最近、8年ぶりに愛用の時計をオーバーホールに出しました。
その時計は機械式で30年ほど前から使用しているものです。
前回のオーバーホールでは、風防(ガラス)や数箇所部品交換したため、かなり高くつきました。
メーカーでは5年に一度のオーバーホールを推奨しているのですが、「まだ調子いいのよね〜」などとケチケチしているうちに、8年も経過してしまい、そうこうするうちにいよいよ時間が遅れたりするような不具合がでてきたため、慌ててオーバーホールに出した次第。
今の時代、ほとんどの人がスマホや携帯電話を所持しているので、腕時計など必要ないのでは?との声も聞かれます。
実際、私の周りでも腕時計を身につけない人は結構な数いたりします。
自分でも、腕時計を身につけるのはただの習慣であり、実はなければないで困ることはないのでは?
そう思っていました。
しかし、実際に腕時計のない生活を始めてみると、これがまたとても不便なのです。
スマホにも時計の機能はあります。ボタンに触れずとも画面を見ればデジタル表示されているので一目瞭然です。
そんなスマホを携帯しているにも関わらず不便を感じるのは何故かと言いますと、わざわざ鞄の中から取り出さなければならないからです。
腕時計であれば、ちょっと腕を上げ、チラリと視線をやるだけでいいのですから。
面倒くさがりやの私には、やはり腕時計が必要なのです。
腕時計はその実用性のみならず、人によってはアクセサリーとしての役割もあるようです。
最近、長女が祖母から譲り受けた腕時計をするようになりました。
アンティークほどではありませんが、なかなか年季がはいったものなので、こちらもオーバーホールに出して磨いてもらい、風防などの交換もしてあげようと思ったところ、娘は必要ないと言います。
「ピカピカになっちゃったら意味ないよ。このレトロな感じがいいの!」
「機械式時計はメンテナンスしないと正確に動かなくなることがあるよわよ」
「別に時間はスマホがあるからいいの。これはブレスレットみたいなもの!」
だそう。。。
そう言えば、私の友人も言っていました。
「アクセサリーとしてつけてるから、オーバーホールなんてしないわ」と。
10年くらい使用したら、その時計を下取りに出し、少しお金を足してまた新しいデザインの腕時計を買うのだそうです。
「一生物」と言われる時計も、アクセサリーとして使用するとなると一生物ではないのですね。
なにもオーバーホールを繰り返して同じ時計を使い続ける必要はないかも?
そんな気になります。
そして、一生物と言われているような時計も本当に一生使えるものなのか?
機械である以上は消耗し劣化もするでしょう。
そんな疑問も出てきますが、オーバーホールに出す際、メーカーの方とそんなお話をしたところ、一生ではなく定期的にオーバーホールをした上で50年が目安とのことでした。
な〜んだ!一生は使えないのね。。。
一瞬、そう思ったのですが、よくよく考えてみると、毎日使用しながらも50年使い続けられる機械だなんて凄いものです。
これは、ほぼ一生物と言ってもいいのではないでしょうか。
ファッション性を重視するなら、やはりお友達のように買い換える方がいいのでしょうが、一つの物をその寿命がくるまて使い続けるのもまた素敵なことだと思うのです。
好みの腕時計を見ると、買い換えてもいいかも。。。そう心は揺れますが、やはり愛着もありなかなか手放す気持ちにもなれません。
私がスマホ時代にあえて腕時計をする理由とは、実用性以外にも愛着があるようです。
どちらにしても、今は腕時計のない生活は不便に感じるので、次にその必要性を問うのは、我が腕時計が寿命を迎えた時ということでしょう。
70代になったその時、新しい腕時計を買うのか、「スマホがあれば十分だわ」と思うのか、ちょっと興味深くはあります。
さて、ここでちょっとした優れものをご紹介です。
ワインディングマシーン
いつでもすぐに使えるように、収納しつつクルクルと動いて自動巻きしてくれる優れもの。
腕時計、2つまで収納できます。
この楕円のところに腕時計をはめておくだけ。
回転する方向やパターンも選べます。
FIRWAY ウォッチワインディングマシーン 2本同時巻 ワインダーケース 腕時計 収納ケース 自動巻き上げ機 (ブラック+ブラック)
家にいるときは、いつもこちらに収納してクルクルさせているので、不在が淋しいです。。。