お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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音楽のある生活の素晴らしさよ。アラフィフだからこその楽しみ方。

夜はとにかく家にいるのが一番!と思っている私は、お友達に誘われてもほとんど夜の外出はしません。

そんな私ですが例外もあります。時折娘や外国人夫からライブのお誘いがかかるのです。
夕方から出かけるのはとても億劫なのですが、こんな時でもなければゆっくりと音楽を楽しむ機会もないので、なんとか重たい腰を上げて参戦します。



若い頃は毎日、家でも外でも音楽を聴いて過ごしていました(WALKMAN世代です!)。
何するにも音楽がなければ捗らないというくらいに、常に脳内には様々なリズムが躍っていました。

それがいつからでしょうか、気がつけばそんな音楽が少しずつ自分の生活から消えていました。
正確に言えば「自分の好きな音楽」が消えたということです。

子育てに忙しくしていると、なかなかゆっくりと自分の事をする暇も考える時間もありません。次はなに?次は誰の用事?と、常に家族中心で暮らしているからでしょうか、音楽を楽しもうという余裕もなくなるのですね。

それでも全く音楽がない生活というわけではありません。
今も昔も家の中では常に音楽が流れていますが、それは子供達や外国人夫が聴いている音楽です。

外国人夫は80年代のアメリカンポップを聴いていたかと思えば、いきなりクラシックのピアノ音楽になったり、また別の日は古いボサノバだったり。。。正直、趣味がわかりません(笑)

最近は『ボヘミアンラプソディー』という映画を観てきたせいか、クィーンばかりが流れています。
つまり外国人夫の音楽の趣味とは、その時流行っているものや、人から強くお勧めされたもののようです。
私は天邪鬼なので、当然全く逆のチョイスになります。

中学生の頃、クラスの皆んながビートルズの歌で英語の勉強をしている時、私は一人でラズベリーズを口ずさみ、皆んながマイケル・ジャクソンに夢中になっている時、私はエルビス・コステロに心酔していました。。。
音楽においても変わり者扱いされていましたが、天邪鬼はさておき、本当にそちらの方が好きだったのだから仕方ありません。。。



ラズベリーズ+5(紙ジャケット仕様)

エリックカルメンといえばご存知の方もいるかも。。。彼がソロになる前にいたバンドです。十代の頃に夢中になって聴いていたグループですが、いまでも全然古さを感じさせない素晴らしい楽曲です。




アンフェイスフル・ミュージック

映画『Notting Hill』(ノッティングヒルの恋人)の主題歌『She』を歌っているイギリスのアーティストです。


とにかく、そんな風に自分の好みとは全く違う音楽を聴いてきた昨今ですが、中年になってから、少し音楽を楽しもうという気持ちが戻ってきました。
娘にお勧めされたブルーノ・マーズを聴いてみたり、苦手だったラップミュージックやK POPまで、なんでもごされです!

それでも一人になると、かつて好きだったエルビス・コステロやポリス、たまにグラムロックなどとUK寄りのチョイス。
たまにビリー・ジョエルやジョニ・ミッチェル。

なんとも古いです。。。(笑)

それでも、その年齢にならなければ感じ得ない曲というものもあります。
若い頃は「ああ、いい曲だわ」と聴いていた曲が、今聞くともっと心に大きく響いたり、また違った楽しみ方ができることがわかります。

私の中でのその代表がジョニ・ミッチェルの有名な曲で『Both Sides Now』です。



Joni Mitchell the Studio Albums 1968-1979


この曲は2003年に公開された『Love Actually 』(ラブ・アクチュアリー)というオムニバス形式の映画の挿入歌にもなった曲です。
主婦役のエマ・トンプソンが劇中で聴いていた曲ですが、なんとも言えない悲哀を感じるのです。
このシーンのストーリーを説明すると長くなので割愛しますが、好きな音楽を聴きながら一人涙を流しながらも、家族の元へまた明るい作り笑顔で出ていく。そんなシーンにとてもしっくりくる曲で、中年女となったいまだから、この曲で泣けるのです!



ラブ・アクチュアリー [DVD]

このDVD、もう10年以上にわたり見続けています(笑)サントラとして観て、聴いて楽しいのです。全然飽きません。


音楽って癒しになります。
楽しい時はより気分を盛り上げてくれるし、悲しい時や辛い時は慰めになります。

忙しさにかまけて、音楽から遠のいていた日々のなんともったいないことか!
ウォーキングを始めてからは、また歩きながら好きな音楽を楽しむようになりました。
『WALKMAN』などという大きな機械を持たずとも、スマホのアプリから好きな音楽を流し、ワイヤレスイヤホンで身軽に楽しめます。
何という便利な世の中になったことか。

我が人生にも音楽が戻って参りました!



つい最近も娘からのお誘いでライブへ行ってきました。これまで一度も曲を聴いたことのないアーティストでしたが、やっぱりライブはいいですね。
いつもライブを観たあとは、「ああ、楽しかった」「素敵だったわ」と帰る道すがら、とても幸せな気持ちになります。

アリーナのような大きなホールもあれば、ビルボードのような小さなところまで。
どんなアーティストのライブでも楽しめるのは、やはりこの年齢になったからでしょうか。
若い頃であったら「趣味じゃないから!」と決して聴こうとはしなかったでしょう。
それが今は、どんなライブでも楽しむことができます。

今は自分の好きなアーティストのライブへ積極的に行くことはなくなり、外国人夫や子供達のお付き合いばかりですが、そろそろ独自でライブ参戦しようかしら。。。などと考えているところです。

ブルーノートやビルボードなどで、のんびりお食事などをしながら、一人でまったりと音楽を楽しむ。。。
まさにこの年齢になったからこその、音楽の楽しみ方なのかもしれません。