけ買い足して行く「家庭内流通式」にしています。
これなら乾パンなどの非常食以外は、いざという時に消費期限が切れていたという自体を回避できます。

防災バッグ

・救急セット(絆創膏、ガーゼ、消毒液など)ウェットティッシュ、手ピカジェル、虫除けスプレー)
・ビニール袋、45ℓゴミ袋、軍手、スリッパ、ラップ
・スニッカーズチョコ

普通は持ち出し用として用意しておくものなのでリュックなどに入れておくものですが、私はなぜか箱に入れているのです。箱を抱えて避難しようと思っていたわけではなく「我が家は地震があっても安全だ、倒壊などしないであろう」という思いがあったせいです。
しかし、どんなタイプの災害がどんな規模で襲ってくるかはわかりません。絶対に大丈夫という保証はないのですから、様々なケースを想定して備えておくべきであると思いました。
一時避難持ち出し用防災グッズを箱から古いリュックに移しておきました。



部屋の地震対策

大きな地震などが発生した際に気になるのが家具の配置です。阪神淡路大震災を経験した知人の話で大きなテレビが飛んできた、洋服ダンスが自分めがけて移動してきたなど想像できないような話をたくさん聞きました。当たり前のように置いてある家具が凶器にもなり得るということです。

大型家具を置かない

ざっと見渡してみると我が家に大型家具はほとんどありません。もともと大きな家具で場所を取られるのが嫌で置かないようにしていたからです。タンスなども背の低いローチェストしかありません。
それでも多少は気になるものがあります。まず娘の部屋にあるピアノです。結構な重さがあるので倒れたときは危険です。たとえ就寝中に倒れても危害がないような位置に配置しています。
もう一つはリビングにある大型のテレビもかなり不安定です。足のところに揺れを吸収するというマット状のものをつけていますが、見ていると少し大きめの地震が来るとゆらゆらしています。震災級の地震がきた際には飛んでしまうのではとも思うので、座る位置などはテレビからなるべく離すように配置しています。

とにかく寝ている時のように無防備な状態でも家具に潰されることがないように気をつけています。家具を固定すると言っても限界があると思うので、やはり大きな家具は置かないというだけでかなり安全性は高くなると思います。

キッチン

キッチンもかなり危険な場所と言えます。まず冷蔵庫が大きくて重たいです。我が家は大型冷蔵庫に加えて、中型の冷凍庫もあります。通常の賃貸マンションなどはあらかじめ冷蔵庫の入る場所が決まっているところが多いものです。さすがに場所を変えるのは難しいのですが、幸い現在の家は長方形の独立型キッチンで、たとえ冷蔵庫が倒れても進路を塞がない配置になっているので大丈夫そうです。

冷蔵庫以外にも、電子レンジ、トースター、炊飯器などもあります。これらも高い位置ではなくたとえ落ちても人には危害がないよう低めの場所にまとめてあります。
とにかく、頭上など高いところに重量のあるものを置かないことだ思い、食器収納なども見直してみることにしました。

調理器具、食器の収納

これまで食器類は自分の顔よりも上にある備え付けの収納棚に入れていたのですが、これでは大きな地震が起きたときに全て落ちてしまうなあ。。。と常々思っていました。扉が開かないようにストッパーなどをつけることも考えましたが、面倒臭がり屋な私は留めたり外したりなどマメにできる訳がありません。しかも、もしもキッチンで料理をしているような時間帯に大地震がきたとしたら? 頭の上や顔にお皿やお茶碗、カップなどが降ってくるでしょう。大きな皿などに顔を直撃されたら大怪我をする可能性もあります。

これは大変だわ!と、早速収納場所を上の棚から下の収納へ移しました。これまで下には乾麺や調味料など冷蔵する必要のない食材を入れていたのですが、これらは上の棚へ移し、重量のある食器類と入れ替えました。
下の収納にはガラスや陶器の食器、またカセットコンロやホットサンドメーカーなども全て下の収納。鍋やフライパンなども別の足元収納へ。
上の収納には乾燥食材やタッパウエアーなど重さのない、落ちても破損しないものを収納しました。

これならたとえ棚の物が落ちてきても割れたり怪我をすることもありません。動線的には慣れていないせいか最初は少し使いづらさを感じましたがじきに慣れました。とにかく合理性よりも安全性第一です。

この時、使用していない食器などを断捨離したりとすっきりと整理できたので一石二鳥。たまに見直してみるものですね。

まとめ

忘れた頃に各地で小さくない地震が起きていることから、急に思いついて防災対策のようなことをしてみましたが、防災グッズも含め、まだまだ備えておかなければいけないことはたくさんあると改めて感じました。
「喉元過ぎれば。。。」で、ついつい先送りにしてしまいがちですが、早めに対策を施しておくに越したことはありません。とはいえ、忙しい毎日に追われ、そのうちに防災意識も薄らいでいく。。。
だからこそ、どこかで地震が起きた時こそ人ごとだとは思わずに、備品のチェックをしたり、大地震に直面した時の備えを考え直す機会にしています。

自分一人の知恵だけでなく、家族や友人などと意見交換をしながら、常に防災意識を忘れないようにし、より強固な備えをしなければと思いました。

早く携帯用小型ラジオを買わなくちゃ!